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キャバクラ・ホストクラブ通い「やめたいけどやめられない」男性3.0%&女性1.2%

こんにちは、未来を数字にプロジェクトです。
「若者の初体験」あれこれについて調査した結果をお伝えしています。

本日のテーマは「キャバクラ・ホストクラブ通い」です。

少し考えればわかるのですが、キャバクラのきれいな女性、ホストクラブのかっこ良い男性とのひと時の時間は、作りもの、いわば夢の中の世界です。
そんなことは誰もがわかっているのですが、それでもキャバクラ、ホストクラブに足しげく通い、大金を落とす男性、女性は後を絶ちません。

大金を費やすだけの何かの価値が、きっとそこにはあるのでしょう。

さてそんなキャバクラ、ホストクラブ、若者の利用体験はどのようになっているのでしょうか。

全体として若者の14.6%が経験有りとなっています。
現在も通っているという方が6.6%、このうち「もうやめよう」と考えている方が4.1%でした。

また未経験者のうち、今後の利用に関心がある方は6.7%、うち1年以内の利用を考えている方が2.4%となっていました。

これを基本属性別でみると、性別では経験者、未経験者の内訳に、年齢区分別では経験者率に、それぞれ違いが確認できました。
(居住地別には違いが確認できませんでした。)

まず経験者率ですが、当然ながら15-19歳層の経験者率は1桁台と低く、20歳以上になると15-20%程度の経験者率となっています。

最も高い経験者率だったのが25-29歳層の19.3%で、30-34歳層の15.1%よりも一段高い経験者率になっていました。
(他の調査でもこのような傾向がみられたのですが、どうやら30歳前後を境界として全般的にライフスタイルや考え方などが異なる傾向がありそうです。)

次に経験者について性別で比較すると「今でも通っているよ」が多いのは男性、「もうやめたよー」が多いのは女性となっています。

ちなみに「やめたいけどやめられないー」という男性は3.0%、女性は1.2%でした。

また未経験者についても、性別に、今後の利用への関心が男性>女性となっていました。

予想されたことですが、これらお店への関心は男性の方が高いということが数値としても明らかになりました。

ただし、これは事前に考えていたほどの男女差ではありませんでした。女性の関心が高くなっているというよりも、男性の関心が低くなっているということではないかと考えます。

このような状況をみると、夜の世界も厳しくなっていると言われるのも納得です。

そして厳しくなってきているとは言え、まだまだ実力次第で大きく稼げるイメージがありますが、いつまでもこのようなイメージのままとは限りませんね。

今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。