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女性20代以降の未利用者はTwitter利用への関心がかなり低い

こんにちは、未来を数字にプロジェクト「若者の初体験」あれこれの調査結果ご報告です。

本日のテーマは、若者の「Twitter利用」。

Twitterは匿名、簡単、シンプルな短文投稿のSNSで、とりわけ若者に支持されています。
また近年は、単なるコミュニケーションツールとしてだけではなく、マーケティングやリサーチ目的で利用される方も多いようです。

さてそのようなTwitterですが、若者の利用状況はどのようなものなのでしょうか?
月間アクティブユーザー数が4500万人(人口カバー率約35%)と言われていますが、若者においてどのような利用実態にあるかを整理していきます。

まず若者におけるTwitterの利用経験者率は68.6%、未利用者率は31.4%となっています。
(今回調査した若者とは、首都圏、近畿圏在住の15-34歳の男女となります。)

利用経験者のうち、現在も利用している方が60.8%で、7.8%の方は現在利用していません。
また現在利用している方の中でも5.9%がやめることを考えています。

未経験者については、5.4%の方がこれからの利用に前向きである反面、残り26.0%の方は無関心となっています。

さらに性別、年齢区分別、居住地別をみると、年齢区分別で明らかな違いが確認できました。
性別でも未利用者の内訳に若干の違いがありましたが、居住地別では違いがない状況です。

以上から、性別×年齢区分別の状況を確認したところ、利用経験の有無と未利用者における内訳について明確な差が確認できました。

まず経験の有無については、男女ともに年齢層が低いほど経験者率が高い傾向にあります。
一方男女では、一部の年齢階層を除き、男性よりも女性の方が経験者率が高い傾向にあります。

また女性については、30-34歳層になると経験者率の下降傾向がそれまでより一段大きくなっています。

その結果、最も経験者率が高いのは女性15-19歳で77.5%、反対に最も低いのは女性30-34歳層57.0%です。
ちなみに男性で最も経験者率が高いのは同じく15-19歳層で70.4%、低いのは30-34歳層で62.3%でした。

続く未利用者における内訳では、さらに大きな差が確認できます。

男性の未利用者のうち、今後の利用を考えている方が15-19歳層で8.9%、30-34歳層では4.5%と年齢とともに徐々にこの割合が低下していることが確認できます。

女性も年齢とともにこの割合が低下するのは同じですが、10代と20代以降ではその下がり方に大きな格差があります。
すなわち15-19歳は8.3%と男性と同水準の割合になっているのに対し、20-24歳層になると1.9%と急減しています。

まとめると、Twitterはやはり、より若者に支持されるSNSであり、特に10代の方からの支持が強いと思われます。

また女性のTwitter利用経験は高いものの、現時点で未利用な方は、10代を除いて関心が低いという状況にあります。
全くの推測ですが、20代以降の女性は、TwitterよりもInstagram利用を支持する可能性があるのではないでしょうか。

今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。