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空色のカーペット、あるいは秋に人を好きになるべきではないのかということについて

足がひどく冷えることがありますね。去年ぐらいから靴下2枚ぐらい履くようにしていたのを思い出しました。

そして、書く時―――――というか手を机の上に出して、なにかしら行為がおこなわれる時―――――は、手袋一枚はほぼ必須になりましたね。上も下も指先は冷やすべきではないそうです。末端の冷えはやがて芯部に伝わるため。

参考にしている薬剤師のかたの弁です。

また秋は落ち込みやすい。日照時間が減るため、セロトニンの摂取量が減りますね。職の業をしていても、夕方16時ぐらいから射角が下がったとみられる夕日が顔面を照らすようになります。

これはこれでセロトニン摂取できてるのかも知れない……とは思うものの、眠り物質のメラトニンが湧き始めるのは12-15時間後とのことで、

28時~31時にようやく眠くなってしまうとなると結構難儀なのかも知れないのかなぁと思うようになりました。思ったところでセロトニン照射を止めることもできないわけでして……特に何も対処せず生きています。夜に走ることが増えましたがいかんせん寒い。

これまで

# 旅する日本語 にいくつか応募させて頂いたため、以後「ひとつ書く毎に自分でそれを振り返る」をすれば、noteの更新に困らないだろうと思い、意欲的に進めようとしました。

なんか軽く痛い後書みたいで目眩がしそうになりました。次に(今)気をつけられたらいいと……思います。

ああいう風に字を書いていた経験は素直に楽しかった。しかしながら生きていると人間の生活は変わり方を選ばされるもので……という事なんかを言い訳に字から遠ざかっていたのでした。見書きどちらもですね。

思えばゲームなんかもしてなかったと思います。苦痛な船のゲームぐらいしか……そこにしか人生が見出だせていなかったのかも知れません。ぞっとしないものですね。

「ぞっとしない」について

文化庁によると、ぞっとしないとは多くの人がぞっとする事の否定に使っていたようですが、ぼくは文脈的にぞっとする意味で読み取っていて、自分から発信する際に使うことはついぞありませんでした。

本来の意味は良い気持ちではない、面白くないというものらしく、知って驚きました。

このように知識のアップデート(≒インプット)はおろか、そのアウトプットの機会すら一向に得ようとはしていなかったため、現在必死にマイペースでいようと頑張っています。多くを得ようと意地汚く生き急いでしまわないよう。

「#旅する日本語」への物語での応募数が3つになった

・そして夜が来る

・妹のふりかけ

・少しずつ透明に生きる関係について

1つ目は、都会で生きている誰かの独白にしたかった。しかしながら、どうにもやっていることが作り話の導入から抜け出せず、序から終わりまでの間に本来なんらかの自己紹介や事件がいくつも存在し、作り話を物語にしていくのかも知れません。

でも、ぼくらは原稿用紙一枚でなんとかしなければいけなかった。頑張って心理描写と状況描写を曖昧にすることで没入性を高めようとしたのだと思います。曖昧が高めるのかどうか、ぼくにはまったくわからないのですが……

題名は、今はなき(人数構成である)バーチャルYouTuberグループのHoney Strap(ハニーストラップ)のファースト(デジタル販売のみ)シングル、HoneyDazeからお借りしています。コンポーザが明らかにされていませんが、悪魔がテーマであるグループの世界観を強く表現している、とても素晴らしい構成の歌です。

誤解のないように書きますと、グループ自体は現在も意欲的に活動継続中です。この5人ではないということです。

OPは荘厳なドラムとシンセサイザの音、さらに畳み掛けるような邪悪なギターリフとデジタルピアノが進んでいき、そのままAメロへ。ボーカルを牽引する蒼月エリ(引退済み)の凛とした声が、彼女たちの悪魔性を描写しています。

Bメロや大コーラスでは悪魔がどうやって人間の懐に入り、籠絡しようとしてくるのかという一面を見せるかのように甘く静かな音程で息をつかせます。この部分の終わりで、そして夜が来るという言葉が出てきます。

その後のコーラスは、悪魔で有りながら自分たちを好きになってくれた人々をきっと後悔させない、真新しい夢の旅路へと連れて行ってあげると約束する正義のヒーローのようなメジャーコードで進んでいきます。その姿は、サキュバスや他の悪魔のように決して対価を取らずに、人に迷惑をかけないでその世界を見せてくれるように言ってくれているとさえ感じられます。

もちろん、すべては夢の中の一瞬の出来事で、目が覚めたらすべては終わり、なくなって消えてしまうのかも知れません。アウトロではOPと同じ邪悪なドラム、ギターがかき鳴らされて終わります。

*

ぼくは自分が書いた文の中にここまでの悪魔性―――――悪魔性を出す必要はなかったはずですが―――――や展開が出せたかはちょっとわかりません。

1つ目が長くなってしまったため、2つ目と3つ目についてはまた後ほど書かせてください。

後記

また表題の人を好きに~についてですが、前述の効果も手伝い秋は気分が落ち込みやすくなるようなので、客観的にはやめたほうが良いように思えます。あくまで独自研究です。

秋は、商戦も手伝って読書の秋とか芸術の~みたいに言われ得ることがあまりにも多いため、そういった浪漫に満ち溢れた行為を行うのに最大に適した時期なのではないかと錯覚しがちになります。おそらくそういうことをすべきなのは野生に従って、生物学的に考えれば春夏なのでしょうね。ぼくらは既に春と夏を通り過ぎてしまった。残念でなりません。ぼくは君が大切だと伝えるべきだった。

2376字に達してしまったので終わります。こんな処までご覧いただいたのであれば、それは本当にありがとうございました。

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