看護と言語〜part1〜
こんにちは☺️
今回は、言語というテーマでお話しをしていこうと考えています。
この言語というキーワードは、看護をする上で非常に重要だと私は実感しています🪴
いくつかエピソードがあるので、
シリーズとして書いてみようと思っています。
よければ是非読んでいってください!
親しみのある言語
突然ですが皆様はどちらにお住まいですか?
関西、関東、九州…様々だと思います。
地方ごとの文化の違いは色々ありますが、大きいものとして〝方言〟があると思います。
例えば出張て、全然違う地方へ行った時。
全く馴染みのない方言が聞こえてくると少しそわそわする気がします。
やはり、自分の生まれ育った土地の言葉が安心を生む気がするのです🌱
患者という立場と不安
患者様は、入院という特殊な環境でただでさえ不安を感じています。
いつもとは違う食事、部屋、飛び交う親しみのない医療用語…
さらに、今回紹介する事例の患者様は認知者の周辺症状「BPSD」として易怒性のある患者様です。
認知症の患者様は、自分自身が色々なことを〝忘れていく〟、〝分からなくなる〟ことを誰よりも感じておられます。このことへの不安や恐怖はきっと想像を超えるものだと思います。
そんな中、病棟で過ごしてくださっています。
この方は、九州の出身の方でした。
病棟に来た頃はきっと様々な混乱から怒ったり、噛み付いたりという行動がとても目立ちました😢
親しみ慣れた言葉と看護
しかし、穏やかなタイミングを見ていると、詰所にやってきては「看護婦さん、今何しとると?」と話しかけてきてくれたり非常に人懐っこい方でした。
そこで、ケアに入る際、私もネットで身につけた付け焼き刃な知識ながら、九州弁で話をしてみることにしました。
「お熱測ってよか?」
「今日は身体、えらくなかと?」
これを聞いた患者様はとても喜んでたくさん九州弁を話してくださるようになり、介護抵抗も驚くほど減りました。
大嫌いだったお風呂も、
「気持ちよかねえ〜」と喜んで九州の歌を披露してくださるようになったので、この歌を覚えて入浴拒否のある時は歌いながら誘うようにしてみました🐨
すると大嫌いなお風呂が、楽しい温泉に早変わりするのです…!
歩み寄るということ
私たちは看護師という立場であり、患者様から見ると少し遠い存在に感じるものだと思います。
だからこそ、私はできるだけ、いろんな角度から患者様に歩み寄りたいと思っています。
そして、〝あなたのことを想っているよ〟という気持ちが伝わればベストだと考えています。
今回の事例から、
同じ言語を使うことが目一杯患者様に寄り添うひとつの方法だということがわかりました😊
少しでも不安が和らぐように、心地よく過ごしていただけるように…
私たちの願いが、意外なアプローチから可能になるかもしれないのです💐
今回もお読み頂きありがとうございました🩵
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