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【あれこれ】大人になって気づいた


当連載も始まってからあっという間に一ヶ月ですね。今回の寄稿は初の読者さんから。読んでいるみなさまからのご寄稿もお待ちしております。(スタッフ・古川)





クラスに友だちがいないことも
学校に行くと話せなくなることも
問題に思っていなかった。


わたしが不登校になったのは小学校二年生の時。


もともと場面緘黙だったわたしは、クラスに友だちもいなかった。

唯一話しが出来たのは、家が近所で幼稚園の頃から遊んでいた子。


しかし、ある日突然
「まりえちゃんは学校ではいい子ぶっててムカつく」
と彼女から言われてしまった。


学校に行くと言葉が出なくなってしまうわたし。

それをぶりっ子という彼女に、反論は出来ない。


何か、糸がプツッと切れてしまい
次の日から学校にも行けなくなった。


その日からわたしは
【問題児】
となり
今もなお、場面緘黙によって生じる偏見と戦っている。


大人になってもなお
ただ特定の人としか喋ることが出来なくなるわたしに対して
ぶりっ子、わがまま、何考えてるのか分からない
と陰口を叩く人は一定数いるのだ。


対処法はただ一つ。



その人とは距離を置く。



ただただ、これに尽きた。


気にしない、
が出来ないわたしには

話しても話さなくても何となくまりえさんといると居心地が良い

くらいに思ってくれる人といる時が
気楽で安心できるのだ。


そして、大人になった今だから気がついた。


気の合わない人からは離れて良い。
傷つけてくる人からは離れて良い。


無理して全員と仲の良い「フリ」なんてしなくて良いのだと。


これからは、
ありのままのわたしを大切に思ってくれる人といっしょにいたいと思う。





○寄稿者募集!

不登校ラボでは、連載【あれこれありましたが、】をnote内にておこなっています。

ここは、人生のはやいうちにつまづいてしまったさまざまな人が集まり、創作や出会いを通じて当時をもう一度ふり返る人生の研究所。かつてかかっていた”もや”を、いまのあなたが観察するところです。

寄稿連載【あれこれありましたが、】では、当時行きづまっていた私たちがいまどうやって生きているか。あれこれありましたが、よろしくやってる方々の日常や思考を寄せてもらい、連載しています。

読者からも寄稿作家を募集しています。学生時代に挫折をもつ人(不登校経験がなくても構いません)、学校に行きたくなかった日が1日でもある人、自分の文章をこの場で書いてみたいと感じる方は、ぜひ、スタッフ古川までご一報いただけますと幸いです。たくさんの方々のご参加、お待ちしております。
メール:kansinken723101659@icloud.com

企画の詳細は以下記事から↓
https://note.com/futoko_rabo/n/n787d569fca3b

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