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手紙のやり取りだけの関係に憧れる。

外からの物音もなく
中でひびく喋り声も
かかっている音楽もない

暖炉や水槽等からの
小さな音だけが響く
しずかな空間で

お気に入りのペンやインク
便箋を使って癒されたり

あり余る感情を
存分に込めるように

優しく労るように
愛を伝えるように
思いを綴ったり

相手からの
手紙を読んで
伝わる感情と心遣いに
いやされたり

そんなふうに
何よりも濃密な時間を
いやしの空間で過ごす
幸せな日々。

なんだか
ファンタジーみたい
かもしれないけれども

物理的に
実現不可能という
こともなく

そんな風に過ごせたら
元気になれるし
幸せだろうなあと
たまに夢想したりしています。

そういった
やりとりのしかたなら

焦らなくてもいいし
不必要に苦手分野で
頑張ることもないし
いいなと感じます。


今(現代)の

何でも瞬時に
できてしまったり

膨大な数のものが
そこかしこに
所狭しと並んでいたり

そういう社会は

ゆったりとした
時間を過ごし

1つ1つのものを
深く味わい噛みしめて
幸せに浸るような
タイプの人間には
あまりにも不向きでしょう。


もちろん
ネットが発達してきて
直接会わないことも
認められてきた今

昔と比べたら
そういう人たちの
時代がやってきているとも
言えるには言えます。

しかし
そういう性質の人にとって

少なくとも
地で向いている社会とは
言い難いでしょう。


情報もコンテンツも多く
やり取りのスピードは早く

世界は目まぐるしく
動いている。

ゆったりとした時間は
意図的に作り出さなければ
体験できないと言っても
過言ではないかもしれません。

ただ何もせず
過ごしているだけで
あっという間に
疲れてしまうような
環境ですから

そういった
ゆったりした癒しが
欲しくもなりますね。

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