コロナ渦の中でヨーロッパに旅行に行って感じたこと

コロナウィルスが広がり始めた3月上旬にヨーロッパに行きましたが、その時の状況をアーカイブ目的でまとめていこうと思います。

日本の旅行者について

丁度卒業旅行のシーズンということで例年なら多くの学生で賑わっている頃ですが、今年はいつもより少ない…という印象は感じず、日本発着の飛行機も満席ではないけれども7割くらいは埋まっているという状況でした。SNSを見ていると「残念だけど旅行は自粛する」という声が多くみられた印象でしたが、実際に自粛した人はそう多くはないんじゃないかなと思いました(SNSだとそういう立派そうな発言が持ち上げられて目立ちやすい、という点もあるのかもしれません)。

実際卒業旅行となると数か月前、つまりコロナウィルスの問題が表面化される前からお金を払っており、もう後には引けない状況の人が多くいたのかなと思います(これはヨーロッパのような長距離、長期間の旅行の場合であって、もっと短距離なアジア圏や国内だったらもっと自粛率も高いのかなと思います)。数十万のお金と一生に一度の機会(学生時代最後の思い出作り)をドブに捨てる勇気を持っている人は多くはないと思います。自分もそうだったし(自分の場合は外務省は特にアラート出してないし、まだヨーロッパの方が(その当時は)流行ってないし大丈夫だろと思っていました)。とはいえ、じゃあ絶対安全かと言われるとそうは言えないので、できる限りの感染防止策(手洗い、マスク着用など)はしている人は多くいました。

ヨーロッパの状況について

西欧の方にはほとんど行っていないのでよくわかりませんが(イタリアはもうダメだなという認識)、3月の上旬はほとんど日常生活とほぼ同じ風景でした(ドイツにいたからというのもあるかもしれませんが)。

しかし、3月の中旬~後半にさしかかることになると、美術館や博物館はクローズ(公園等はオープンしている)、オペラ等の講演も中止という状況で、ニュースを見てもほぼコロナのことしか言っていないという状況になりました。とはいえ公園には人はたくさん人がいましたし、観光客もいて、日常はある程度守られていたのかなと思います(危機感もあまりなさそうな印象でした)。

一方で東欧などの医療が発達していない国は早めに国境封鎖に動いており「明日から国境封鎖」という状況がざらにありました(このため、東欧行きを断念)。またスーパーや薬局、銀行といった生活必需品以外の店を全閉鎖するとの発表もあり、早めの帰国をすることにしました(特に発症はしませんでしたが、帰国後は念のため2週間はなるべく家に閉じこもり感染を広げないようにしていました)。

差別について

日本人がアジア系として差別にあった、なんてニュースがありましたが


直接的に感じたことはお酒に酔ったおっさんに絡まれた時くらいで日本でいじめを受けてた経験がある自分からすればああそうですか、というくらいのものでした(言葉分からんのが大きいかも)。いじめられっ子なめんなよ。

恐らく運が良かっただけだとは思いますが、基本的に親切にしてもらったことが多かったのですが、差別って一つ出るだけでそれが大きく持ち上げられて「差別される!」って印象が広がるからなぁと感じます。無責任な言い方をすれば「運がなかった」or「覚悟が足りなかった」のどちらかになるのかなと思います(コロナウィルス云々以前の差別の話になりますが)。


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