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立ち寄って下さりありがとうございます。スイーツもぐもぐしつつ書いてます。軽めのエッセイ…

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立ち寄って下さりありがとうございます。スイーツもぐもぐしつつ書いてます。軽めのエッセイ、過去作の詩、たまに小説など書いています。2021年才の祭小説大賞受賞。2022年置きポエム展佳作受賞。

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ソーダ水に憧れる

昔から「ソーダ水」「レモネード」「ラムネ」などの飲み物に憧れる。なんとも字面からして涼しげで飲みやすそうだ。まさに夏にふさわしい飲み物という印象がある。 おそら…

ちょこ
2年前
164

ささやかな奇跡もたまにはいいもんだ

先日久しぶりに家から少し離れたコンビニに行った。我が家はまあまあ田舎にあるのだが、その日はすぐにでも雨が降りそうな天気だった。傘を持ってくるのを忘れてしまったた…

ちょこ
6日前
42

心配性な私が偶然見つけたダイエット法

どこかで大きな地震が起こる度に、我が家のとある部屋にもこもこと非常食と称したお菓子が増えていく。私はとても心配性だ。気付いたらコンビニで見つけた新商品に加えて、…

ちょこ
3週間前
59

猛暑に立ち向かうために

今年の夏はどうやら猛暑らしい。ちなみに猛暑というのは気温が35℃を超える日が続くことで、40℃以上の場合は酷暑日と呼ばれるとのこと。 地球の環境がおかしくなって…

ちょこ
1か月前
74

予知夢を授かったのはいいものの

体調を崩してしまい、出かける予定もキャンセルして家で英気を養っている。けっこう寝たのにまだ眠い。だけどあまりにねむねむしていては夜型の生活になって困ることになる…

ちょこ
1か月前
35

ご近所さんのおすそわけに深く感謝した日

「たけのこ、ついに頂いたわよ!」 そう言って母が息せき切って帰ってきたのは一週間ほど前のことだった。そのままわーわーと二人で手を取って喜んだ後、一気に冷静に戻っ…

ちょこ
2か月前
44

マルゲリータくらいおいしい本を作れたらいいのに

GWか…とのんびりゆったり過ごしている。特にきっちりと決めた予定もないので今日はひたすらぼーっとして過ごした。何かおいしいものを食べに行こうかとも思ったのだが、と…

ちょこ
2か月前
48

自分を表現することって、とても素敵だ

最近X(元Twitter)を久しぶりに読み専でやっているのだが、おすすめ欄を見ていて面白いことに気付いた。文字数を有料で長くできるようになったことで、長文を書くユーザー…

ちょこ
2か月前
71

星を背負った猫(詩)

君が好きな歌の話を聞いた その夜は忘れられなくなった 一番輝く星が欲しかった きらきらといつまでも瞬いて 遠くに流れて行くのを見た 君が悲しい歌の話をした その夜は…

ちょこ
3か月前
34

色気より食い気ならいっそ菅田将暉がいい

今日ある夢を見た。 それは俳優の菅田将暉(以降菅田くんと表現する)が出てくる夢だった。私は菅田くんに対して良い感情は持っているが、実はあまり知っているわけではな…

ちょこ
3か月前
50

美容師さんとも相性があるっていうけど

私は人見知りである。ネットにおいてはある程度何とかなる部分はあるものの、実生活ではそれゆえに困ってしまうことが多い。 例えば私は初対面だけは普通に話せるが、二回…

ちょこ
4か月前
59

ふわとろたまごの優しさに包まれて

少々無理をして、東京に行ってまで食べたくなるお菓子がある。 それはずっと前にSNSでお話していた人におすすめしてもらったものだ。どういう経緯だったかは忘れたものの…

ちょこ
4か月前
52

まさかの救世主、あらわる

今、私は花粉症に悩まされている。ハウスダストも持っているが、やっぱり症状としてはこの時期が一番ひどい。くしゅんくしゅんとやっていたら鼻が赤くなってきて痛いし、テ…

ちょこ
4か月前
30

いちご柄との戦いが始まった

今日ふとコンビニに寄ったらこんなガムが売っていたので買ってみた。よく見ると「イタガム」と書いてある。かなり前にお店から姿を消した板状のガムだった。今はもう粒状の…

ちょこ
5か月前
58

寒さとアイスに対抗できるもの

最近はまっていることがある。それはお風呂に入ることだ。 こう言うと今までお風呂が好きでなかったように思われるかもしれないが、そういうことではない。好きな香りの入…

ちょこ
5か月前
75

がつんと頭を殴られたような甘さで

ゴディバ。その誇り高いブランド名をほとんどの人は聞いたことがあるだろう。バレンタインになれば我先にと人々が駆け付け、プレゼント用として買っていく。最近は自分への…

ちょこ
6か月前
44
固定された記事

ソーダ水に憧れる

昔から「ソーダ水」「レモネード」「ラムネ」などの飲み物に憧れる。なんとも字面からして涼しげで飲みやすそうだ。まさに夏にふさわしい飲み物という印象がある。 おそらく自分自身がそれを飲めないからだ。炭酸というものは子供の頃に親に禁止されているうちに、飲まず嫌いのような状態になってしまっていた。 コーラが主な禁止物質であり、友達の家で出されても簡単には「飲む」と言えなかった。なので代わりに「お茶のほうがいい」とさりげなく伝えていた。 カルピスはなんとか許してもらえた。ラムネは

ささやかな奇跡もたまにはいいもんだ

先日久しぶりに家から少し離れたコンビニに行った。我が家はまあまあ田舎にあるのだが、その日はすぐにでも雨が降りそうな天気だった。傘を持ってくるのを忘れてしまったため、急いで向かう。 アイスクリームをつい買いたくなる衝動を抑えた。自分偉い。まあ今は欲しいと思っているような期間限定ものはないし、こんなものだろう。 とか言いつつ、実はクーリッシュのメロンソーダフロート味を探してもいたのだが……まあ仕方がない。どうせこのコンビニからうちは遠いので持って帰るうちに溶けてしまうだろう。

心配性な私が偶然見つけたダイエット法

どこかで大きな地震が起こる度に、我が家のとある部屋にもこもこと非常食と称したお菓子が増えていく。私はとても心配性だ。気付いたらコンビニで見つけた新商品に加えて、定番のポテトチップスなどお腹にたまりそうなものを買ってしまう。 けどいざという時にとか言って、単に普段から食べたいだけで買っているんだろうと本当はよくわかっていた。本心は普段と何も変わらない。ただの食いしん坊である。 だって本当に非常食にしたいのなら、実際にそのために作られている食品を買ったほうがよっぽど役に立つ。

猛暑に立ち向かうために

今年の夏はどうやら猛暑らしい。ちなみに猛暑というのは気温が35℃を超える日が続くことで、40℃以上の場合は酷暑日と呼ばれるとのこと。 地球の環境がおかしくなっていることを大きな地震や災害級の雨などによって思い知らされる昨今。今のところまだ梅雨入りの季節だけど、夏が来たら一体どうなるのかと思って不安になる。 またパピコのようにしゃりしゃり系の氷菓のようなアイスを買いまくればいいかと考えていたら、「冷蔵庫が小さいから今年はそんなに買わないように」と既に母には釘を刺されてしまっ

予知夢を授かったのはいいものの

体調を崩してしまい、出かける予定もキャンセルして家で英気を養っている。けっこう寝たのにまだ眠い。だけどあまりにねむねむしていては夜型の生活になって困ることになるので頑張って起きているために頑張っている。 体力的に消耗しているからか、夢は見なかった。 昨日の朝起きた時に脳裏に残っていたのは、冷蔵庫の生ハムを食べようとしたら変な匂いがしたので「腐ってるよ、これ」と誰かに言う夢だった。 そして夕食になって私は突然ナポリタンを食べたくなり、賞味期限が多少切れたウインナーを使って

ご近所さんのおすそわけに深く感謝した日

「たけのこ、ついに頂いたわよ!」 そう言って母が息せき切って帰ってきたのは一週間ほど前のことだった。そのままわーわーと二人で手を取って喜んだ後、一気に冷静に戻って会議が始まった。 「何にする?」 「とりあえず定番のたけのこご飯に一票」 にやりとして私が呟くと、母も同じような表情をして頷いた。 「そうよね。あとは若竹汁?」 「それも外せないね」 「あとはー…」 二人で虚空を見上げて考え続ける。頂いたたけのこは既に茹でてあって、おそらくはそんなにもたない。そんな事情を踏

マルゲリータくらいおいしい本を作れたらいいのに

GWか…とのんびりゆったり過ごしている。特にきっちりと決めた予定もないので今日はひたすらぼーっとして過ごした。何かおいしいものを食べに行こうかとも思ったのだが、とりあえず面倒くさいが勝ってしまった。 こういう日があってもいいと思う。だって連休だし。 そのまま夜まで過ごそうと思っていたら、家族がお土産だと言ってピザを買ってきてくれた。最近人気のあるピザ屋さんのマルゲリータを手に入れたのだという。 マルゲリータ大好きな私は思わず飛び起きた。 とりあえずトースターで温めてか

自分を表現することって、とても素敵だ

最近X(元Twitter)を久しぶりに読み専でやっているのだが、おすすめ欄を見ていて面白いことに気付いた。文字数を有料で長くできるようになったことで、長文を書くユーザーが増えていたのだ。 いくつか興味のあるものを見ているうちに表示されるようになったものがある。それはnoteで見るような形ではないが、どうやら短いエッセイのようなものだった。 エピソードがいくつかのツリーに重ねて続けられている。大体は5ポストくらいを連ねて終わっていることが多い。内容に詳しい状況描写などがほと

星を背負った猫(詩)

君が好きな歌の話を聞いた その夜は忘れられなくなった 一番輝く星が欲しかった きらきらといつまでも瞬いて 遠くに流れて行くのを見た 君が悲しい歌の話をした その夜は苦しくなった 切なく痛む胸を押さえた ぐらぐらとめまいが始まって 何かが軋む音が聞こえた 届かない想いでいいと思っていた 今までずっとそうやってやってきた 君が連絡をくれるたびに 孤独がすうっと消えていくんだ 心の乾きが満たされて 涙になって流れていくんだ こんな気持ちになったことがないと 君に告げたらなんて

色気より食い気ならいっそ菅田将暉がいい

今日ある夢を見た。 それは俳優の菅田将暉(以降菅田くんと表現する)が出てくる夢だった。私は菅田くんに対して良い感情は持っているが、実はあまり知っているわけではない。彼が出演している映画やドラマはおそらくほぼ見たことがない。 あ、海月姫を見たことだけは思い出した。 代わりに知っているのはアーティスト活動をしている姿やCMでの姿くらいだ。特にミスドのCMはお気に入りで、見かけるたびにとてもご機嫌な気持ちになる。 よく知らないくせに、小松菜奈ちゃんとの結婚に関しては「お似合

美容師さんとも相性があるっていうけど

私は人見知りである。ネットにおいてはある程度何とかなる部分はあるものの、実生活ではそれゆえに困ってしまうことが多い。 例えば私は初対面だけは普通に話せるが、二回目以降はそれがどうしてもできなくなってしまう。会話に対して受け身になったりして固まる。 前回からの話題をつなげて話すということがうまくできなくなってしまう。ある程度自分の持っている話題を使い切ってしまったためにどう話を展開したらいいのかわからなくなる。 相手がリードしてくれる場合ならまだ何とかなるが、自分ではうま

ふわとろたまごの優しさに包まれて

少々無理をして、東京に行ってまで食べたくなるお菓子がある。 それはずっと前にSNSでお話していた人におすすめしてもらったものだ。どういう経緯だったかは忘れたものの、ある日二人で好きなスイーツの話になった。やはりそこは女性同士。とことん盛り上がる。 私がミルクレープが好きだと言うと、その人はこう言った。 「私は断然エッグタルトですね」 当時私はエッグタルトというものを知らなかったので最初目玉焼きのようなものを想像した。だからもちろんそれは甘いイメージではない。スイーツの

まさかの救世主、あらわる

今、私は花粉症に悩まされている。ハウスダストも持っているが、やっぱり症状としてはこの時期が一番ひどい。くしゅんくしゅんとやっていたら鼻が赤くなってきて痛いし、ティッシュがどんどんなくなってしまう。 ついこの間だってまだティッシュ箱があると思っていて使い切ったら、母に「もうないかも」と言われてどんなに恐怖を味わったことか。 ちなみにその時はどこかの景品でもらったティッシュ箱が発掘されたので何とかなった。だけどもし見つかっていなかったらと思うとぞっとする。 だってティッシュ

いちご柄との戦いが始まった

今日ふとコンビニに寄ったらこんなガムが売っていたので買ってみた。よく見ると「イタガム」と書いてある。かなり前にお店から姿を消した板状のガムだった。今はもう粒状のガムが主流になっているだけに驚いた。 私はいちご味のお菓子がとても好きだ。今もいろんないちご味のお菓子を買っておこうとわくわくしている。もちろんいくつも買ってしばらく備蓄しておく予定だ。 家に帰ってからさっそく一枚放り込むと爽やかな甘みが口の中に広がっていった。ガムとは思えないくらいに奥深い甘酸っぱさだ。ガムという

寒さとアイスに対抗できるもの

最近はまっていることがある。それはお風呂に入ることだ。 こう言うと今までお風呂が好きでなかったように思われるかもしれないが、そういうことではない。好きな香りの入浴剤を使ったりと、リラックスタイムとしてそれなりに好きではいた。 「なんか最近肩こりがひどいんだよね」 私が夕食後の会話でそうこぼすと、母は少しも考えた様子もなく言った。 「じゃあお風呂にゆっくり浸かりなさい」 実にあっさりとした、わかりやすい答えだった。うちの母はとてもシンプルな性格をしているのでこういうと

がつんと頭を殴られたような甘さで

ゴディバ。その誇り高いブランド名をほとんどの人は聞いたことがあるだろう。バレンタインになれば我先にと人々が駆け付け、プレゼント用として買っていく。最近は自分へのご褒美用にと買っていく人も多いという、超有名チョコレートブランドだ。 ある日、母が「近所の人にこの前おすそ分けしたお礼にもらったの」と紙袋を差し出してきた。中にあったのは小袋がふたつ。手に取ってみるとそこには紙で包まれたチョコレートが入っていた。 ざっと見てみるとミルクチョコレート、ダークチョコレート、ヘーゼルナッ