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失業率は労働解放率。タクシー運転手から自由になる!

AIの台頭は本当に人間の仕事を奪う?

先日こんな記事を書きました。アフターコロナならずともAIが人間の仕事を奪うと言われて久しい昨今。

スーパーのレジ、銀行員、タクシー運転手、事務員など様々な職業が今後10〜20年でなくなるのではないかと言われています。

先日営業職についている友人が "営業はいらない" という本を読んだらしく、「近い将来仕事がなくなったらどうしよう」というメッセージが届きました。

「XXちゃんの仕事がなくなる時代には、ほとんどの人の仕事が失くなっているから大丈夫だよ」とそっと返信しました。

AIを導入する企業は一時的に儲かる

もちろんこれまでにも淘汰されて来た職業はありましたが、産業規模で労働力が人からAIに置き換わるなら、それは仕組みを変える必要があるでしょう。

アクセンチュアのレポートには、2035年までにAIの導入により各業界で平均38%の増収が見込めるという記事が上がっています。

例えばタクシーの話。タクシー運転手の仕事がなくなるということは、自動運転に切り替わるということ。

ちなみに日本は2025年に高速道路におけるレベル4の実用化を目指しており、中国・欧州は2030年に完全自動運転の実用化を目標にしているとか。あと5〜10年は大丈夫そうですね!

例えば、タクシー会社がドライバーを解雇して自動運転に切り替える理由には人件費削減や台頭してくるであろう車メーカーやIT企業の配車サービスと戦うためということが挙げられるでしょう。

新しい技術が生まれたら、使わないという選択肢は生まれない。スタートは利益追求が目的かもしれませんが、知らぬ間に進化が促される。これはどの業態に関しても言えると思います。

AI時代の失業とはこの技術革新で解雇された人々。

しかしこのタクシー会社は従業員を大量解雇したことで、一時的には大きな利益をあげるはずです(初期の設備投資はあるでしょうが)。

AI失業者に向けたベーシックインカムの支給

しかし国としてはここで生まれた大量の失業者を放っておくわけにはいかない。コロナウィルスで緊急事態宣言が出された今回も国から国民に一律10万円を給付、その他にも助成金や補助金なども支給されていますね。失業者にはこういった対応がなされるのではないかと思います。

この財源はどこにあるのかというと、もちろんAI導入により大幅にコスト削減できた企業からへの徴税。AI導入でコストカットできた企業の税率は高めに設定されるのではないかと予測します。

もしくは人件費が不必要ということで、サービスの単価を従来より大幅に下げ、誰でも低価格でサービスが利用できるということにもなるかもしれません。

AI失業者=労働からの解放

さて、ここで失業した元タクシードライバー達にはベーシックインカムが支給されます。もちろんこの間に他の仕事への転職を考えるのもありですが、このままベーシックインカムをもらい続けることもできるでしょう。まさに自由の身。ベーシックインカムをもらいながら、自分がやりたかったことに打ち込んで、タクシー運転手時代よりも稼げるようになる人も出て、真っ先にAI失業した方が得、という考え方も出てくるかもしれませんね。

しかし私たちが困難に対峙するのはここからなのです。
労働から解放された人類がぶつかるであろう苦難に関しては次の記事で紹介します。





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