見出し画像

今だからこそ歩きたい、宮城オルレ4コース

 在宅生活を初めて早4ヶ月、体は滅法鈍り、通勤と言うものが如何に運動になっていたかを実感する日々が過ぎている。
 これを機に、体を動かしてみようかな、と思っている人も多いかもしれない。でも遠出するのも気が引けるし、どこを歩いて良いのか分からない。そんな今だからこそ、初めての外歩きにぴったりの場所が、宮城県にはあるので紹介したいと思う。
※コロナ禍の為、三密には注意をし、各自治体の指示のもと、十分に対策の上、歩いて頂くよう、お願い致します。

せっかくだから地元の「宮城オルレ」をおすすめしたい

 「宮城オルレ」聴き慣れない言葉だと思う。「オルレ」とは韓国の済州方言で「通りから家に通じる狭い路地」と言う意味を持っている。今では歩く道やトレッキングコースの代名詞として使われる様になっており、「済州オルレ」は韓国ではとても人気のあるトレッキングコースになっている。その名称を借りて「宮城オルレ」は2018年10月に宮城県内に誕生した。名称を借りていることに対して、色々仰る方もいるけれど、コース事態はとても素晴らしいのだ。
 現在4コースが宮城県内にはあり、トレイルはきれいに管理され、歩き易く整えられている。何よりも、道標がたくさんあり、 初めてでも迷うことなく歩くことが出来る。どのコースも10km前後と、無理なく1日で歩ける距離である。また、アップダウンも少ないから、初心者でも思い切って歩き始められるトレイルではないだろうか。

初心者にも歩きやすい5つの理由

1.1日で余裕をもって歩ける距離設定のコース
 どのコースも10km前後と、無理なく余裕を持って歩ける距離設定となっている。早ければ半日、ゆっくり歩いても余裕を持って1日で歩ききれる距離だ。歩いたことのない人も、チャレンジしやすい距離ではないだろうか。

2.わかりやすい難易度の設定
 初級、中級、上級と3つの難易度のコースが設定されている。公式サイト内には、コース高低図の記載もある為、出発前に確認することもできる。

3.道標がたくさんあってわかりやすい
 オルレには数種類の標識があり、地図を持っていなくとも、道標を辿っていけばゴールに辿り着ける様になっている。カンセと呼ばれる仔馬の形をした標識はスタート地点から進む場合は仔馬の頭の方向を追っていけばよい。また、朱色と青色のリボン道標となり、見失わない間隔で木の枝や電柱、家の塀などに結んである。方向が変わる際には朱色と青色の矢印が用意されており、スタート地点から歩き出した場合は青色の矢印を、フィニッシュ地点から歩き出した場合は朱色の矢印を辿って行くと到着できる様になっている。

4.文化と自然をどちらからも楽しめるコース設定
 オルレの1番の醍醐味は、コースが自然の中だけではないと言うこと。お寺や資料館等文化施設を通ったり、それこそ民家の脇から裏山へ入ったりもする。田園の中を鉄道と並行して歩いたり、こんな所に貝塚があったのかと驚いたりもする。トレイルと言ったら山の中、と言う先入観があった私には、とても衝撃的で、ましてこんなコースでもないと普段車で通り過ぎてしまう様な道を歩くことが出来るのが、非常に面白く、1つ歩くと、他のコースも歩いてみたいと思ってしまうのである。

5.コースごとにお楽しみがある
 コースの途中に飲食店等はほぼない為(飲み物の自販機はあったりする)、昼食や行動食等は持って行った方が良いが、コースによってはゴール地点に飲食店があったり、温泉や足湯があったりと、ちょっとしたご褒美が待っている。
 また、地元の方にもコースが比較的浸透している様で、挨拶をしてくれたり、オルレ歩ってるの?って声を掛けてくれたりもする。コロナ禍では人がいそうなところでは距離を保ったり、マスクをしたりの意識は必要だが、それでも1人で歩いていると少し嬉しかったりする。

地元の魅力いっぱい、4コース紹介

1.気仙沼・唐桑コース
〜奇岩・絶壁にたたきつける波の⾳を聞きながら歩くコース〜
■距離:10km ■所要時間:4〜5時間 ■難易度:中級〜上級

画像4

 宮城県北東端にある気仙沼市唐桑町にあるコース。リアス式海外が持つ自然のダイナミックさを存分に味わえるルートになっている。個人的には、出発地点近くの御崎野営場がとても好きで、トレイル前後でキャンプを楽しむのにもちょうど良い。
※このコースだけ、始めの1時間位しかまだ歩いていない為、完歩後アップデート予定

2.奥松島コース
〜縄文の古から続く、松島の原風景を肌で感じる風わたる青の国へ〜
■距離:10km ■所要時間:約4時間 ■難易度:中級

画像3

 奥松島に浮かぶ最大の島、「宮戸島」をぐるりと1周するコース。美しい松島湾を一望出来る景色も素晴らしいが、東北の縄文文化を感じられる縄文好きにはたまらない。貝塚を観たり、縄文村資料館があったり。また4コースで唯一、発着地が同じなので、車で向かう人にはアクセスが良い。足湯や牡蠣小屋もあるので、歩き終わった後のご褒美感も満載だ。

3.大崎・鳴子温泉コース
〜大自然の恵みと悠久の歴史に包まれ湯の香り漂う癒しの路〜
■距離:10km ■所要時間:約4時間 ■難易度:初級

画像1

 紅葉で有名な鳴子峡を有する鳴子温泉の山と温泉街を歩くコース。春の新緑、夏の緑、そして秋の紅葉と鳴子の自然を目一杯体感できる。そしてこのコースは奥の細道とルートが重なっていることもあり、松尾芭蕉が歩いた景色を感じることもできる。こけし館や温泉街もルート担っている為、山から街へのコントラストも面白い。余裕があれば中山平温泉駅まで電車で行って、数キロ距離は延びるが中山平遊歩道を抜けてスタート地点の鳴子峡レストハウスまで向かうのも面白い。

4.登米コース
〜春の匂い 緑の癒し 恵みの秋 渡り鳥の冬音 季(とき)を感じる路〜
■距離:11km ■所要時間:4〜5時間 ■難易度:初級

画像4

 県北登米市に今年3月に出来た1番新しいコース。4コースの中で、1番宮城のローカルな田舎(田んぼ、川、里山)を感じられる。田園風景の中を線路が並走し、旧北上川の土手を進む。なんてことはない場所だけれど、果たしてオルレのコースでなかったら、私は歩くことがあっただろうか。きっとそんな人は多いと思う。平筒沼農村文化自然学習館にある竃神様の展示は圧巻で、時間があればぜひ立ち寄って欲しい。

おわりに

 他県へ遠征して、素敵な山を歩くのも楽しいかもしれない。でも、今だからこそ、地元の日帰り出来るトレイルに、ちょっとだけ注目してみても良いかもしれない。まだまだ知らない、新しい宮城と出会えるかも。
 梅雨が終わったら、残している気仙沼・唐桑コースを歩きに行きたいと思っている。楽しみは、もう少し先みたいだ。

参考ホームページまとめ

宮城オルレ公式サイト
唐桑町観光協会
気仙沼の魅力をいっぺぇ詰め込んだ観光情報サイト
東松島市ホームページ
宮城大崎観光公社
登米市ホームページ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?