見出し画像

ロシア再起動のお知らせ -ロシアによるウクライナ侵略 ロシアの国力限界を衛星画像から解析する(2022/12/05) -

ロシアが再起動しました、というお知らせです。

2022/02/24のウクライナ戦争開戦後、いつ、ロシアは国力限界点を迎えたのか、衛星データから検証しています。
いつもモニターしているのですが、ここ2,3日急激に活動量をあげたので、お知らせします。

Advent Calendar 2022(12/7) です。


結論:

9月19日にロシア国力が尽きました、というお知らせになります。
しかし、11月後半から急に活動量を上げました。サンクトペテルブルグ経由ではなく、東からの支援です。

ここでは、衛星画像を中心に、衛星データで詳しく見ていきます。

はじめに

前回は、ロシア国力終了でした。

ここ2,3日ですが、活動量が急激に上昇しています。

今回は、ロシア活動量急上昇の様子を衛星データ解析から探ります。

(1)夜間光

一番正確に分析出る夜間光 2022/12/04 夜間光@モスクワです。

NASA 2022/12/04 夜間光@モスクワ
NASA 2021/12/04 夜間光@モスクワ

2021 と 2022 年の同日(12/4) 夜間光 差分画像です。



青が、再活性化している都市。つまり、戦争遂行のため補給路として動いている都市です。一方、赤が衰退している場所です。
問題は、ロシア=モスクワ 本体そのものである、モスクワ=サンクトペテルブルグが衰退しているのに、東側から再起動しているということです。

※サンクトペテルブルグ港(左上) ー モスクワ間(中央)とは、
ロシアの生命線そのもの

(2)物流量

2021年12月(だけ!)が、今回のウクライナ侵攻準備です。

2021年を1.5倍上回る活動量の急激な上昇です。
2021年は、例年よりはるかに活動量を上げましたが、今年は11月まで2021年以前と同じで、上昇する様子がありません。
(ほぼ、例年値=青い線 に沿って動きます。2021年は軍隊の動員をかけた様子が出ています)

ロシア国防相、ウクライナ南部ヘルソン市から撤退を命令


ポーランドにミサイル着弾、ロシアは攻撃否定 NATOが対応検討へ

ウクライナの戦闘、冬季は抑制された状態続く 米情報長官が分析

・・・と米情報機関トップが情報を出す場合、往々にして事実とは逆です。

よろしければサポートよろしくお願いします。いただいたサポートは、日中韓とアメリカのリアルタイム感情分析を進めるために使わせていただきます