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リラックス効果が期待できる精油6選と実際に使ってみた感想

精油には様々な効能があり、私たちの生活の手助けをしてくれます。その中には気持ちを落ち着かせ、リラックス効果のある精油もあります。

そこで、ゆっくり休みたいときや気分を穏やかにしたいときに適していると言われる精油6種類の紹介と、実際に私が使用してみた感想をまとめました。

私個人の使用感のため偏った見解にはなりますが、どんな精油を使うか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

①スイートオレンジ

香りのイメージと作用

スイートオレンジは温かく甘酸っぱい、オレンジの果実そのままのような香りがします。

スイートオレンジ精油の香りは、落ち込んでいる気持ちを明るい気分に導いてくれ、暗い気持ちを晴れやかにしてくれるのだそうです。

就寝前・就寝中のスイートオレンジ精油の芳香浴により、眠る前のリラックスを誘うとともに、すっきりした目覚めを得られたという報告があります。寝室に取り入れてみましょう。
アロマテラピー検定公式テキスト1級・2級より

沈んだ心を慰めてくれる香りのため、就寝前や就寝中に香りを吸入することで、穏やかな気持ちで眠りにつく手助けをしてくれるようです。

実際に使用した感想

暗い気持ちが晴れやかになるような、元気の出る香りだと思いました。

個人的にはリラックス効果よりも前向きな力が湧くような香りに感じました。ポジティブな気持ちになり、気分が明るくなります。

スイートオレンジの精油は馴染みのある果物の香りで多くの人に好かれやすいと言われているので、初めての1本にもおすすめできる精油だと思います。

ただ、精油が付着した肌が紫外線に当たると炎症やシミの原因となってしまう光毒性があったり、肌への刺激が強いので希釈濃度に気を配らないといけなかったりするので使用の際には注意が必要です。

アロマディフューザーなどで吸入する方法だと、それらのことを気にせず精油を使用できるので手軽だと思います。

②サンダルウッド

香りのイメージと作用

甘さのあるウッディな香りで、お線香の香りがします。

サンダルウッド精油の香りは緊張している心をほぐしてくれ、穏やかな気持ちにしてくれるそうです。

お香のような温かみのある木の香りで、不安を和らげて深いリラックスに導いてくれます。

鎮静作用をもつ精油として知られ、不安感や抑うつの症状にも用いられてきました。
アロマテラピー検定公式テキスト1級・2級より

鎮静作用が強いため、うつ状態のときには気持ちが沈みすぎてしまうことがあると言われるほど、高ぶってしまった感情を抑える力に優れた精油だそうです。

実際に使用した感想

私はこの精油と相性がよかったようで、この香りを嗅ぐと非常にリラックスできます。

身体が自然と脱力し、ゆったりとした気持ちになりました。

今回使用した6種類の中で1番効果を感じられた精油でした。元々白檀の香りもお線香の香りも大好きだったからかもしれません。

お香独特の香りが苦手な方だと、サンダルウッド精油の癖のある香りに慣れるのは大変だと思います。

③ベルガモット

香りのイメージと作用

上品で少しピリッとしたしびれ感のある柑橘の香りです。紅茶のアールグレイの香りづけに使用されているので、アールグレイが好きな方には馴染みのある香りのはずです。

ベルガモット精油の香りは、ゆったりとした安心感をもたらし、不安を和らげて落ち着いた気持ちへと導いてくれるのだそうです。

精神疲労、食欲不振、うつ気分、緊張や怒り、落ち込みなど、崩れている心のバランスを立て直すためのサポートをします。とくに、うつ傾向が出ているときに好まれ、治療のサポートにもなる香りです。
あたらしいアロマテラピー辞典より

ベルガモットの精油は心の揺らぎを安定させ、気持ちをリラックスさせるため、眠りのサポートにも適していると言われています。

実際に使用した感想

私はこの香りを吸入すると、ほっと一息つけるような気持ちになれます。まさに紅茶を飲んでリラックスするように、緊張が和らぎました。

ベルガモット精油は様々な精油ともブレンドしやすいので、何度も買い足すほど気に入っています。

みなさんに1度は試してもらいたい精油です。

シトラスの香りなので比較的多くの方に受け入れてもらえるような香りなのではないかと思います。

しかし、光毒性があったり肌への刺激が強かったりするので使用の際には注意が必要です。

④ラベンダー

香りのイメージと作用

ほろ苦さとかすかな甘さを感じる、ハーブ感のある花の香りです。ラベンダー精油は眠りのアロマとも呼ばれる万能な精油で、1本持っていれば何にでも使えるほど様々な効能を持っています。

睡眠中の芳香浴により、質の良い睡眠とすっきりした目覚めを得られたとの報告があります。
アロマテラピー検定公式テキスト1級・2級より

ラベンダー精油は張りつめた神経を緩め、緊張をほぐしてリラックスするので、穏やかに眠るサポートをしてくれるのだそうです。

実際に使用した感想

私はラベンダー精油の香りを嗅ぐと、なぜか身体が強張ってしまいます。

何度試してもリラックス効果は得られず、緊張してしまいます。

もしかしたら品種の違うラベンダーならば使用感が変わるのかもしれません。

今回私が使用した精油は真正ラベンダー(トゥルーラベンダー)という品種のものですが、この他にもスパイクラベンダーやフレンチラベンダーなどラベンダー精油には複数の品種が存在しています。

もし機会があれば他のものを試してみたいと思います。

ラベンダーの香りは様々な化粧品や雑貨で使用されているので、それらの香りが苦手でなければ、ラベンダーの精油がいい香りだと思えるはずです。

多くの効能を持ち非常に優秀な精油なので、苦手でなければ1本持っておくと、お守りのように使えて便利だと思います。

⑤ヒバ

香りのイメージと作用

すっきりとして深みを感じる木の香りです。ヒノキと似ていますが、ヒノキよりも甘みがない香りをしています。

ヒバ材油の香りが、脳波の一種であるCNV(随伴性陰性変動)の測定により鎮静作用をもたらすことも明らかにされている。
aromatopia 169号より

ヒバ精油の香りは高ぶる気持ちを抑え、穏やかな気持ちへと導くサポートをしてくれます。

その香りを嗅ぐことで森林浴と同じような効果が得られ、リラックスして自分を見つめ直すのにも役立つのだそうです。

実際に使用した感想

私の場合は、リラックスして一息つくというよりは、次に進もうという活力の湧く香りでした。

落ち着くことは落ち着くのですが「冷静な心が取り戻せたから前に進もう」という気持ちになる香りでした。

ヒバの精油が日本で作られる精油であることが関係しているのかもしれませんが、とても懐かしい香りのように感じました。

心安らぐ日本の木の香りがします。

⑥ユズ

香りのイメージと作用

ほろ苦さのある温かな柑橘の香りです。柚子の果皮そのままの香りです。

ユズの精油を緊張や不安で眠れないときに使用すると、温かな気持ちになりリラックスできると言われています。

果皮の圧搾で採取される精油にはさわやかな香りがあるので、精神をリラックスさせる効果があり、香水やアロマテラピーに利用されている。
aromatopia 169号より

日本の文化に深く関わってきた香りなので懐かしさを感じる人も多く、ユズの精油を吸入することで安心感に包まれて安らぐことができるのだそうです。

実際に使用した感想

ユズの精油を吸入すると、確かに懐かしい気持ちになりました。ゆず湯に入るようなリラックス感があり、ほっとした気持ちになりました。

ゆず湯が好きな方はユズ精油も気に入ると思います。

香りに癖があるのでブレンドはしにくいですが、先ほど紹介したヒバやヒノキの精油と組み合わせると、リラックス効果がさらに高まると思います。

しかし、お肌への刺激が強いので使用の際には注意が必要です。

まとめ:サンダルウッドとベルガモットのブレンドがおすすめ

リラックス効果のある精油6種類を紹介しましたが、実際に効果があるのかは個人の体質によると思います。

また、精油は薬ではないので、明らかに通常とは違う気分の高まりや不眠がある場合にはすぐに病院で診察を受けた方がいいと思います。

しかし、日常で起こる不安感や緊張感を解消したいときには、精油は力強いサポートをしてくれるはずです。

私個人としては、サンダルウッドとベルガモットをブレンドして使うと、かなりリラックス効果が高かったのでおすすめしたいです。単体で使用したときよりも、身体の力が抜けて休まりました。

リラックスタイムや眠りのお供に、ぜひ精油を使ってみてください。

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