いつも前向きになんていられない

前向きであることが善で、後ろ向きであることが良くないことである、という風潮があると思うんだけど、
人生がそんなにいつもいつも順風満帆であるはずがない。

辛い思いをしたり、後悔をしたり、自己嫌悪に陥ったり、いろいろあるのが人生なんだよね。
それなのに、いつもいつも前向きでいられるはずがないよね。

辛いことがあったら、打ちひしがれて、自信を無くして、しばらくの間は、何もする気が起きなくて。。。
そんな時間を過ごすことも、実は必要だったりする。

そんな思いを乗り越えていくから、人はまた一回り成長できるんだし、心の痛みを理解できるようになるんだし、他人に対して優しくもなれるんだと思う。

だから、無理やり前向きになろうとしなくていい。
前向きになれない時があってもいい。
しっかりと、その辛さと向き合っていい。
前向きになれる時が来たら、その時に前向きになればいいんじゃないかな。

辛い思いをするから、人生が深くなる。
辛さと向き合うから、人間が深くなる。
そんな気がするんだ。

もし、前向きになれないのであれば、
無理に前を向かなくていい。
前向きになれない自分を受け入れよう。
「ああ、今は無理」
それでいいよね。