【東京でワーケーション】東京嫌いが浅草に2週間滞在してみたら?
2016年から世界95都市を転々として暮らしてきたジュリアです。
これまでの渡航歴はざっとこんな感じです。
【2016年渡航歴】1月 マレーシア(クアラルンプール,ランカウイ島)タイ(リペ島、ハジャイ、バンコク)3月 スペイン(バルセロナ、バレンシア、マラガ、ミハス、グラナダ、マドリッド)4月 スイス(ジュネーブ)フランス(アヌシー)イギリス(ロンドン、ウィンブルドン)5月 台湾(台北・九份)6月 タイ (バンコク、チェンマイ、プーケット)8月 スイス(ジュネーブ)フランス(アヌシー)イギリス(ロンドン、ウィンブルドン)イタリア(ローマ)12月 中国 (北京) メキシコ (メキシコシティ,カンクン、イスラムヘーレス) キューバ(ハバナ)【2017年渡航歴】1月 メキシコ(メキシコシティ、サンミゲルデアジェンデ、グアナファト)4月 タイ(バンコク)5月 タイ(タオ島、パンガン島、サムイ島)6月 バリ(ウブド)8月 香港10月 フランス(パリ)11月 ポルトガル(リスボン、ポルト、コインブラ)スペイン(サマドリッド)12月 沖縄、石垣島【2018年渡航歴】1月 タイ(ラヨーン、シラチャー、パタヤ)2月 ベトナム(ホーチミン)3月 カンボジア(シェムリアップ、シアヌークビル、プノンペン、ロン島)5月 バリ(ウブド、チャングー、クタ)7月 ギリシャ(アテネ、サントリーニ島)8月 トルコ(イスタンブール、アンカラ、ギョレメ、エディルネ、デニズリ、コンヤ、アンタルヤ、パムッカレ、カラハユット)9月 トルコ(イスパルタ、イズミール)ブルガリア(ソフィア、プロウディフ)マレーシア(クアラルンプール)10月 北海道、タイ(バンコク)11月 オーストラリア(パース)、マレーシア(マラッカ)【2019年渡航歴】1月 タイ(ホアヒン、バンコク)2月 シンガポール、マレーシア(コタキナバル、ラブアン、ジョホールバル)、ブルネイ、タイ(バンコク)3月 タイ(パタヤ)4月 中国(広州、深セン、中山、珠海、桂林)、マカオ、香港6月 タイ(タオ島、チェンマイ)7月 タイ(メーサロン、チェンライ)8月 台湾(高雄、墾丁)9月 台湾(台南)、バンコク、スウェーデン(ストックホルム)10月 スウェーデン(ストックホルム)、ハンガリー(ブダペスト)、スロバキア(ブラチスラバ)、オーストリア(ウィーン)、スロベニア(マリボル)、クロアチア(ザグレブ)、セルビア(ベオグラード)11月 タイ(バンコク)12月 ミャンマー(ヤンゴン)【2020年渡航歴】1月 タイ(バンコク)2月下田 3月 湘南 4月 下田 5月 小田原 7月 京都 8月大阪 9月北海道(札幌、旭川、十勝、釧路)10月 東京(浅草)
10月は2週間、東京の浅草に滞在していました。
東京ラバーの人には申し訳ないのですが、私は元来あまり東京が好きではありません。交通機関はいつも混んでいるし、飲食店はどこも狭い。オフィスビルが立ち並ぶ風景や地下鉄の暗さがどうしても好きになれない・・・。
これまで住みたくない都市=東京でした。しかし人生の時間を一番長く過ごしているのは東京だったのも事実で、10代の頃から最近までずっと東京に通っていました。
「東京と縁を切りたい」と言い続け、2018年以降はフリーランスになりようやく東京に行く必要がなくなったのですが、今年静岡や京都、北海道など日本の各地で暮らしてみる中で、"ちょっと東京にも暮らしてみようかな?" という気持ちがふと湧いてきました。
ということで、今回は江戸時代に賑わいをみせ、今でもその名残が残る東京の中でも特別な街、浅草に滞在を決めました。
東京でどこに滞在する?
浅草滞在で利用したのはAirbnbです。ベッドルームとリビングの2部屋あるお部屋。シャワーはありますが、浴槽はありません。浅草といっても日本三代ドヤ街と言われる山谷が近く夜中にコンビニに行った時はちょっと怖かった。あまり地域の事情を知らず滞在地を決めてしまったのですが、最近はこのあたりも外国人のバックパッカーなどが増え、お洒落化していたそう。現在はもちろん外国人観光客は見かけませんが。1泊5000円弱です。
私は異国というか江戸情緒を感じたかったので今回浅草近辺を選びましたが、新宿や渋谷周辺にもAirbnbは多い印象。
浅草で何が楽しめる?
浅草と言えば古き良き下町の風情が残る街。観光スポットも点在していて、外国人観光客気分で江戸な景色を楽しむことができます。
・日本最古のバー、神谷バー
日本最古のバーとして知られる神谷バー。電気ブランが有名ですが、個人的なおすすめはぶどう酒。とろけるような甘さ、貴腐ワインのような高級感ですが、なんと漢方も入っているそう。
初日の夜は神谷バーやホッピー通りをめぐりそれなりに楽しかったのです!しかし翌日に事件が!(笑)
夜ご飯をパートナーと滞在しているAirbnbの近くのスーパーに買いに行きました。料理ができると思っていたのですが、包丁などの調理器具が用意されていなかったので、仕方なくお惣菜を買いました。
確かパックのお寿司と酢豚と揚げ物、そんなラインナップ。お部屋に帰ってきて、惣菜を並べたのですが、お惣菜のお寿司をみて先日北海道の釧路で食べたお惣菜寿司との差に悲しくなり、またスーパーで新鮮なお魚とか地元の食材のようなものに出会えなかったこともあいまって
「東京の生活って貧しいね」
と口にしてしまったのです。するとパートナーが突然泣き出し、「僕はお惣菜がたくさんあって今日も豪華だなあと思ってたのになんでそんなこと言うの?」と。
6年間一緒にいて泣いているところをみたのはこれが初めて。しかもまさか東京のスーパーの惣菜をけなして泣かれるとは・・・。いやはやでも反省しました。
そんなこともあり最初は「やっぱり東京暮らしは微妙なのかな?」とテンションが上がらずにいたのですが、あるものを見つけてからこの気持ちの流れは完全に変わりました。
・銭湯 湯どんぶり栄湯
Airbnbには浴槽がなかったので徒歩圏の銭湯、湯どんぶり栄湯へ!この銭湯が驚くほどよかった!
銭湯ですが天然温泉なんです。露天風呂があるんですが、白濁したバイブラ湯の中に壺湯があったり、なんだか面白いつくり。バイブラ湯が最高によかったんだよなー。露天には水風呂もあり、これもバイブラです。薬湯も生薬がふんだんに含まれ、本格的な香り。250円プラスでサウナも利用できます。
さすが江戸前だなあと感動したのは、みなさん頭に手ぬぐいを巻いているところ。初日に綺麗なお姉さまが頭を可愛い手拭いで括って露天の白濁湯に浸かっている光景が美しく、私も手ぬぐいを買いに走りました。浅草には手ぬぐい屋がたくさんあります。
・居酒屋 丸千葉
この銭湯のすぐ近くに連日繁盛している居酒屋がありました。丸千葉さんです。昼の14時にオープンするのですが、平日でも開店と同時に満員。居酒屋なのに閉店は21時。コロナ時代でも連日盛況な居酒屋の秘密が知りたくて、銭湯帰りに入ってみました。
白濁湯を思い出すどぶろくは1杯300円。
人様のブログで美味しいとおすすめされていたものを注文してみました。シメサバ(確か600円くらい)
海苔の磯部焼き。ノリがパリパリで美味しかった!
サクサクのハムカツ。30分ほどの滞在だったので、何がそこまで人を惹きつけるのかということまで解明できなかったのですが、店内にコの字の席があってお客さん同士がワイワイおしゃべりを楽しんでいました。私もコロナが本当に落ち着いたらコの字の席にいつか参加してみたい。
・レトロな喫茶店 ローヤルで朝ごはん
と、上の銭湯をみつけてからはすっかりご機嫌になり、朝活をはじめるようになりました(笑)写真は浅草六区にあるレトロな喫茶店ローヤル。
飲み物、サラダ、ヨーグルト、卵サンドが楽しめます。浅草にはモーニングを提供している渋い喫茶店がたくさんあります。朝の時間を楽しみにいくのも良いですね!
・駒形 どぜう
浅草に滞在するといった時に、色々な人におすすめしたいただいたのはどぜうです。駒形どぜうは江戸を感じられる素敵な店内でどぜうが楽しめます。
ネギをたっぷりかけて食べるまると卵でとじた柳川はどじょうをひらいて。どぜうは昔から好きな方ですが、ここのどぜうは身がふっくらして甘かったー!1鍋2000円前後と高めですが、瓶ビールとどぜうで粋に楽しんでいる人がたくさんいました。いつかこの店でひとりでどぜうを楽しめる女になりたい・・・。
・ミシュランに掲載! おにぎり宿六
ミシュランに掲載されたというおにぎりやさん宿六にも足を運びました。
お寿司屋さんにあるようなショーケースにはネタがずらっと並びます。お寿司のように、注文するとその場で握ってくれるのです。
ご飯の焚き具合、塩加減、握りのフワフワ度どれをとっても最高でした!
・千束商店街でお惣菜を調達
滞在1週間もすると近所のことが分かってきますね!千束商店街では唐揚げが美味しい鶏屋さんをみつけました。
浅草は観光地なのでレストランは観光地価格だったりする場所もあるのですが、地元向け?は都内の割りに物価安めです。
Airbnbにコンロ1つと深めの鍋があったので、かろうじてお鍋ができました。今回野菜を手で切る術を覚えました。
・コリアンタウンのある三河島
知らない街に滞在したら、1日5キロ以上は歩くと決めています。さてさて今回は焼肉店が多く立ち並ぶ、三河島というところにも足を伸ばしてみました。
本格的なキムチや韓国食材が手に入るショップなどが立ち並び、リトル新大久保のような雰囲気が楽しい。焼肉も食べましたが、お肉が身あつで美味しかったー!
・三ノ輪のトイボックス
徒歩圏内に評判のいいラーメン屋さんがあったので行ってみました。三ノ輪駅のすぐ近くにあるラーメントイボックスです。鶏出しのスープが美味でした!
ひとつ心残りだったのは落語に行けなかったこと。落語 the movieを観てから、落語が好きです。
知ってる街でも、こうやって暮らしてみると、全く違う顔が見えたり、お店を見つけることができる、これがワーケーションの良さだなあと実感しました。
もし次に友人と浅草を訪れたら、朝はレトロ喫茶で朝食をいただいて、お昼は浴衣で落語を観に行って、ランチにはドジョウをつまみ、おやつにミシュラン掲載のおにぎり屋で握りたてのおにぎりをいただき、湯どんぶりさんで温泉に浸かって、丸千葉さんで地元の人とワイワイ飲む、なんて浅草アテンドプランをひたすらお風呂で考えていました。
東京嫌い、東京は貧しいなんて言ってごめんなさい。確かに新鮮な海の幸を簡単に手に入れることは難しいけど、東京には東京の住み心地の良さがありました^^
○音声で聴く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?