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【あれこれ】東京ゲームショウに行って


今年9月に行われた「東京ゲームショウ2023」。参加したメンバーの馬場さんによる取材記事です。(スタッフ・古川)






東京ゲームショウ 2023 に行って体験したかけがえのない思い出~スゲーッマジで感謝!~

2023年9月21~24日、東京ゲームショウ(以下、TGS)が開催されました。TGSとは、年に一度幕張メッセで開催される国内最大級のゲームの展覧会で最新作の試遊などもできます。
コロナ禍が続いていた2020、2021年の間は対面で開くことができませんでした。
しかし去年から対面で開くことができるようになり、今年は4年ぶりに幕張メッセの全館を使って大規模に行いました。出展社は国内、海外合わせて787社参加し、ゲームの出展タイトル数は1762と過去最大規模のイベントになりました。

TGSは一般公開日とは別に「ビジネスデイ」という業界・メディア関係者のための開催日があり、今年は21、22日でした。『不登校新聞』はメディアなので、プレス取材としてビジネスデイに参加できました。僕が所属している不登校新聞社内の不登校経験者のグループ「不登校ラボ」で、事前にプレス取材の参加募集があり、そのおかげで参加することができました。僕は今回21~23日の間、プレス取材に行ってきました。

また、僕は今年『不登校新聞』で『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』の生みの親であるゲームクリエイターの桜井政博さんにインタビューし、そこで桜井さん本人の経験からゲームが持つ「力」「魅力」などについて語っていただきました。ゲームクリエイターとして尊敬している桜井さんから貴重な話を聞けてゲームに対する動機がより高まったので、TGSに行ってもっとゲームが持つ「力」「魅力」を探求したいと思い、取材に臨みました。

『不登校新聞』の桜井政博さんのインタビュー記事は、こちら↓


スクウェア・エニックスのブース

ビジネスデイ初日の21日、会場に入ったらその熱気とすごさに圧倒されました。
特にビッグタイトルのゲームが集中しているカプコン、セガ、コナミ、スクウェア・エニックス、レベルファイブなどのブースは数多くの人が最新作の試遊をするためにかなり並んでおり、1人1人のゲームに対する大きな熱意を感じました。

僕はビッグタイトルのゲームでは、『ファイナルファンタジーVII リバース』『ソニックスーパースターズ』『バイオハザード RE:4』『モンスターハンターNow』『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』(以下、『イナイレV』)などを試遊しました。それぞれ違った手応えと面白さがあり、各作品の「力」「魅力」を大いに楽しめました。

ゲームが持つ「力」「魅力」で思うのが、テレビドラマや映画を視聴する際、映像内の登場人物の行動を追って見ていくのに対して、ゲームは自分と操作するキャラクターとのアクション、リアクションがテレビドラマや映画以上にシンクロします。
なので、例えば勇者が主人公で冒険を進めてラスボスを倒し、世界を救うようなRPGゲームは、面白ければ面白いほど実際に自分が勇者となって世界を救った快感、没入感を得られるでしょう。こういった体験することそのものが、ゲームが持つ1つの「力」「魅力」だと僕は思います。おそらくTGSに集まっている人たち全員がそのゲームが持つ「力」「魅力」に惹かれ、それを体験してここにいるのだと感じました。


レベルファイブのブース

一般公開日の23、24日はそれぞれのブースでイベントが数多く行われ、僕は『イナズマイレブン』(以下『イナイレ』)や『ダンボール戦機』『妖怪ウォッチ』などを制作しているレベルファイブのブースに行きましたが、ビジネスデイ以上に観客の熱気が強かったです。
特に今年はレベルファイブ創立25周年で、新作として発売予定の『イナイレV』、『デカポリス』『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』『メガトン級ムサシW(ワイアード)』『レイトン教授と蒸気の新世界』などが数多く控えていることもあり、ブースでの試遊、展示、イベントにはかなり気合が入っていました。

僕は小学生の時から『イナイレ』、『ダンボール戦機』をはじめとするレベルファイブ作品にはすごく熱中していました。ゲームやアニメの中で体感した迫力ある必殺技、様々なバックボーンを持つ魅力あるキャラクター同士の絡みなど、その一つ一つが印象に強く残っていました。これがレベルファイブ作品の1つの「力」「魅力」であり、僕らの世代が熱中した大きな理由だと言えます。
小学4年生~高校1年の間、断続的に不登校を経験して苦しかった後も、それらが大きな励みになっていたこともあり、今回ここは特に意気込んで当たりました。

23日は、『イナイレV』の最新情報や主演声優の発表『イナイレ』の主題歌を歌っているT-Pistonzらによるライブなどが行われました。

『イナイレV』は、過去作に登場した、4500人を超える選手を仲間にでき、ストーリーモードでは「サッカーのない世界」を求める闇を抱えた主人公・笹波雲明と『イナイレ』の初代主人公・円堂守の息子で、サッカー界の頂点に君臨し、”サッカーモンスター”の異名で知られる円堂ハルを中心とした群像劇が展開されます。

僕も今回ブースで試遊しましたが、DS、3DS時代のタッチペン操作からハードがNintendo Switchになったことで、システムが新しくなり、ボタン操作に特化したアクション性の高いゲームになっていました。見たことのない物語とアクションを踏まえて、これまでの『イナイレ』の系譜を継ぐ新しいゲームの「力」「魅力」を一足先に感じました。『イナイレ』の集大成の作品として期待が高まります!

そしてT-Pistonzのライブは、『妖怪ウォッチ』の主題歌を歌っているキング・クリームソーダ、『メガトン級ムサシ』の歌を担当しているずま(虹色侍)も参加し、主題歌を歌っている中でそれぞれの作品のOP映像や名シーンがバックに流れたので、レベルファイブ作品が好きな人にはたまらないものでした。


ライブの様子

ブースでのライブ会場は、僕と同じレベルファイブ作品で育ったと見える世代の10、20代~年配の人まで多くの人が満席になるぐらい集まっていました。特に僕は一番前の方で聴けたので、それぞれの歌手の気迫を直接肌に大きく感じました。今回特に印象に残った曲が『イナイレ』のOPの「つながリーヨ」「マジで感謝!」で、それぞれ仲間たちとの繋がりと感謝を込めた力強い曲です。

これらの曲が流れた時の会場にいる全ての人との一体感、歓声は特にすごいもので、きっとここにいる会場の1人1人が、『イナイレ』をはじめとするレベルファイブ作品を通して育ったそれぞれの思い出、物語があるのだと思いました。
まさに会場全体が「繋がっていて」、今まで不登校になって苦しかった経験が色々あったけど、それを乗り越えて今、この場でこういった特別な体験を過ごすことができたことに「感謝」したい気持ちになりました。
ゲームが持つ「力」「魅力」を探求でき、大変密度が濃い3日間を体験し、かけがえのない思い出になりました。スゲーッマジで感謝!

©LEVEL-5 Inc.



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