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【あれこれ】人生の基本戦略を立ててみる


今回のご寄稿文はなんだか身につまされます。僕も戦略、立ててみようかな。5年後、自分はどうなっていたいんだろう。(スタッフ・古川)






我が人生も半ばに差し掛かってきました。
健康で若い方が密度が濃いと思うので、この後をぼけーっと生きるなら7割くらい終わっているかもしれません。

今日もいつものように仕事辞めたいなとか結局何がしたいんやろとか考えています。
本が作りたい。いろいろ作りたい本はあるんですけど、最近熱いのはディズニーとユニバです。
これまたいつものことですけど。

ディズニーストーリービヨンドのLINE登録数と待ち時間を記録してうひょーと喜んでいます。ホーンテッドマンションの謎解きイベントにも関わらず、待ち時間で最も強い相関関係にあるのはミニーのグリーティングであろうことがわかってきました。衝撃の真実です。
ミニーもイベントをやっている(むしろミニーの方が大々的にやってる)ので、まあどっちも楽しむおたくが多いのでしょう。
とすると、もしかしたら明日こんな1日を過ごす人が1,000人近くいるのかもしれません。

朝一:謎解き冊子購入
9時台:ショー初回待ち、謎解きいけるところまで解く
10時半以降:カンベアかカリブ
11時台:ごはん
12時台:パレード待ち(ハモカラ)
13時台:ハモカラ、パレード待ち(ミニー)
14時台:パレード待ち(ミニー)
15時台:ミニーファンダーランド
16時台:謎解き続き
17時台:謎解き続き、ごはん
18時台:ミニーグリーティング
19時台:ホーンテッドマンション
20時台:カンベアかカリブ
21時台:さらっとグッズ見て帰る

うん、割とありそうです。
これ結構とんでもない戦略の上に建てられたイベントだと思うんですけど、それはまた今度別の空間で考えます。


それでですね。
ディズニーとかユニバの戦略を考えられるなら、自分の人生戦略も立ててみてくださいよ、と森岡さんが言うんですよ。
いやたぶんそんなことは直接的に言ってないんですけど、昨日森岡毅さんの本を読んでたらそう言ってる気がしました。5日ある山形出張の3日目、突然森岡さんの本を買いました。しかも別に新しくないやつ。なんでだ。

まだまだ序盤なのだけど、頻繁に達成条件を整理していて素敵です。
なぜそれを達成するのか目的を知って、どうしたら達成なのか定義して、使える資源とか制限を線引きする。その中で勝負できるものを探せば良いじゃない、とたぶんこういう感じです。


ということなので、私の人生の戦略を立てます。
ただし長期的過ぎると「幸せになること」レベルに抽象化して落とし込みにくいので、ここでは向こう5年の中期計画にします。


①目的

友だち+10人を達成する。

こんな目的で良いんでしょうか。良いんです。
人生の中期計画というのは、その人生をどう使いたいか定める物だと思います。それは具体的で実現可能で、嬉しいものが良い。楽に到達できるものではなくて、パフォーマンスを発揮し成長した上で辿り着くものであった方が良いのです。
私にとって友だちを作るのは難しいし、実現できたら嬉しいものです。だから目的になり得ると思います。

友だち、という言葉の定義が難しいんですが遊び友だちというよりは悩み友だちとか創作仲間を想定しています。
何かにもがいて作ろうとする人、同じ物を作る必要も無くてお互いに認知しておもしろーいと言い合ってれば良いです。
でもビジネスに寄り過ぎるとちょっと違います。
作った物でお金は稼いで良いけど、起点は自分のもやもやした気持ちとか、熱烈な興味から始まるものであってほしいのです。


②戦略(誰を狙うか)

コア:ぐらぐらしてる自覚のある人。
戦略:潜在的にぐらぐらしている人。

私の強みとやりたいことが重なっている領域を考えました。
これは心に揺さぶりをかけることだと思っています。

ぼーっと生きてんじゃねえというか、ぼーっとしてる場合じゃない、と思って書いたぐらぐらしている文章の受けが良いのです。noteのビュー数やスキの割合に少ないながら表れているし、生身で話した人たちからも評価が高い。そして自分でも気に入っていることが多い。
こうするべきだと納得させたいとか、感動させたいとかではないのです。そういう気持ちも無いわけではないけれど。
そわそわさせておいて「じゃあ私はこの辺で」と帰ってしまうような在り方が良いのです。

私が友だちになりたい人がどういう人かと言われれば、やっぱりそういう人なんです。

ということは、私も揺さぶりをかけられる人であった方が友だちになれる確率は上がるはずです。


③戦術に求める条件

戦略目標に対して「心を揺さぶること」を実現するための条件をいくつか考えます。

1.友だち候補者となんらかのコミュニケーションを取れること
2.コミュニケーションを取るたびにリアクションが得られるくらいのロイヤリティを確保すること
3.日常生活に支障をきたさないこと
4.できれば不登校ラボを活用できること

この辺りでしょうか。
詳しく確認します。

1.友だち候補者となんらかのコミュニケーションを取れること

友だち候補者は戦略目標の人たちですね。
当然何かしらの形でコミュニケーションを取る必要があります。コミュニケーション無しに友だちになれることはありませんから。
それはSNSで踊ることかもしれないし、路上ライブかもしれないし、講演会に出ることかもしれないし、本を出すことかもしれません。
なんらかの形で接触を図って自分の存在をアピールする機会が必要です。

それと、逆に自分が顧客として探しに行く必要もあります。
友だちが欲しくて発信している人へ近づいて、こっちの存在に気づいてもらう。気がついてもらったら名刺を渡してこちらの領域に引き込む。
こういうパターンを取ることも考えた方が良いでしょう。

2.コミュニケーションを取るたびにリアクションが得られるくらいのロイヤリティを確保すること

これは1を次に繋げるためのものです。4Cで言えば1はcommunication、2はcustomer valueに当たるんでしょう。
飲み会では隅っこでへらへらしている私ですが、それでは記憶に残らないし興味を持ってもらえません。出会った時に成果物を見せて記憶に留まること、何度か接触してその度に引っかかりを作ること。感覚で言えば3回「良いな」と思えばだいたい好きになります。
そういう、ハマるであろうものを視界に入る場所に最低3つ置きたいところです。

3.日常生活に支障をきたさないこと

これは自分用です。
どこかで「忙しいことを言い訳に行動できない人は時間ができてもやらない」と見ました。
逆説的にこれというか。日常を大事にするというよりは、無理しないとできないことまでやろうとしない。
日常的に熟せないことはたぶん向いていません。残業しないと終わらないのが常態化すると能率は上がりません。
向いていないと判断したら、外注するなり仕組みを変えるなり戦術の見直しが必要です。
負担がかかり過ぎない方法を確立できるまで検証をします。
それができれば次の戦術を並行して打てるようになります。

4.できれば不登校ラボを活用できること

これも自分用、有限な資源の有効利用です。
私にはそれほど時間がありません。というか1人で全てやろうとすると、それがどんなスーパーマンであっても時間が足りないはずです。
文学フリマの1回目は表紙のデザインに時間をかけて校正がおざなりになりました。作業としては楽しいので次からも作りますが、ビジネス寄りの気持ちで作る場合はプロにお任せした方が良いでしょう。

同じように、私はSNSの運用が非常に苦手です。1年近くnoteを続けてフォローもフォロワーも10人ちょっとというのがそれを物語っています。
で、あれば特に1と3を満たすためには誰かの力に頼るのが手っ取り早いのです。
私のつながりで頼れるのは不登校ラボになります。自分のアカウントでは文学フリマ系のブースト込みで100ビュー・10スキくらいですが、前回の【あれこれ】は数日で500ビュー・50スキに届いたようです。
現役の不登校、経験者、その関係者はぐらぐらしている人も多そうですし、ここを活用しない手はないでしょう。


④戦術

戦術は短期での見直しが必要だと思います。
半年ごとに見直し、1年で刷新の可能性ありの想定です。

1.【あれこれ】でビュー・スキを得られる文章を寄せる
2.自主企画の本やイベントを不登校ラボで公開しながら進める
3.文学フリマ(できればもっとディープな)即売会に出る
4.文学フリマ(できればもっとディープな)即売会に客として参加して友だち候補を見つける
5.自己紹介用のnoteを作成する

こんなところでしょうか。
基本的にもうやっていることなので、そっちに寄せてしまった感もあります。
もう少し詳しくいきます。

1.【あれこれ】でビュー・スキを得られる文章を寄せる

既に確保しているコミュニケーションの場で、ここで何が受けるのかを考えます。「お、今日この人か」と思われて、「明日あの人だー」というところまでつなぎたいところです。
暫定で数値目標も決めておきます。

・連続3回、1週間以内に投稿日フォロワー数の15%のスキが付くこと
・期間中に2回、投稿日フォロワー数の20%スキが付くこと

このどちらかで達成とみなします。
個人的な感覚ですが、ビュー数の10%スキが付くと打率が高いなという感覚を持っています。
不登校ラボでどのくらいのビュー数があるのか、フォロワーのアクティブ率がどのくらいかとか詳しくは知りません。

ただざっくりフォロワー200人時代はおよそ20前後、300人を超えてからは30前後スキが付いている印象です。
フォロワー数とビュー数はそこまで離れておらず、多い時でもフォロワー数×1.3倍くらいかなと予想しています。
であれば、フォロワー数の15%付いたら結構なヒットっぽい感じがします。
これを書いている時点では400人いかないくらいなので、ざっくり60ついたらヒットになります。
…今の時点で私の最高は50、他の方を含めても60なので、かなり高いハードルな気がしています。

2.自主企画の本やイベントを不登校ラボで公開しながら進める

コミュニケーション機会の増加と、方向性の検証を兼ねます。
【あれこれ】は2,000字〜4,000字を主にした文章なのに対して、これは1,000字〜2,000字の企画書やレポートになる想定です。
そうなると【あれこれ】は文章のテーマと情緒の組み合わせを見られるのに対して、イベント投稿はテーマと見せ方の比重が大きくなるのではと推測しています。
ここで不登校ラボでどのテーマが求められるのか検証します。

ものすごく感覚的なところですが、私のコアターゲットは情緒を見ていて、戦略ターゲットはテーマを見ていると思っています。
どんなテーマでも変わらない情緒を維持しつつ、2の検証結果をもとに勝負する場所を探す。
このイメージで動かしてみようという感じです。

検証の面が強いのでビュー数やスキ数よりも、投稿頻度や種類が大事になってくると考え
・3種類、10回以上投稿
を戦術目標にします。

3.文学フリマ(できればもっとディープな)即売会に出る

本を作る、本を売るというのはエネルギーが必要です。
目の前に作者がいる環境で本を選んで買うというのもエネルギーが必要な行為です。
そのエネルギーが必要なところって、ロイヤリティが生まれやすいのでは?という仮説を持っています。高い買い物を良い買い物だった、苦労した経験を良い経験だったと思いたいというやつです。ちょっと違うかもですけど。
2のイベント投稿とも絡めてやります。

最低でも東京2回と大阪1回に出る予定です。
大阪行きはユニバに行きたいから、というのも含んでます。

4.文学フリマ(できればもっとディープな)即売会に客として参加して友だち候補を見つける

1〜3はいずれも他の人から見つけてもらう展開ですが、私からも声をかけても良いわけです。
というか、そっちの方が多くても良いくらいです。

・即売会に出る、かつ買いたいと思う方をnoteで5人フォローする
・実際の即売会で買う
・noteやその場で読んだ感想をお伝えする(ご迷惑そうじゃなければ)
この3つをクリアして、候補発見とします。

5.自己紹介用のnoteを作成する

これ大事だなと気がつきました。
不登校ラボの自己紹介がスキ300を突破していました。
フォロワー数の75%に相当します。
すごいことです。

私は割とnoteに載せる文章がぶれぶれで、好き勝手に書いています。
そうすると、どれかに当たった人が別の好みっぽい投稿を見つけづらいですよね。きっと。

少なくとも自己紹介用のnoteが好みであれば、何個か見て好みのがあるか探す気になります。
上の方で「3回良いなと思えば好きになる」と書きました。
たまたま見た投稿が気に入って、その上で自己紹介がはまると、この時点で2回良いなと思っているわけです。
あとは直近のどれか一つがはまれば良いので、ハードルは劇的に下がる気がします。

ということで自己紹介用のnoteを作ること。
これはさっさとやった方が良い気がしてきました。


以上が私の5年戦略です。
長くなったなーと思ってましたが、遂に5,000字を超えました。前回も4,000字以上書いていて、ちょっと長文が多過ぎますね。
ショート動画やらTikTokが流行る時代にだらっと長文を書く。友だち作るのに戦略を立てる。
こんなめんどくさいやつですが、我こそは友だち候補という方をお待ちしてます。

ではまた。



この寄稿者の前回記事↓




○寄稿者募集!

不登校ラボでは、連載【あれこれありましたが、】をnote内にておこなっています。

ここは、人生のはやいうちにつまづいてしまったさまざまな人が集まり、創作や出会いを通じて当時をもう一度ふり返る人生の研究所。かつてかかっていた”もや”を、いまのあなたが観察するところです。

寄稿連載【あれこれありましたが、】では、当時行きづまっていた私たちがいまどうやって生きているか。あれこれありましたが、よろしくやってる方々の日常や思考を寄せてもらい、連載しています。

読者からも寄稿作家を募集しています。学生時代に挫折をもつ人(不登校経験がなくても構いません)、学校に行きたくなかった日が1日でもある人、自分の文章をこの場で書いてみたいと感じる方は、ぜひ、スタッフ古川までご一報いただけますと幸いです。たくさんの方々のご参加、お待ちしております。
メール:kansinken723101659@icloud.com

企画の詳細は以下記事から↓
https://note.com/futoko_rabo/n/n787d569fca3b

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