ジャニス・ジョプリン、そして晩夏
日に日に陽は傾き、黄色い日差しがかすれた葉に照りつける9月の初旬。
目に映る全てのもの、吹き抜ける風すらも、なんだか疲れ切ってしまっているように感じる。
そんな時、いつも無性に聴きたくなるのが「ジァニス・ジョプリン」だ。
どこか気怠さを帯びたハスキーな声が、夏の終わりにピッタリな気がするのだ。
今は日も暮れて、微かな風がレースのカーテンをフワリと揺らせている。
風呂上がりの隙だらけの格好で、ぼんやりベットに横になる。
『Kozmic Blues』をかける。
そして
『Summertime』
今年もゆっくりと夏が終わって行く。
この年の夏をどんな思いで振り返ることになるのだろう。
今日聴いたジャニスも思い出すだろうか。
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