北海道の秋
【秋シャケ🐟】
秋も深まり紅葉がいっぱいになった北海道の山⛰。
道東の太平洋沿岸で赤潮が原因かとみられる秋シャケやウニの漁業被害が深刻化されている。
被害額は40億円を超え長期化すれば損害が更に広がる恐れがある。
【季節🌲〜自然】
高西風(たかにし)の季節、秋である。
稲刈りのころに上空を吹く強い北西の風🍃。
改造社版の俳諧歳時記には
【此(この)風吹く時海荒れて夏の土用浪より烈(はげ)しくといふ】
とある秋の土用前後に突然吹くことから山陰・九州では『土用時化』と船乗りに恐れられた。
陸地では上空の風は感じられない。
自然や気象の変化は実際に直面するまでその恐ろしさにも気付かないであろう!
【プランクトン〜風🍃】
プランクトンの大量発生や死骸に魚介類がへい死する赤潮は、栄養分が豊富な暖かい海で発生してきた。
続日本紀にも現在の和歌山県の沿岸で
『海水変わりて血の如し』
と奈良時代の記載がある。
西日本が中心であった赤潮被害が道内で発生した理由は不明。
海水温の上昇に加え潮の流れや風向きの変化など複合的な要因も考えられる。
近年は生活排水や産業排水など人間活動の産物の影響も排除しきれない。
【高西風やきのふにかはる海の色】
は人知を超えた大自然の猛威に圧倒されるような俳句である。
気象変動の影響で偏西風の乱れなども気がかりな昨今、
文化社会に対して地球が発するメッセージを解読する必要がある!と私は思う。
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