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赤ちゃんを科学する -LOVE-

入院をきっかけにNetflix契約したよーということで、友達から紹介してもらった「赤ちゃんを科学する」というNetflixオリジナルのドキュメンタリー

私自身も3歳の娘と、お腹にいる赤ちゃんがいるので、今後のための知識としてタイミング的にも良さそう!と思ったのですぐに視聴

一人目出産のときにも色々興味深く調べてみたけど、「赤ちゃんを科学する」を観て、人間って、動物って面白いな〜と改めて感じ、妊娠、出産、子育てをしている(やりこなせているかは別)自分が不思議に思えてきました。

妊娠も出産も授乳も育児も、誰かに教えてもらったものというより、本能として脳に埋め込まれていて、それをこなす自分。しっかりとした動物だな〜〜🐵🐵🐵🐵

濃い内容もりだくさんの各エピソードを備忘録として、今後のプレママたちの参考として、メモ記録していきます✑


最初のテーマは「愛 -LOVE-」

いきなり本題のようなテーマで始まるこちら。

赤ちゃんへの「愛情が大事」っていうのはもう百も承知!!って感じでしたが、科学的なアプローチからの紹介だったので、感情論とかばかりの子育て本より納得感を凄く得られました。

1. 母親は妊娠するとオキシトシンホルモンが分泌される

オキシトシンというホルモンが分泌されることは聞き慣れたホルモン名だと思います。

俗に言う「母性」ですね

我が子を無条件に可愛く思い、幸せいっぱいホルモンがでることにより、母親は子供を愛おしく思います。

では、父親はどうでしょうか。

子供を可愛がる父親もいっぱいいます。

世の中には母親がいないカップルもあります。

そんな子供たちは母親からの愛情を受けずに成長してしまうのでしょうか。

答えはNo!

父親も子供を抱いたとき、ミルクをあげているとき、あやしているとき、母親と同一のオキシトシンが分泌されていることが動画内の研究結果として説明されています。

つまり「父性」が生物学的にあることが認められたということです。

母親しか赤ちゃんを育てられないなんて、真っ赤な嘘ですね、人間の母親はそうゆう「役割」を担ってきていただけでした。

ただ、違う点ももちろんありました。

例として、赤ちゃんの泣き声で起きるか、ということ。

出産後の母親の脳では原始的な機能の「扁桃体」が働きだし、1度働きだしたら子供が何歳になろうと、働き続けるということ。

特に夜、夜泣きの声で起きるのはママが多いのではないでしょうか。

うちも完成にそのパターンで、携帯の目覚ましアラームでは起きるのに娘の泣き声に起きないってどういうこと?!!っと夫に引いていたときがありましたが、本当に聞こえないらしい。

それは「扁桃体」の違いらしい。

扁桃体は子供の危険を察知して、子供を危険から守ろうとする本能を司るところ。母親は子供が産まれたら扁桃体が機能し、子供が泣いたらすぐに反応する。ただ父親の扁桃体は母親の約1/4とのこと。

構造が違うのね、うん。わかった。
で片付けられるのか?と思ってしまうけど、、

というのもゲイカップルで代理出産により子供を授かった男性たちの脳を調べたところ、母親と同じように扁桃体が活性化していたということ。

つまり、どのくらいコミットしているか、ということ。
コミットしていれば、生みの親だろうが、育ての親だろうが関係ない。その子の親になるという選択をすることが重要だということ。

2.赤ちゃんは社会性をもって産まれてくる

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次は赤ちゃんはどのように周囲との関係性を学んでいくのかの研究です。

母親が生後約半年の赤ちゃんと楽しく会話している様子と、母親が無表情になって赤ちゃんに接したときの赤ちゃんの反応をみる研究です。

研究の結果、赤ちゃんは母親が無表情になった瞬間から、母親に笑いかけてみたり、手足をバタバタさせてみたり、泣いたりして、普段と同じ関わりを母親に求めます。

周りの表情をすぐに読み取り、反応する赤ちゃん。赤ちゃんは周りの人と共存する力を備えてうまれてくるのだそうです。

3.子育ての違いは乳児の脳にどのように影響するのか

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研究チームは生後半年の赤ちゃんの脳をスキャンし、それぞれの子育てによってどのような違いがでてくるのかを調べました。

例えば、赤ちゃんが泣いたときの親の敏感さ、反応。おもちゃを取りたがっているときにただ渡す親タイプか、こっち?こっち?と赤ちゃんに選択させる親タイプか、などなど。

この研究で分かったことは、赤ちゃんがアクションしたことに対して十分なケアを受けられなかった赤ちゃんの海馬がケアを受けていた赤ちゃんと比べて少し大きいということ。

海馬は苦痛の学習と処理に重要な部分である

つまり、ケアを受けられていない赤ちゃんは脳で苦痛を学習し、処理していることがわかりました

たった半年間の間でも子育てのスタイルと、赤ちゃんの脳はリンクしていて、よく反応し、ケアを受けられている赤ちゃんは生まれてきた世界を安全な場所だと理解し、自由にのびのびと育っていくようです

ケアを受けられていない赤ちゃんは自由やのびのびと冒険を求めるのではなく、自身の安全を確保するために脳が働くようになっている


4.感想

印象に残ったのは「子育ては難しくて、誰でも完璧にできるものではないでも、相手に反応する、見ている、ケアをすることで子供はどんどんのびていく」という言葉

何か特別なことをしよう、とか喜ばせようとかではなく、子供に思いっきり「大好き大好きだいすきー」という気持ちを素直に伝えられればいいのかなーと肩の荷がおりた感じ

あと、赤ちゃんが泣いているとき、何かしているときに反応する、というのを聞いて思い出したのが「ねんねトレーニング」

日本でもねんねトレーニングに取り組んで成功しているママは多くいるようで、子供が5歳ころになると一人でも寝られるようになる、として一部では推奨されています

なので、私も娘が1歳ころになるとねんねトレーニングを始めてみようと、試みました。

最初、お母さんも辛いけど心を鬼にして放置!

1週間がんばれば赤ちゃんは寝られるようになる!

泣いていても泣き疲れてきてそのうち寝る!

のような情報があり、まずは1週間やってみるか、と試してみましたが、結果は1日目にして心を鬼にできず。。。

眠いときに、抱っこしてほしいときに、安心したいときに、親が心を鬼にして放置する必要ってやっぱりないのでは?と

ねんねトレーニングで赤ちゃんがケアを受けられない=苦痛になっていて、それを1週間で処理できるようになっているだけなのかもしれないです

乳児の脳はものすごいスピードで学習し、処理し、成長していっているからこそ、ねんねトレーニング中の処理もしっかりしているはず

夜泣きは本当に親としては負担が大きくて、夜中でも2時間おきに授乳して、抱っこして、寝かしつけて、、、体力的にもきつい。しかも2年ほど続く。。

その時は果てしないなーとか思っていたけど、3歳になればぐーっすりだし、必ず終わりがくる。

だったらその期間、しっかりとケアしたいなーと改めて感じました。

子育てに正解はないし、赤ちゃんによって行動も違う。だからこそ子育て本では感情論のようなものが万人受けするだろうけど、深く考えず、「赤ちゃんに反応をする」、これだけで子供はぐんぐん伸びていくんだろうな〜


お腹にいる赤ちゃんの脳もスキャンしながら子育てしたいなー。笑


おわり




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