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【まだ飲み会で消耗してるの?】ワーケーションは昼間遊んで夜働くが鉄則

ワーケーションとはワーク(Work)とバケーション(Vacation)を組み合わせた造語で、7月27日に菅義偉官房長官が政府の会議でワーケーションの推進を表明したことに注目が集まりました。

日本トレンドリサーチ社の調査では全国の男女1,200人に調査したところ約4割の人は今後ワーケーションは普及していくと答えたそうです。

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(出典日本トレンドリサーチ社)

そんな注目ワード "ワーケーション" ですが、今回は91都市でワーケーションしてきたジュリアがワークとバケーションをどちらも100%やりきるコツをご紹介していきたいと思います。

2017年にはワーケーションを取り入れていた日本航空(JAL)

2017年7月からワーケーションを導入したのが大手航空会社JALです。JALの従業員は毎年7~8月の間に最大5日間のワーケーションを取得できるそうです。最大5日間ってちょっと少なくない?と思いましたが。5日間だったらワーケーションではなくて、有給を5日増やすでいいのではないでしょうか?5日間のパフォーマンスが気になるところです。。。私は個人的に5日間など短期間のワーケーションは意味がないと思います。

ワーケーションは仕事で終わっちゃうんじゃないか問題

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(ブダペストの国会議事堂)

「うちもワーケーションを取り入れるので旅行先から働いていいですよ!」と言われたところで一体楽しめるのか?仕事とバケーションが果たして両立できるのかとみなさん疑問に思っていませんか?

10時から18時までの8時間拘束。せっかく飛行機でどこかへ出かけたとしても仕事で終わっちゃうのでは?

その通りです!楽しめるのはせいぜいランチとディナーくらい。

私もこの点に関しては企業はどうクリアしていくのか疑問です。正直言って時間拘束がある会社はワーケーションの導入は難しいのではないかと思っています。

ワーケーションはジョブ型、タスク型の働き方が必須

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(ブダペストのマーケット)

企業がワーケーションを取り入れる際は、時間拘束のメンバーシップ型からジョブ型、タスク型に移行する必要があると思います。その日のうちにタスクを終えることができれば何時に働いても良いというふうにすれば、社員もワーケーションの中で観光の時間が取れるのではないでしょうか?

ここからは私が世界の91都市に滞在する中で見つけたワーケーションのコツを3つ紹介していきたいと思っています。

1.17時から24時の飲み会時間に1日の仕事はできる

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(ジュネーブのレストラン)
仕事といえば朝から夕方までするものだと思っていませんか?私はワーケーション中は繁忙期以外は朝から夕方まで観光を楽しみ、夕方から深夜まで仕事をするというスタイルをとることが頻繁にあります。朝から観光して夕方に仕事に取り組むというのはとても効率が良いです。気分良く仕事がすすめられますし、夜中は騒がしくないので仕事に集中ができます。

具体的には朝の9時から15時まで観光、16時から夜の1,2時くらいまで仕事。
日本の会社員は17時、18時で仕事を終わらせて、その後居酒屋で終電まで過ごすなんていう人が多いのではないかと思うのですが、その時間を数えてみると意外にも7、8時間あるんですよ。これに気づいた時に驚きました。

もちろんめちゃめちゃ繁忙期はホテルから一歩も出られないということも起こります。私は去年の年末がとても忙しく、3ヶ月間朝起きてから夜寝るまで仕事という状態が続きました。この時はさすがに病みましたが……。せっかく飛行機代をかけて遊びに来たのに、観光地にどこも行けなかった、楽しめなかったって、それ残念すぎます。

2.観光よりも現地の生活を楽しむ

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(マラガのAirbnbでスペイン料理アロス・エ・ラ・カスエラを再現)

とはいえ毎日観光しているのか?というと、私は無期限のワーケーションなのでそんなことでもないです。観光を思いっきり楽しむ日もありますが、現地の生活を楽しむということにも重きをおいています。

Airbnbに滞在すればキッチンが付いています。ホストに周辺情報を聞いて食材を買いに出かけたり、美味しいと評判のレストランに足を運んでみたり。レストランで食した新しい食べ物を再現してみたり。近所を散歩したり。

午前中に仕事をして、ランチは適当に済ませ、ディナーのための食材の買い出しにしか出かけなかったという日もあります。これは長期ワーケーションならではの楽しみだと思いますが、現地の人々の暮らしを理解することは貴重な情報資産になります。また実際に訪れるとその土地の文化や歴史、経済状況などについても興味が湧きます。去年は旧ユーゴの国を訪れましたが、ユーゴ紛争についておさらいしました。

韓国の企業サムソンでは、自社の海外進出のためのアイデアを養うために、従業員を1年間海外の様々な土地に暮らさせて、そこの人々の暮らしを体感させるという取り組みを行なっているということを聞いたことがあります。

もし海外進出を狙う企業はこのようにリサーチャーとして社員をワーケーションさせるというのも手でしょう。

3.土日をフル活用して仕事をする

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(セチェーニ温泉近くのカフェ)

「休日に仕事をする」と聞くと嫌がる方も多いかなと思いますが、タスク型で働いていると土日というのは一気に仕事をこなすことができる貴重な時間です。私はよほどのことがない限り土日は観光しません。なぜならどこにいっても混んでいるから。ショップやレストランひとつとっても並んで時間を無駄に消費してしまったり、何より混んでいるのは精神的にも心地の良いことではありません。なので土日は仕事をしていることが多いです。

ジョブ型、タスク型に仕事の仕方が移行していけば、私のように土日働くという人も増えていくと思います。いやいや働くというよりは効率を考えてです。ぜひワーケーションの際には土日を仕事時間として活用されると良いと思います。

さてご紹介したコツ3つ、いかがでしたでしょうか?9時〜17時で働く必要がないって目から鱗じゃないですか?私は飲み会している時間でもうひと仕事ができると気づいた時は目から鱗でした。そっちのタイムゾーンがいいし!みたいな。よっぽどタイムリーに対応しなければならない仕事以外は、締め切りの設定がきちんとできれば全く問題ないでしょう。

ぜひ自分らしい働き方を見つけてワーケーションを有意義に過ごしてくださいね!



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