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【対談vol.3 後編】プロフェッショナル同士の信頼で紡いだコロナ明けキャンペーン「Beyond #MissingJapan」_全日本空輸株式会社

フューチュレックは、デジタル×クリエイティブを軸に、企業システムの構築から広告制作、テクノロジーを活用した新規事業開発まで、 デジタルに関わるすべての企画・制作・プロデュースをおこなっています。
そんなフューチュレックが、クライアントの課題にどのように向き合い、解決していったか。ご相談いただいたクライアントの皆さまと、制作当時のことを振り返っていきます。

左から全日本空輸・Angela氏、近澤氏、Sandy氏、FTSG・シャオヤオ、マヤ

今回の対談記事では、全日本空輸株式会社の近澤さんと弊社プロデューサー高関に、キャンペーン実施後の評判などについてお話しを伺いました。(以下、敬称略)
記事前半をまだ読んでいない方は、ぜひ、前編と合わせてお読みいただければと思います!


全員がプロ意識でいれば、最高の体験を作れる

――キャンペーン実施後の評判はいかがでしたか。

近澤:
各マーケットでの反応は非常に良かったです。多くの方から「今のANAの広告、良いですね」という声をいただき、作ってよかった、多くの人の心に残るコンテンツになったと感じています。ブランディングのためのコンテンツだと思われる要素もありましたが、今回はコンテンツを作ってお客さまに見ていただくこと自体が目的ではなく、"beyond missing Japan"とお客さまに感じていただき日本にまた行きたいと思ってもらうことが大切でした。
結果的に航空券の購入へと繋がる効果があり、コロナ禍の苦境の中でこの結果は大変意義深いと感じています。

高関:
一生に一度あるかないかの特殊な状況下で、ANAさんにとっては非常に困難な状況でのキャンペーンであることはわかっていたので、航空券の購入という結果を出すことは私たちも強く意識していました。
誰も飛行機に乗らないという状況でどうチケットを売るのか。チケットプロモーションが重要でありながら、コロナをどう捉えどう表現するかという繊細さも必要なのではないか?など課題となる点も多く、ANAさんとしても弊社としても初めての経験でしたが、大きな挑戦を一緒にさせてもらったと感じています。私にとっても、過去の自分を”beyond”できたのではないかと思います。

―― 今後、ANAさんが実現したいことや目指すビジョンを教えてください。

近澤:
コロナ禍に収束の兆しが見えてきていますが、ANAの事業はまだ完全に回復しているわけではありません。
「Beyond #MissingJapan 」はコロナ収束後の最初のアプローチで、私たちが最終的に目指すところは、アジア・オセアニアの人々に「日本に行くならANA」と認識してもらうことです。現地の人々にとって、地場の航空会社と比較してANAの認知度はまだまだ低いと感じており、その点を強化するためのコミュニケーション戦略を進めていきたいと思っています。

高関:
今回ANAさんとのお仕事をご一緒させていただいてからも、何度かANAさんの飛行機に顧客として搭乗させていただく機会が何回かあったのですが、お仕事させていただく前と見える景色がガラッと変わりました。たとえば、コロナ禍で乗客がほとんどいない時期と、今のほぼ満席の時期と、どんな状況でも乗務員さんの対応の質が高くサービスの一貫性に感銘を受けています。そんな改めて見えてきたANAさんの素晴らしい点を、より多くの人々に伝えるお手伝いを今後もさせていただければと思います。

近澤:
インスタに投稿してくれてましたね(笑)。ありがとうございます。ANAのサービスは、実際に搭乗していただければサービスの質の高さを実感していただけると自負しています。日本国内では認知されているものの、海外の方から見ると多数の航空会社の中の一つに過ぎません。一度ANAを選んでいただき、ひとりでも多くの方々にANAのサービスを体験してもらえたらと思います。
私たちはプロフェッショナルとして最高のサービスを提供することに努めています。客室乗務員やグランドスタッフはサービスのプロとして、私が率いるマーケティングチームはマーケティングのプロとして。さらに、同じ思いや品質でお仕事のできるプロのパートナーさんと付き合い続けていきたいです。そうしてみんながプロとしての仕事をすれば、お客さまに最高の体験を提供でき喜んでいただけると確信しています。

未曾有の事態の中で、ANAさんと共にかつてない挑戦をすることになりました。その中で両者が東南アジアの方々に「MissingJapan」をどのように思い起こしてもらうかを考え、コロナ禍明けが楽しみになるような新しいアプローチを模索し、強いパートナーシップを築いていきました。
本記事では、キャンペーンの裏側にあったプロジェクトの状況やチームがどんな思いで取り組んでいたかをご紹介しました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

・サービスやシステムを相談したい企業の方
・フューチュレックで働きたい、挑戦してみたいという方

是非、弊社WEBサイトよりお問い合わせください。


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