ふよ美先生

譜読みが大好物。クラシック曲をコード譜面に起こすことが趣味。ピアノを弾き、ピアノを教え…

ふよ美先生

譜読みが大好物。クラシック曲をコード譜面に起こすことが趣味。ピアノを弾き、ピアノを教え、曲を作ります。3児の母。

最近の記事

「隙を見せるな。カッコつけろ。」

指導をしていると、全ての生徒に同じようにコメントをすることって、いくつかの基本的なことはもちろんあるけれど、そこから先は、一人ひとり変わってくるものだなと、いつも感じさせられる。 色々なジャンルのステージを見ていると、カッコつけると魅力が減る人と、カッコつけると魅力が増す人がいる。日常生活でもそうかもしれない。カッコつけろという言葉の中には、「舐められるな」という、愛のこもったメッセージが含まれていたりもする。 世の中には、人の生き血を吸ってエネルギーを補充するタイプの人

    • アルペジオ内の音を自在に共鳴させる

      ショパンエチュードOp.25-12大洋。中2の時Jr.チャイコンin仙台に出場中、隣の練習室から聴こえてきた音に感動し、それ以来この弾き方を真似るようになった。ミーミーレーファーミーの後ろのCコードアルペジオの音を、自由自在に好きな箇所を強調、共鳴させて和声を増幅してた。 弾いてたのはランラン。 当時の自分にはこのアイディアがなく、耳のネジ三本くらい抜いて貰ったような衝撃だった。 同じ和声内のアルペジオは、特に同じ音同士は共鳴の意識を持つだけで力みも減るし響きも綺麗になる。

      • コードシートを作って面白いのは和声の話だけではなく、構成の発見もあります!あえて4小節一段で作っているのには意味があり、、音楽には『小節のリズム』も存在すると思いませんか?!通常偶数のまとまりで進行するところ、奇数になっているところは何かしらメッセージ性があるはず。3とか5とか✨

        • コードシート起こしは、ポップス界だと仕事を頂いて最初にする作業。専門学生の一年目や学生のバンドマンなどもまずはこの和声耳で耳コピをする。四声体聴音をやっていた頃、個人的には各声部ごと耳の中に切り出して『横』にとっていた。コードネームとして認識する訓練もクラシックでやって欲しい。

        「隙を見せるな。カッコつけろ。」

        • アルペジオ内の音を自在に共鳴させる

        • コードシートを作って面白いのは和声の話だけではなく、構成の発見もあります!あえて4小節一段で作っているのには意味があり、、音楽には『小節のリズム』も存在すると思いませんか?!通常偶数のまとまりで進行するところ、奇数になっているところは何かしらメッセージ性があるはず。3とか5とか✨

        • コードシート起こしは、ポップス界だと仕事を頂いて最初にする作業。専門学生の一年目や学生のバンドマンなどもまずはこの和声耳で耳コピをする。四声体聴音をやっていた頃、個人的には各声部ごと耳の中に切り出して『横』にとっていた。コードネームとして認識する訓練もクラシックでやって欲しい。

          みんな大好きブルグミュラー25の練習曲。人気曲のアラベスクとタランテラ、調性も拍子も違うが、Aメロ部分のコード進行、実はほぼ同じ! A- A- D-/A A- C/G G7 G7 C D- D- G-/D D- F/C F/C C7 F 移調させて同時に弾いてみよう!

          みんな大好きブルグミュラー25の練習曲。人気曲のアラベスクとタランテラ、調性も拍子も違うが、Aメロ部分のコード進行、実はほぼ同じ! A- A- D-/A A- C/G G7 G7 C D- D- G-/D D- F/C F/C C7 F 移調させて同時に弾いてみよう!

          ピアノ弾く人にぜひおすすめなのが、DTM。色々な活用方法があるけれど、例えばピアノをmidiで録音し、タイム感やベロシティなどを繰り返しイジりながら、理想のニュアンスを数値で作る経験。普段ナマで弾いているときには気をつけていなかったような「細部」を新発見できる可能性がある。

          ピアノ弾く人にぜひおすすめなのが、DTM。色々な活用方法があるけれど、例えばピアノをmidiで録音し、タイム感やベロシティなどを繰り返しイジりながら、理想のニュアンスを数値で作る経験。普段ナマで弾いているときには気をつけていなかったような「細部」を新発見できる可能性がある。

          最近取り組む楽曲や形態からか、どちらかというと『現実的』な表現や音色をイメージして演奏する場面が多かったが、アートや文学、別ジャンルからのインプットが少し増えたら急に、非現実的な表現も恋しくなった。アートって、そんな大袈裟なものじゃなくても、受信の仕方次第で溢れてるから好き。

          最近取り組む楽曲や形態からか、どちらかというと『現実的』な表現や音色をイメージして演奏する場面が多かったが、アートや文学、別ジャンルからのインプットが少し増えたら急に、非現実的な表現も恋しくなった。アートって、そんな大袈裟なものじゃなくても、受信の仕方次第で溢れてるから好き。

          子どもの絵本売り場をみてて。昔からの名作はもちろんだけど、仕掛け絵本やさまざまな現代的工夫を凝らしたものや、デザイン性の高いもの、知育的なもの、様々なタイプのものが溢れてて。 音楽業界も色々な形があるが、自分にとっては音楽してるのに想像力や創造力を使わなくなったら終わりだな。

          子どもの絵本売り場をみてて。昔からの名作はもちろんだけど、仕掛け絵本やさまざまな現代的工夫を凝らしたものや、デザイン性の高いもの、知育的なもの、様々なタイプのものが溢れてて。 音楽業界も色々な形があるが、自分にとっては音楽してるのに想像力や創造力を使わなくなったら終わりだな。

          空手の型をする際、息を吸う場所と吐く場所がある。そして、身体はどこを叩かれてもびくともしないくらい、内側から圧が膨らんでいるようになり、外からの力みは逆にあまりない。吸う時の動きと身体の捻りや体重移動、距離を利用して、強さやスピードが出る。これは打鍵する時にとても応用できる。

          空手の型をする際、息を吸う場所と吐く場所がある。そして、身体はどこを叩かれてもびくともしないくらい、内側から圧が膨らんでいるようになり、外からの力みは逆にあまりない。吸う時の動きと身体の捻りや体重移動、距離を利用して、強さやスピードが出る。これは打鍵する時にとても応用できる。

          ショパンのプレリュードのレッスンをしていて、コード分析がなかったらどうやって演奏したらいいのか分からないくらい、コード進行だけからでもショパンの美しさを感じている。音符のリズムだけだと見えてこない和声のリズムの存在。

          ショパンのプレリュードのレッスンをしていて、コード分析がなかったらどうやって演奏したらいいのか分からないくらい、コード進行だけからでもショパンの美しさを感じている。音符のリズムだけだと見えてこない和声のリズムの存在。

          自由な音楽とか、もっと自由に弾いてとか。音楽において『自由』といったとき、無秩序とか、とってつけたような個性とか、そっちの方向ではなく、奏者にとって最もナチュラルに近づいたときに、自然発生的に生まれる歪さとかルール外のものが、個性として美しく見えてくるなぁと思う。見極めもできる。

          自由な音楽とか、もっと自由に弾いてとか。音楽において『自由』といったとき、無秩序とか、とってつけたような個性とか、そっちの方向ではなく、奏者にとって最もナチュラルに近づいたときに、自然発生的に生まれる歪さとかルール外のものが、個性として美しく見えてくるなぁと思う。見極めもできる。

          今年は広いジャンルに触れる機会が多い一年。純クラシックのオーケストラから始まって、カプースチン、室内楽モーツァルト、近代子ども曲、ジャズスタンダード、王道古典派、ポップスアレンジ、そしてインプロ。これがバラバラに感じるのではなく、かと言って同じとは思わず。昔より違いが心地よい。

          今年は広いジャンルに触れる機会が多い一年。純クラシックのオーケストラから始まって、カプースチン、室内楽モーツァルト、近代子ども曲、ジャズスタンダード、王道古典派、ポップスアレンジ、そしてインプロ。これがバラバラに感じるのではなく、かと言って同じとは思わず。昔より違いが心地よい。

          コードシート作成していると、どこまで細かくコードを設定するかに悩む(この作業も音楽的で楽しい)。つまりコードの進行そのものがメロディーを形成していることが多く、特にテンションやsusコードの移り変わりなんかは、むしろ「大枠だけ設定するので、細部はメロディーとして捉えてね」となる。

          コードシート作成していると、どこまで細かくコードを設定するかに悩む(この作業も音楽的で楽しい)。つまりコードの進行そのものがメロディーを形成していることが多く、特にテンションやsusコードの移り変わりなんかは、むしろ「大枠だけ設定するので、細部はメロディーとして捉えてね」となる。

          素晴らしいリハーサルの時間。共演者から様々なことを学べる至福の時間。今日気になったキーワードは『脈』。拍でもなく、拍子でもなく、脈という生きたもの。それぞれのジャンル、作曲家に合ったアプローチを完全に習得なんて出来ないが、引き出しが増え理解できる言語が増えることは幸せなこと。

          素晴らしいリハーサルの時間。共演者から様々なことを学べる至福の時間。今日気になったキーワードは『脈』。拍でもなく、拍子でもなく、脈という生きたもの。それぞれのジャンル、作曲家に合ったアプローチを完全に習得なんて出来ないが、引き出しが増え理解できる言語が増えることは幸せなこと。

          レッスンの時は、同じ箇所について最低2つ以上のアイディアを提示できるように、、と意識している。そうでないと、本人が自ら考えるという過程の機会を奪うことになってしまう気がする。

          レッスンの時は、同じ箇所について最低2つ以上のアイディアを提示できるように、、と意識している。そうでないと、本人が自ら考えるという過程の機会を奪うことになってしまう気がする。

          連弾のセカンドパートの右手。以前弱くしすぎると危険と書いたが、ここが大きすぎるのはさらに危険だから難しい。自分でも録音を聴きなおしては修正を繰り返さないと。オーケストラのスコアには、ないとダメだけど音が少しでも大きくなったら邪魔という音もある。ちょっとの加減が大事、塩みたい。

          連弾のセカンドパートの右手。以前弱くしすぎると危険と書いたが、ここが大きすぎるのはさらに危険だから難しい。自分でも録音を聴きなおしては修正を繰り返さないと。オーケストラのスコアには、ないとダメだけど音が少しでも大きくなったら邪魔という音もある。ちょっとの加減が大事、塩みたい。