その名は、閃乱カグラ。
「命懸けで獲りにきて」
「すべてを脱ぎ捨てても、守りたい」
「最胸の忍が誰なのか、教えてあげる」
「最胸に輝く夏が来る」
これらはあるゲームのシリーズのキャッチコピーだ。
「最胸」は「最強」の誤植じゃないのでご注意いただきたい。
そのゲームは『閃乱カグラ』という。
発売当初から根強い人気を博すマーベラスの人気作品で、大体高校生くらいの年齢の忍学生の女の子達の物語である。
ジャンルとしてはRPG、と格ゲーの中間のようなゲームで、
キャラクターを操って様々な敵を倒していくと、物語が進むという形になっている。
ただし、このゲームは少し異色でキャラクターがダメージを受けると…
服が破けるのである。
もう一度言おう。
服が破けるのである。
『爆乳ハイパーバトル』の異名をとる通り、かなりの爆乳の女の子達の衣装が、ダメージを食らう度に破けていくのである。
最終的には下着まで破けてすっぽんぽんになる。
…
頭おかしいよこのゲーム。
●登場人物
詠(CV.茅野愛衣)
・両備(左 CV.日笠陽子) 両奈(右 CV.MAKO)
・華毘(CV.徳井青空)
イラストで申し訳ないのだが、ご覧のようなかなりの爆乳の女の子達の服が脱げるゲームである。人気声優達が登場するのでその人気は更に高まっている。
しかしこのゲームは格ゲーだけでなくシューティングゲーム(『PEACH BEACH SPLASH』)リズムゲー(『デカ盛り閃乱カグラ』)やピンボールゲーム(『PEACH BALL』)も存在する。
そしてそこでも服が破ける。
中でもピンボールゲーム(『PEACH BALL』)は、春花というマッドサイエンティストの少女が作った怪しい薬でケモノ姿になった少女達にボールを当てて元の姿に戻すという常軌を逸した設定の作品である。
女の子がピンボールの台の上に乗り、プレイヤーはその子にボールをぶつけ、最終的には服が脱げるというゲームである。
頭おかしいよこのゲーム。
そんな閃乱カグラの中でも話題になった作品がある。
『シノビリフレ』だ。
もうタイトルからしてアウトな匂いがプンプンするが、ご安心願おう。
このゲームでは服は破けない。
忍学生の女の子との恋愛ができるというギャルゲーだ。
まあ、スキンシップと称してマジックハンドで胸やお尻に触り続けるゲームなのだが。
お巡りさん、こっちです。
いや一応ちゃんと審査をクリアして一般向けに発売しているゲームなのだが、発売当初から『手が滑った』『間違って購入した』という言い訳(?)がネット上に続出して売れに売れた。
そして話題になったのはここから。
何とあのマリオを超えたのである。
同じ時期に発売された『マリオオデッセイ』の売上を超えて、「マリオを超えた」と世間をざわつかせたのだ。
一体何故このゲームはこんなに人気なのだろう。
私が閃乱カグラを知ったきっかけはyoutubeでたまたまプレイ動画を見た事がきっかけである。
キャラクターが勝負にまけてすっぽんぽんになるシーンばかりを集めて編集した動画なのだが、そこから興味を持ちハマってしまったのだ(水橋かおりさんや徳井青空さんといった好きな声優さんが出演されていたのもある)。
なんでこのゲームにハマってしまったのだろう。
それこそ小さなお子さんがいる親御さんや世間からは「不健全」「子供に悪い」と言われそうなゲームだが、
ゲームなんて、面白くなきゃ意味がないのである。
「脳トレ」とか「教育にいい」なんてゲームも世に出ているが、ゲームはゲームである。
やりすぎて親に怒られるくらいのものがちょうどいいのである。
時間を忘れるくらいやっていて楽しいものが一番なのである。
爆乳の女の子達を操って戦って服が破ける。
ターゲットは男性に絞り、何のためにもならない(ストーリーは一応ちゃんとしてるし中にはほろっとくるものもある)思いっきりおバカなゲームだけどそれがゲームなのだと私は思う。
ゲームにまで世の中の役に立つ事を求める社会はどこかおかしいと思う。
ある事件の犯罪者がゲームをしてたらそれが原因のように考える世の中はどこかおかしいと思う。
ゲームなんて、別になくても生きて行けるものだと言われればその通りかもしれない。
けれどもゲームがないと生きて行けないという人だっている。ゲームが生きがいという人だっている。
世の中にはおもしろいゲームを作りたくてゲーム会社に入り、一生懸命ゲーム作りをしている人達がいる。
そうした思いの熱量がこの『閃乱カグラ』から感じられるので好きなのだ。
…もちろん、キャラクター達のちょっとエッチな姿が見られるのが楽しみというのもあるのだけど。
少し息苦しい世の中で、ちょっと辛いなと思っている人に是非プレイしてもらいたいゲームである。
個人的には詠さんが好きだ。
あなたが読みたいと思ってた文章、書きます。