見出し画像

自分を責めて辛いときには

こんにちは。 fuu room 心理セラピスト okumura hisami です。

自分を責めてしまって、心が苦しいこと、ありますね。

どうして、あんなことしてしまったんだろう、、私はバカだ。
きついことを言ってしまった。。思いやりがないんだな。。
また失敗。なんて自分はダメなんだ。。
などなど。。。

ちなみに自己否定のベクトルが内に向かうと自分責めになり、外側に向かうと他人責めになります。(他人責めのお話は、また、別の機会に。)

自分の言動にダメ出しをして、自分を責めることはとてもとても苦しいものです。
失敗だと思っている言動は、本当に、ダメな自分の責任なのでしょうか。

fuu roomで提供しているセッションは、OAD(open awareness dialogue)という体系化されたセラピーをを土台にしています。OADでは、非二元の視点をから課題をみていくことをしていきます。非二元とは、二元に非ずということで、真実は分離していないということ。すべてつながっていて、分離した個というものはないのだということです。

さて、そんな視点も頭に置きつつ、ダメな言動をしてしまった自分を視点を広げてよく観察してみます。
例えば、自分が友人にひどい言葉を投げつけてしまった場合。

その言葉を発してしまうきっかけとなった出来事があり、
その出来事が起きるに至るこれまでの友人との関わりがあり、
出来事に対してネガティブな反応してしまう自分の精神構造があり、
その精神構造は自分がこれまで育ってきた環境、出来事、人間関係、遺伝、体質などなどが関わっており、
その日の天気、その日食べたもの、その日見たテレビ、昨日誰かと話したこと、、、、
そんなことたちすべてが繋がっていて影響しあって、その言葉が出てきています。

言葉を発したその背景に、実は世界全体が関わっており、自分個人の意志というよりは、全体のなかでそれが起こってきたとも言うことができます。
仏教の言葉では縁起とも言われます。

1983年、アメリカの生理学者ベンジャミン・リベットの行った実験で、脳のシグナルを計測したところ、私たちが「行動」を起こす0.2秒前に「意識的な決定」が行われているそうなのですが、「意識的な決定」のさらに0.35秒前には脳が「行動」の指令をだしていることが分かったそうです。意識的な決定以前に行動が決められている、ということです。
(この実験によって自由意志は幻想であるのかどうか、現在も議論になっています)

出来事というのは、全体のなかで必然的に起きてくるもので、実は自分の意志と思っていることも全体の一部でしかない。
そんなことを思うと、自分責めの縮こまったエネルギーが少し緩みませんか。

日々の選択、言動は、自分という体や精神構造から現れてくる反応とも言えます。自分を責めるのではなく、その反応が出てくる自分の精神構造を観察し、理解していけると、反応も変わってきます。
ネガティブな反応が出てしまう奥には、必ず否定し受け入れられないて自分がいます。その自分を受容していくことができれば、反応に変化が訪れます。

自分を責めてしまうときは、責めている自分を否定しないこと。
自分を責めてしまうような許せていない自分がいることに気づくこと。
そうなってしまって、当然だったんだよ、それ以外なかったんだよ、と受け止めてあげること。
その苦しさに寄り添ってあげること。苦しさをすぐにどうにかしようと焦らず、こんな感覚が今ここにあるんだなとホールドしてあげるくらいの気持ちで。
そんなセルフケアをしてみてくださいね。

ひとりで苦しみを見ていくことが大変な時は、セッションもおすすめです。ご相談ください。

***************************************************
個人セッション受付中です。
詳しくは fuu room のホームページを見てみてくださいね☆ (オンラインor 対面@岐阜県郡上八幡)
⇒ fuu room

instagram公式LINEからもお申込み受け付けています。
是非のぞいてみてください♪

Twitterでも、日々の気づきや、お知らせつぶやいております。
よろしくお願いします♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?