父はどうしようもなく歌が下手だった。
千昌夫さんの「北国の春」
父が好んでよく歌っていた。
千昌夫さんの伸びやかな歌唱と郷愁、演出も、当時
大ヒットした。カラオケでも壮年に人気だった。
この名曲を 父は のっけから音を外し最後までメロディラインについていけず それでも我流で歌い切っていた。
音痴の人の歌を聴いた時 だいたい2パターンに分かれる。
①その楽曲に失礼な程、聞くに堪えがたい。聞いてる方はやってられない。
② 全くズレて音痴だが 本人のある意味気持ちいい歌いっぷりに何となく許してしまう。
父は②番だった。時には歌詞も間違えての熱唱ぶり。
可笑しくて笑い転げた。
父の歌う「北国の春」は和みでした。
28回目の5月2日.在りし日の父を偲ぶ。
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