1年間ボイストレーニングを受けて得られたもの
ボイストレーニングと聞くとどんな
イメージを持つだろうか。
プロの歌手になるために受ける？
カラオケの点数を上げるために受ける？
僕は社会人一年目だった昨年1年間、
「日常生活の発声を変えるために」
ボイストレーニングを受けていた。
今日はその内容と受けてみて
どうだったのかを書きたい。
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こもりがちな声にコンプレックス
僕は小さい頃から声がこもりがちだった。
そのせいで話した内容を何度も聞き返されたり、
部活の試合中にどんなに声を出しても
届かないなどの悩みを抱えていた。
何も対策をせずに社会人になった僕は、
新卒で「営業」の部署に配属された。
このこもった声では商談相手に伝わるものも
伝わらないと考えた僕は、ビジネス向けの
ボイストレーニングを受ける決断をした。
一対一なので月2回50分で18000円と決して
安くはなかったが、一生分の価値があると
思い将来に投資することにした。
レッスンはどんな内容だったのか？
ボイストレーニングの内容は最初の5分は
全身の緊張をほぐすためにストレッチを行う。
その後に声を出し始めて「あえいうえおあお
かけきこくかこ〜」と50音を発声する。
その際に口の形や発声方法、姿勢などを
細かく指摘してもらう。
ここからは日によって異なっていたが、
僕が1番楽しみにしてたのが「原稿読み」
実際にCMなどに使われたキャッチ
フレーズを感情を込めて読むというもの。
例えば、
さあ、召し上がれ！
我が家のカレー、コクと香りがひと味ちがう
その秘密は…２０種類の豊富なスパイス！
「マイルド・ガラム、カリーキング」
ルーで簡単、お手軽・本格カレー！
みたいな原稿を読むのである。
(実際に声に出して読んでみてほしい)
ただ読むだけでなく、音が明瞭に聞こえ
ているか、重要なところ(商品名など)が
ちゃんと強調できてるか、緩急をつけ
られてるかなど細かくチェックしてくれる。
あとは、「ジョンカビラ」、「森本レオ」が
読んだらどうなるかなど色々遊んでみる。
最初は恥ずかしがってしまうが、慣れると
自分を捨てて思いっきり入り込むことが
できるのでむちゃくちゃ楽しい。笑
どんな成果が得られたのか？
僕が1年間通った中で1番の成果は
声を前に出す感覚を身につけられた
ことである。
声がこもる人にありがちな特徴は
「話す時に舌が盛り上がってしまっている」
実際に鏡を見ながら話すと分かるのだが、
舌が盛り上がると声が前に通りにくくなる。
私はまさにこういう人だったのだが、
これを改善してかなり声が通るようになった。
おかげで、人と話す時にこもって聞き
返されることがかなり減ったし、
声も以前よりクリアになった。
声が明るくなると気持ちが明るくなる
僕が、先生に言われた言葉の中で
1番印象に残っている言葉は、
人生で1番耳にする声って誰の声か分かる？
自分自身の声だよ。
明るくて元気な声を聞いて気持ちが
明るい気分になった経験は誰しもあると思う。
だからこそ、自分の声を少しでも良くすれば
それを聞く自分自身も良い気持ちで
毎日過ごせると思うのである。
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