心と頭のお話
僕は、幸せとは心が満足することだと思っている。
人間は大脳が発達してしまったがために、頭の存在が大きくなっている。
心は感じる。
頭は考える。
頭は過去のこともよく覚えているし、未来のことを考えることもできる。
そして、現実には起こっているかどうかわからないことまでも、考えることができる。
頭は、後悔や恨みを忘れない。
将来に対して不安を抱く。
他人と比べて自己嫌悪に陥る。
他人の目を怖れ、世間体を気にする。
頭は実に厄介な存在となる。
心は感じる。
今ここにある感情をダイレクトに感じる。
心地よいか不快か。
嬉しいか悲しいか、それとも怒りか。
頭では、会社に行ったほうが良いと思っている。
会社に行かないと、みんなに迷惑がかかる。
会社のみんなからなんて思われるかわからない。
自分の評価が下がる。
首になるかもしれない。
首になったら生きていけない。
だから、会社に行かなければいけない。
でも、心が苦しいと言っている
会社に行きたくないと言っている。
あの怖い、パワハラ上司に会いたくない。
意地悪な同僚に会いたくない。
苦手な仕事をしたくない。
頭が心に言う。
お前なにやっているんだ。
行かなきゃいけないことはわかっているだろう。
そんなわがままは許されないんだ。
だからお前、ちょっと黙っていろ。
我慢しろ。
世の中の人はみんな我慢しているんだ。
こうやって、心の声を封印する。
これをやると、心が苦しむ。
心が病む。
ああ、なんでこんなことになってしまったんだろう。
人間の悩みは、大体こんなところだ。
心が満足するにはどうすればいいのだろう。
頭の使い方を間違えている。
心を押さえつけるのが頭の仕事ではない。
頭の仕事は、心が安定する方法を考え、それを実行することだ。
心が傷つかず、満足する方法を考えよう。
心を守る方法を考えよう。
それが、幸せになる方法なんだ。
心を生かすも殺すも、頭次第。
頭の使い方を間違えないでほしい。
頭は心を守るために使うんだよ。
自分がうつ状態に陥って、そこから這い上がってくる過程で考えたことなどを書いています。自分の思考を記録しておくことと、同じような苦しみを抱えている人の参考になればうれしいです。フォローとスキと、できればサポートをよろしくお願いします!