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はいだしょうこさんに癒された

今日、X(Twitter)を見ていたら、昔NHKの子供向け番組「おかあさんといっしょ」で歌のお姉さんをしていたはいだしょうこさんの話題が目に入ってきた。

ちょうどうちの子どもたちが小さかった頃に、歌のお姉さんをしていたのがしょうこお姉さんだったので、とても懐かしく思った。
調べてみると、今でも歌を歌っている様子だし、YouTubeチャンネルも開設しているというので、興味本位で覗いてみた。

僕が知っているしょうこお姉さんは、童謡を楽しげに歌う姿だったけれど、YouTubeチャンネルの彼女は、過去のヒットソングをカバーしていた。
その中に、中島みゆきさんの「糸」があった。
それを聴いていたら自然と涙が出てきた。
曲の世界を、しょうこさんの澄んだ歌声がさらに美しく表現していた。
その次に、一青窈さんの「ハナミズキ」を聴いた。
そこでもう号泣してしまった。

久しぶりに、歌を聴いて涙を流した。
「おかあさんといっしょ」に出演していた時のしょうこお姉さんは、どこかコミカルなイメージだったけれど、このような大人の歌をしっとりと歌うのに、とてもしっくりとくる澄んだ歌声なんだと思った。

それと同時に、久しぶりに歌の世界にも引き込まれた感じがした。
人生って、どうしょうもなく辛いことや哀しいことがあるんだよね。そういう思いを抱えて生きてくものなんだということを、改めて感じることができた。

心理学を学んで、カウンセラーとして仕事をしているので、最近の僕は無意識のうちに、そういうどうしょうもない辛さとか哀しさをなんとかして短期間に癒さなければいけないと思い込んでいるんだなあ、ということに気がついた。
でも、そういう感情って、焦って何とかしようしないでしっかりと味わい尽くしてから、時間の経過とともに少しずつ癒されていくものなんじゃないかとも思った。そうすることで、人生がより深くなるというか、濃淡が出るような気がする。影があるから明るさのありがたみがわかる。辛いことがあるから幸せを感じることができるのではないかと。それをしっかりと味わうからこそ人生がより良いものになるような気がする。

そんなことを考えてしまうような、素晴らしい歌声だった。
奇をてらわない、素直で透明感があって伸びのある歌声だからこそ、歌の世界が色濃く表現できているような気がした。
本当に歌が上手い人は、歌声で感動させられるんだなって、改めて思った。

人生山あり谷あり。
不幸な時期、大変な時期があるからこそ、幸せを色濃く感じることができる。
そのことを思い出させてくれたしょうこお姉さんと、素晴らしい歌を作ってくれた方に感謝したいと思います。

自分がうつ状態に陥って、そこから這い上がってくる過程で考えたことなどを書いています。自分の思考を記録しておくことと、同じような苦しみを抱えている人の参考になればうれしいです。フォローとスキと、できればサポートをよろしくお願いします!