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【あれこれ】なんだかんだ生きてる


まるさんによる初寄稿です。僕はこの文を読んで、通信制高校に通う友達の言葉を思い出しました。「自分は勉強ができないけどみんなは当たり前にできる。もしかしてみんなの方がおかしいんじゃないか?」。悩んで、立ち止まって、考える10代20代。僕も同じように生きていて。最悪で最高ですよ、ほんとに。(スタッフ・古川)





まるです。
はじめて、不登校ラボで文章を書きます。

以下、簡単な自己紹介。

私は、中学生の頃から不登校になり、高校は通信制に通いました。
その後、いわゆる普通の大学生として過ごし、普通の就活をして、とある会社に就職しました。
その会社で働きはじめ半年が経った頃、メンタルの調子を崩して休職、そのまま退職しました。
今はアルバイトをしながら新しい就職先を探しています。

どうぞよろしくお願いします。


今回は自分の「生き方」について少し書いてみようと思います。

不登校になり、引きこもっていたときは、普通に学校に通っている同級生や、元気に動けていた頃の自分の様子を思い浮かべると、「全く社会に関わっていない自分が生きてたって無駄だなぁ」と考えていました。

それでも、ゲームをしたり、あたたかい布団にくるまったり…。
気持ちの落ち着く時間があったことで、なんだかんだ生きてきました。そして、環境に恵まれて、高校を卒業し、大学生になることができました。

大学生になりたてのときは、引きこもった分を取り戻したいという思いや、引きこもった後に再び社会と関われているという自信から、「不登校の経験を活かしたい!」という、情熱がありました。
しかし、ちょっとしたミスをしたり、環境の変化に対応できなかったりしたことで、段々と自信を失い、さらにミスを犯し、調子が悪くなる悪循環。
情熱はどんどん消えていきました。

それでも何とか大学を卒業。就活も何だかんだクリアして、社会人になったときは、「元不登校でも普通の社会のレールに戻ってやるんだ」と考えていました。しかし、うまく行きませんでした。

今の私は、普通の人のように週5で働いたらつぶれてしまう、だらしない人間なんだろうなぁと思っているところです。

夢や目標があれば、そこへ向かって活発に行動できるのかな、と思うこともあります。
ただ、夢や目標はどうやって見つけるんだろう?
目標を決めても継続して取り組めるのか?
色々考えてしまって、やっぱり無理か、と感じる自分がいます。

そんな自分でも、趣味のゲームを楽しんだり、リアルやネット、様々な場所で出会った友人と話をしたりすると、辛い気持ちが紛れる。そして気づいたら次の日を迎えて、同じように、ハッピーとアンハッピーを繰り返しながら日々が過ぎていく。

こうして、なんだかんだ生きてます。

不登校になって幸せになった、不幸になった、とかは別にないけれど、とりあえず生きてます。

自分のことを誇らしいとは全く思いませんが、なんだかんだ生きてます。

これからもなんだかんだで生きながら、ときどき思い付いたことを伝えられればいいなと思います。





○寄稿者募集!

不登校ラボでは、連載【あれこれありましたが、】をnote内にておこなっています。

ここは、人生のはやいうちにつまづいてしまったさまざまな人が集まり、創作や出会いを通じて当時をもう一度ふり返る人生の研究所。かつてかかっていた”もや”を、いまのあなたが観察するところです。

寄稿連載【あれこれありましたが、】では、当時行きづまっていた私たちがいまどうやって生きているか。あれこれありましたが、よろしくやってる方々の日常や思考を寄せてもらい、連載しています。

読者からも寄稿作家を募集しています。学生時代に挫折をもつ人(不登校経験がなくても構いません)、学校に行きたくなかった日が1日でもある人、自分の文章をこの場で書いてみたいと感じる方は、ぜひ、スタッフ古川までご一報いただけますと幸いです。たくさんの方々のご参加、お待ちしております。
メール:kansinken723101659@icloud.com

企画の詳細は以下記事から↓
https://note.com/futoko_rabo/n/n787d569fca3b

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