人生のバランス、一日のバランス。

もし今までの人生が苦しくつらいことが多いものだったとしたら、残りの人生をその分、楽しく幸せな人生にして、辛かった分をチャラにする。帳消しにするって自分で決める。（まったく関係ないんですが、この「チャラにする」という言葉、江戸時代から使われていたそう、驚き！）

人生は、長い時間をかけ、振り子のようにバランスをとろうとする。困難な状態から良い状態へ、静から動へ、そしてまた動から静へ。今までが、大きくマイナスに振れていたとすれば、当然、時間をかけ、プラスにも大きく振っていくことになる、そういう意味では皆、フェアなのかもしれません。

もっと短い単位で考えると、一日泣くような悲しいことがあって、ネガティブにかたよってしまっても、また次の日や、近々キンキンで思い切りくだらないことや、どーでもいいことで、喜んだり、笑ったりしてネガティブをチャラにする、なかったことにする。自分でバランスをとっていける。

そうすることでネガティブの沼にはまり続けなくていい状態になる。心を感情をフラットに、平和に保てる。

その点、子供は心を良い状態にするのがうまいし早い。さっき泣いていた子供が、もう些細なことに笑い転げて、ケロッとしていたりする。そうやって心のバランスをとっている。

大人もこれでいいんじゃないかな。深刻になりすぎず、あえて、馬鹿馬鹿しいことやくだらないこと、目の前の日々の小さなことに喜びを見出したり、笑ったりして徐々に本来の自分を取り戻していく。感情のバランスをとっていく。そんな毎日を過ごしたいものです。