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働く私。 ~バレンタイン編~

バレンタインシーズンになると思い出す 高校時代アルバイトをした時のことを……。

2週間短期バイト募集のチラシを見て面接にいった。会社のショーケースには見慣れない面白いチョコが飾ってあった。

「売ってもらう商品はあれなんだけど」ショーケースを指さす。一瞬👀「ん?!」ともう一度ガン見した。

そのチョコの商品は女性の象徴、おっぱいと男性の🍌の形をしたものだった。ペアや単品売りもあり色もピンクやホワイト、オーソドックスなチョコレート色 3色 大きさも可愛いサイズから実物大まで。

履歴書を出す。「ラッピング経験があるんだね」「年齢より上に見られない?うちはこんな商品なんで20歳からなんだけど…20歳で通してもらえないかな。時給は他社より少し高めにしています。」と。即、採用でした。

場所は大阪 難波の地下街バレンタインフェア特設会場

当日行くと制服の白いトレーナーを渡された。胸には自分の顔より大きい真っ赤な唇のプリントが👄✨恥ずかしいが仕方なく着る。目立つ。当時、色気も化粧っ気もない若さだけが取り柄のわたしでした。

会場内には各お店のブースがありお洒落で美味しそうなチョコがいっぱい。うちも👄と商品のインパクトでお客様を引き寄せてくれた。やはり、ここは他社より時給100円高いらしい。 俄然やる気が出た。2週間ぶっ通し。でも働けばお金になる。よし、頑張ろう!

販売ノルマはなかったので売れゆきはどちらでもよかった。 でも 売れた〜〜!! おっぱい&🍌。
値段もそんなに高くない。派手なお姉様が義理チョコで爆買いあり、興味本位で買われる方も…。 時に「姉ちゃんはどのサイズがええんや?」「どの色が好きなんや?」ニヤけた紳士から尋ねられたり。冷やかし?ホンマに買ってくれるのかな? 思えばお客様の対話の交わし方をここで学んだ気もします。

どこの大学なの?と聞かれても嘘もつけずひたすらだんまり にこやかに笑顔ですり抜けていました。(だってJK) お約束は守った。

ある日、女装をした男性(すぐわかった!)が いくつか購入してくれた。「トイレはどこ?」と聞かれたので「あちらです」と案内をする。

(どっちに入っていくのだろう…🚹or🚺) 気になって仕方ない。。(わぁ、やっぱり女子トイレなんだ……)

当時は男性にあげるためのチョコが主流であり特設会場は本命チョコを求める人はとにかく真剣。愛がある。義理チョコでもどんなに安いものでもお金はかかる。気にかけてもらえるだけ気持ちはあるのかも。会場内を眺めてると愛が飛び交う特別な場所のようにもみえた。私が売ったチョコもお役に立てたのかな、これはいいバイトだと思った♡

残念ながら この年は本命チョコを渡す相手はいませんでしたが、このバイトのお陰で卒業旅行 東京ディズニーランドを満喫することが出来ました🙌

当時はただのチョコレート とそんなに気にならなかった……今の方が恥ずかしいと思うのは何故?(笑)

男性陣はホワイトデーの返しも気になるでしょうか…
どうぞ 皆様にとって温かな日になりますように✨



この年 発売されたKUWATA BAND のこの曲もなかなか刺激的でした。
Superflyが歌う「スキップ・ビート」もいい!


*最後まで読んで下さりありがとうございます*


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