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新型コロナは、雨が降ると増えない!という話(続き)

要約

新型コロナ 第8波が2023年1月11日、事実上は、12月31日に減少に転じたのは、12/17日の大気が影響していました、という話です。

前回、新型コロナは雨が降ると(一日 20mm 以上)、感染者の増加数が減る、という話の続きです(晴が続くと陽性者数が増える)。

これは、現在実施している 新型コロナの予測について、データで明らかになったことの思考メモ(その2)です。

(1)新型コロナ陽性者 増加率とは

ここのポイントは、新型コロナの陽性者数そのもののではなく、
増加数の増え方です。
東京都の第8波、週間増加数は、下図 青のグラフになります。
(先週の陽性者数から、今週どれだけ増加したか、その数字)

黄色は、当日の新規陽性者数(7日間移動平均)です。

(1).2  新型コロナ増加の原因


東京都の第8波でも、新型コロナ陽性者数が同じ月でも突然ふえたり、減ったりしていことがわかると思います。

第8波を終了させた原因(1/27から。だいたい14日前なので、この場合1/13 の天気)を衛星画像で見てみましょう。

雨雲レーダー(2023年01月13日)
https://tenki.jp/past/2023/01/13/radar/

天気の実況

2022/12/17 低気圧が本州の南を、別の低気圧が日本海を進んだ。西日本は午前から雨で山は雪。鳥取県大山は積雪20センチ以上。

今までの経験則から、雨が降っていないので変化なし。と判断して居ました。が、大気汚染(つまり天気)は、大気が荒れれば変動するという基本的なことを見落としていました。

ので、経験則を変更して、

(2)新型コロナ陽性者増加数は天候が荒れると減る


下図の通り、新型コロナ陽性者 増加数は、天候が荒れると減ります。
(逆に、天候の安定が続くと陽性者増加数が増える)

上の図の同じ時の東京都の第8波 週間増加数 を上げます。

(3)日本と韓国を調査した結果

これも日本と韓国全体で前回と同じ結果が出ています
(2023年1月31日まで)。

日韓 新型コロナ陽性者増加率 相関

上図の元データ。

日韓 新型コロナ陽性者増加率 移動7日間平均
日韓 行政区分別 新型コロナ新規陽性者 動向




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