見出し画像

ロシアによるウクライナ侵攻 ロシア国力限界をウラジオストクの衛星データから分析する(2022/07/25)

2/24のウクライナ戦争開戦後、いつ、ロシアは国力限界点を迎えるのか、衛星データから検証します。
下記URLの続きです。

(1)はじめに:

一般的に,サービスセクターや工業生産が活発化する場面では,
大気汚染 排出を伴う経済活動が活発化します。

(2)サービスセクター活動量

コロナ渦(2020-2021の平均)サービス部門の活動量です。
ここでは、サービス部門とは工業生産以外の活動量、つまり生活水準です。

ウラジオストク=アジアとの取引量 と考えていいです。

サービス部門の活動量

コロナ渦(2020-2021の平均)と比較して考える場合、5月ー6月に急速に活発化。そして、7月1日から下落して7月10日以降回復している様子がわかります。

(3)工業活動量


例年:Baseline 2015 - 2019 年 つまりコロナ渦が発生する前とした、
工業活動量です。

NOX量から算出した工業生産活動量

6月1日をピークに、活動量が下回っている様子がわかります。なお、7月10日から盛り返しています。
そしてコロナ渦(2021年)と同じ水準で動いていることがわかります。

(3)都市活動量

例年:Baseline 2015 - 2019 年 つまりコロナ渦が発生する前とした、
都市活動量です。

ウラジオストク=アジアとの取引量 と考えていいです。

NOX量から算出した都市活動量

6月10日から、急速に下落しています(最近は戻しています)。

結論


6月以降、ロシア全体としては国力を急速に落としています。国力としては、限界にきているようです。しかし、ウラジオストクだけをみるとここ10日は、活動を活発化させてます。

「ロシア軍は今後数週間で人的資源の補充で困難に一層直面するだろうと分析している」と指摘。「何らかの形で作戦遂行の停止を強いられ、ウクライナ軍に反撃の機会を与えることになるだろう」とも予測した。


よろしければサポートよろしくお願いします。いただいたサポートは、日中韓とアメリカのリアルタイム感情分析を進めるために使わせていただきます