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結果を出せる人と出せない人の違い

今まさに、北京では冬季オリンピックの熱戦が繰り広げられている。
僕は、今のキャリアのスタートはスポーツトレーナーだったので、スポーツイベントは興味深く見ている。

大きな大会なので、出場している選手たちは、それこそ人生のすべてをかけて戦っていることだろう。
だからこそ、様々な人間模様を見ることができるのが、オリンピックの醍醐味だと思う。

この大きなイベントで力を発揮できる選手と、残念ながら本来の力を発揮できない選手がいる。
その違いは何だろう?
といつも思う。

これは、別に、スポーツに限ったことではないと思う。
仕事や勉強においても、自分の力を発揮できるかどうかというのは、とても大切なこと。
多くの人が、関心を寄せるところだと思う。
このことについて、僕なりの考えを書いてみたい。

力を発揮できない理由

残念ながら力を発揮できない理由を考えると、二つのパターンがあるのではないかと思う。

  • 準備が不足している

  • 過度の緊張

準備が不足している

準備が不足している理由は様々あるだろう。
考えられる理由としては

  • 大会前に極度のスランプに陥った

  • ケガや病気などのアクシデントに見舞われた

  • トレーニングのし過ぎで疲労が抜けなかった

など、不運なこともあるかもしれないが、コンディショニングの失敗ということもあると思う。

仕事や勉強に置き換えても、そもそもが準備不足では力を発揮できることはないし、結果がついてくることもないだろう。

過度の緊張

オリンピックには魔物が棲んでいる。
とはよく言われることであるけれども、大会の雰囲気や過度な期待を背負っていることなどがプレッシャーとなり、力を発揮できないことは多い。

結果を気にしすぎると、緊張が高まりすぎて力を発揮できないということは、選手たちは重々承知していることだろう。
しかし、それでも緊張してしまうのが人間というものだ。

このような状況で、冷静に自分のパフォーマンスを発揮できる人は、本当に素晴らしいと思う。

結果を出すために

結果を出すためには、以上とは反対のことをすればよい。

しっかりと準備する

不運なアクシデントはなかなか避けることは難しいが、メンタル面を含めてコンディショニングに気を付けて、質の良いトレーニングを続けることが重要だ。
これは、仕事や勉強においても同じことが言える。

睡眠時間を削って長時間働けばいいというものではない。
勉強も同じこと。
にもかかわらず、世間的には、長時間働いたり勉強することが良いことであると認識している人も少なくない。
しかしこれは、コンディションを崩してしまうことになりかねない。
ここはきちんと押さえておきたいところだろう。

もちろん、単純に準備不足、勉強不足は言うまでもないだろう。

過度の緊張をしないために

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるが、これは、しっかりとした準備をして結果は神のみぞ知る、という心境だ。

結果を気にしすぎると、過度に緊張することになる。
プレッシャーをかけすぎるのは良くないのだ。

例えば、仕事の現場などで、上司が部下に「絶対にだ丈夫だろうな?失敗は許されない。」などとプレッシャーをかけたり、失敗した時に責任を追及して厳しく叱責することがあると思うけれど、これは逆効果になるということを考えてほしい。

オリンピックでいえば、コーチや監督が選手に向かって過度のプレッシャーをかけるだろうか?
おそらく、選手に自信を持たせて、自分の持てる力発揮することだけに集中させるだろう。
結果は気にするなと。

選手本人が「楽しんできます!」とインタビューに答えてるケースは多いが、楽しむと自己暗示をかけて、自分に不要なプレッシャーをかけないようにしているのだと思う。
プレッシャーを感じすぎて、力を発揮できないことを恐れているのだと思う。
一番結果が欲しいと思い、一番プレシャーを感じているのは間違いなく本人だから。

緊張にもちょうどよいところがある

僕は、この整体師という仕事をするようになって、「何事にもちょうどよいところがある」ということを考えるようになった。
過ぎたるは及ばざるがごとし、なのである。

プレッシャーや緊張、周囲の期待も、適度には必要なのだけれども、過ぎれはマイナスになる。
ちょうどよいところがあるのだ。

マネジメントをしたり、コーチングしたり、応援する側に回る場合には、その調整を上手に行う必要がある。
とても難しいことなのだけれど、仕事としてマネジメントをするのであれば、難しいなどとは言っていられない。
なぜなら、それが仕事だからだ。

もちろん、本人が一番気を付けなければいけないことなのだけれど。

まとめ

オリンピック大好き人間として、選手たちの人間模様が見られるのはとても嬉しい。

力を発揮できない人、見事に結果を出した人、選手たちの心の交流など、濃厚な人間ドラマを見せてもらえるのが嬉しい。

自分の能力の限界に挑んでいる人たちは、本当にすごいとしか言いようがない。
選手の皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございます。

#オリンピック
#北京オリンピック


自分がうつ状態に陥って、そこから這い上がってくる過程で考えたことなどを書いています。自分の思考を記録しておくことと、同じような苦しみを抱えている人の参考になればうれしいです。フォローとスキと、できればサポートをよろしくお願いします!