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【後編】会社公認「働かない制度」について深掘りしてきました!

みなさんこんにちは。企画推進室の羽山です。先日の前編に引き続きフューチャースピリッツの「社員スキルアップ支援制度」(通称:会社公認 働かない制度、以下「働かない制度」)について、企画推進室 平松さん、広報室 多田さんに引き続き詳しくお聞きしてきました!

「働かない制度」概要
※前編掲載画像と同じもの

「働かない制度」は誰が対象?

脇田
このメンバーでは一番入社して日が浅い羽山さんから見て、気になることはありますか?

羽山
入社して初めて「働かない制度」って聞いた時は、会社って働く場所なのに「働かない」って真逆のネーミングでとても興味を持ったんですが、私はアルバイト契約なんですけど、正社員以外の人は使うことはできるんでしょうか?

多田
就業規則上はアルバイトを除外する旨は明記されていませんので、利用は可能です。
ただ、勤務形態などによっては、利用が問題となりうるケースがあります。例えば、週9時間勤務のアルバイトの方や、育休明けで時短勤務の方などが制度を利用するのは、本来の業務の支障となったり、時短勤務の趣旨から外れる可能性があるため、上記のような懸念事項がある場合には、アルバイトや正社員といった雇用形態を問わず、事前に上長との相談をお願いしています。

羽山
確かに勤務時間が短かったり勤務日数が少ない人が利用すると、本来の業務との両立が難しくなりそうです。

脇田
今聞いてる限り、勤務時間などの問題をクリアできれば、どんな内容でも制度使えるのかなっていうイメージを持ってしまっているんですが、使えない場合ってあったりするんですか?

多田
制度利用の申請する際には申請フォーム上にチェック項目があって、そこに抵触してしまうような活動はNGが出ます。

制度利用の申請にあたってのチェック項目がこちら

多田
この活動により、自身のどのようなスキルアップを目指しますか?と問われた時にしっかりと語れるのがまず大事で、その上でまずは上長に相談して欲しいなと思います。そうすると、応援もしてもらえると思うし、利用する人も勤務時間内だと後ろめたさを感じることなく利用しやすくなるかな、と。

平松
スキルアップとしての申請と副業として申請は、別に必要なんでしたっけ?

多田
はい、そうなんです。
元々は「社員スキルアップ支援制度(働かない制度)申請」のフォームしかない状態で、「就業時間外での副業申請」については、申請フォームはなく、上長に相談→谷孝さんが承認、という形に残りにくい流れでした。
ですが、「働かない制度」を利用する以外(=就業時間外)で行う副業について、その差が分かりにくいとの声があったため、申請の流れを見直し、就業規則を更新し、新たに申請フォームを用意することになりました。

「働かない制度」はどの程度利用されているか

誰もが知るインターネットメディアや全国ネットテレビ局などからの取材実績もあり

脇田
実際これまでにどれくらいの人が利用されているんですか?

多田
累計で言うと、2021年10月までで49人です。

羽山
想像以上にたくさんの方が、「働かない制度」を利用されているんですね!
あまり話を聞いたことがなかったので、もっと少ない印象でした。

平松
制度を利用しているのに「利用しています感」がないのは重要な問題だと思っていて、僕ら利用者はもっと報告をきっちりしないといけないし、透明性を上げていかないとコソコソやってるような感じだと拡がりにくいかなと思っています。僕の理想はちゃんと「こういう活動してます」、「こういう成果がありました」みたいな活動報告をみんなに公開するぐらいの透明性高くやりたいですね。
でも、そこまでやると利用率が下がったりとかの問題も生まれる可能性があるので、バランスは大事ですけど、堂々と公表できる雰囲気は必要じゃないかなと思います。

多田
申請と活動報告は基本セットなので、この2つは制度の更新時に継続の有無問わず必ず申請していただく必要があるのですが、「活動をオープンにして社内報で書きましょう」というのは任意になってますので、使っている人がみんなに知ってほしいなと公表できる雰囲気になれば、拡がりやすいですね。

脇田
「今年度の申請者は何名で内容はこんな感じで申請されています」って、ざっくりした内容を全社会議で報告するのは可能なんですか?

多田
はい、可能です。ちなみに2022年10月からの人数は、申請者ベースでは19名です。全社会議で報告している年もありますけど、それでも年に1回くらいで。なので、みんなが把握できるくらいにきちんと報告できているかってううとできていないです。

脇田
ちょっと僕も業務関係ない領域で申請をしてみようかな~。
「人脈開拓のためにバーでバイトします」みたいな感じで、笑。

平松
全然ありですよ!
やっぱり採用活動とかしてると、この制度のことを知ってくれてたりとか、新卒の方も気になる点がそこだったり、フューチャースピリッツを知るためのフックにはなってくれている気はするし、広報面での効果がすごい大きいと思うんですよね。
テレビや新聞の取材で何度かいろんなとこで取り上げられたりしたんで。

多田
それはすごく大きいと思います。広報効果と採用インパクト。
フューチャースピリッツはこんな会社ですよっていう一つのアイコンみたいな感じになってると思います。

「働かない制度」を活かすには?

脇田
お2人からすると、「こんな使い方して欲しいな」っていうのがあれば、教えていただきたいのですが。

平松
僕はやっぱり一番のおすすめは「ネットショップをやる」ですね。
もの作り好きな人って多いと思うんですよね。ポンと立ち上げられて、買ってくれた時ってめっちゃ嬉しかったりするし、モチベーションになる。物を売るっていう大変さを学ぶこともそうですし、ものを作ることの喜びとかも得られるので、ものを作ってる人はぜひ販売してみて欲しいですね。

脇田
業務中に商品発送ができたら「発送は土日に限ります」っていう注釈いらないですもんね、笑。

多田
利益を得るみたいなことを直接感じるっていうのはECサイトがいいなって思うんですけど、私は逆に「一次産業」の農業とか漁業とかを体験してほしいです。実際に、農業をされている方もいたりします。
自然を相手にした厳しさだったり、特徴的なチームワークがあったり、社会的な課題、働く喜びなど「やってみて初めてわかる!」が得られそう。
今だと、リモートワークであれば、移動時間を気にせずできるかなと思うので、そういう使い方もできるかなと思います。

脇田
働く場所を選ばない制度なので「今日は漁船からのMTGでーす」みたいなのも、できなくはないですよね、笑。

多田
業務用ノートパソコンは水濡れ大注意の精密機器なので、完全な防水対策が必須にですが、笑。

「働かない制度」が導く未来

脇田
今後何か別に新しい制度を作ろうとなった時、「こんなの考えてます」とかあったりしますか?

平松
僕は「働かない制度」の延長なんですけど、何か自分のやりたいことってもう会社の仕事にしたら一番手取り早いんじゃないかなと思ってて、例えば社内ベンチャーとか。
自分のやりたいことを大事にするという文化は根付いてきているもののそういう制度はないんで、これを仕事に持ち込んでいいのかな?とか思っちゃう人のために正式に社内コンテストとかみたいなのをやって、優秀者には会社が支援するので一緒にビジネスを作っていきましょうっていうような制度があると、会社としてのビジョンも広がるだろうし、本当にその人がやりたいことを推進したら、めっちゃパワフルに事業が推進していくんじゃないかなと思ったりしてます。

脇田
僕も和歌山で廃小学校とか借りて、何かみんなでいろんなことできる拠点を作りたいと思ってます。

平松
そういう感じで考えている人は結構多いと思うんですけど、その次の一歩って何かきっかけとか制度がないと、なかなかやっぱり自分だけで止まっちゃったりとかアウトプットができないんで、その思いを大事にするにはそういう制度があった方が拡がりそうかなっていう気はします。

多田
他社さんの事例なんですが、自分の意志で「〇〇の経験を得たいので」と申請して、一定期間、部署の兼任ができることを制度としてされているんです。

平松
あ~、部署の兼任いいかもですね。
異動とかなると結構大変そうですけど、自分がこの部署の仕事したいですって手を挙げた人がちゃんと使える制度みたいなのがあるんですね。

脇田
いいですね。平松さんがよく言っている「部署の垣根をなくしたい」というのは僕も賛同しています!

平松
あと、自分の意思で選ぶでのもいいですけど、会社を知るために種類が全く異なる他部署の業務に研修として取り組んでみることで、視野は格段に広がるだろうなとも感じます。

インタビューを終えて

脇田さんに進行していただきながら、あっという間の1時間。
制度の提案から現在の思いまで、とても詳しくお話していただきました。最後には「部署の兼任」という面白い案も出てきて、今後さらなる部署間の壁がなくなりそうな予感です・・・!
長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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