紅茶のまろやかな香気が鼻をくすぐった
★今日のテーマは紅茶。
とりあえずまずこの話をしたい。なんと私の作った初めての俳句「星降る日ベランダで飲むミルクティー」でぱんだごろごろさんから賞を頂いてしまったことだ。ちなみに「秋といえば食べ物で賞」という部門。
ぱんだごろごろさん、本当にありがとうございます!
正直参加するのも初めてだし、季語などを使って書くのも初めてだったので賞を頂けるなんて思ってもみなかった。なので本当にありがたいし、とても嬉しかった!頑張ってよかったと思った。
今回も本当にいい経験をさせてもらったと感じている。いろんな方の記事を見ていて、俳句というのはこういう楽しみ方をするんだということも学ぶことができた。
詩では歌詞っぽく仕上げたい時に数えたこともあるけど、句全体に風味というか味わいを乗せるってとても大変なことなんだと思った。ふわっと香るみたいな雰囲気が出せたらいいのに。
せっかくロイヤルミルクティーだったんだし。
私は紅茶がとても好きなんだけど、実は最初から飲めたわけではなかった。苦い飲み物というのが苦手で全然だめだった。ちなみに同じ理由でコーヒーもだめ。何ともおこちゃまな味覚で恥ずかしかった。
そんなんだから喫茶店に行くと「飲めるものがない…」となることが多々あり、そのたびにミルクかアップルジュースないの?と焦っていたのをどうにかしたくて特訓に挑むことにした。
もちろん助手として…いや、講師としてついてくれるのは母だ。最初はシュガーを入れた状態で飲んでいくけど、やっぱり苦手なものは苦手だった。
次に試したのがレモンだった。さらにミルク。けどこの時点ではどちらもまだ無理だった。味変でも勝てない。つまりは正面から挑まないと難しいということだ。
きっかけは多分TOPSのチョコレートケーキだったんじゃないかと思う。ケーキ自体がすごく甘いから、口の中を中和するのに紅茶がちょうど良かった。
そこから甘みの強いものを中心にどんどん慣らしていった。そして気付いたら何もなくても紅茶をまずストレートで飲めるようになっていた。
母にこの時のことを聞いてみたら「ああ、高い茶葉にしたからじゃない?」とさらっと言っていた。何でも私が飲めるものを探している時にいろいろ考えた結果、茶葉を変えたら見つかるかもと気付いたらしいのだ。
私は特訓の成果で飲めるようになったと自負していたのに、実際にはまた母のおかげだったという…。けどこれを機にうちの紅茶がフォションにレベルアップしたのでまあ悪くはないと思う。おいしいし。
そして挑んだ久しぶりの喫茶店。ここはホットケーキのおいしいと噂される、地元のちょっと雰囲気のいいお店だ。おしゃれな音楽がかかっていて、店内もインテリアなど凝っているのがわかる。
けどメニューを見て私は凍り付いた。
「飲めるものがない…」
しょうがないから水をもらった。コーヒーしかない方が確かに喫茶店としては正統派に感じられるし、かっこいいと思う。それに紅茶は本当はあった。アールグレイが。ダージリンしか飲めないとこういうところでつまづく。