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果汁R(#180)私は時給「父は来世も卒寿かも」

もし今でも父が生存していたら数え年で92歳になります。


誕生日のお祝いは朝の,仕事に出かける前に仏壇の前で挨拶しました。


ホットコーヒーと昨日買ったあのブルボンの大袋から2個のスイーツをお供えしました。


母がいうには、父は生前コーヒーが好きだったみたいです。


私はそんなことも気が付かずに,自分の好きというだけでコーヒーを手向けました。

父親との思い出は思い出すと色々ありました。

私が幼稚園生の頃は父親とのテレビを一緒に見ることが楽しかった。


家に帰宅した父親の布団に私は足だけ突っ込みながら、野球中継を見てました。
ジャイアンツの王選手のホームランをみては二人で盛り上がったものです。

野球がシーズンオフの頃になっても父親の布団に足突っ込んで見ていたテレビ番組があります。


それは,時代劇。


特に,水戸黄門や,大岡越前、そして遠山の金さんは私の家で父と見ていた時代劇御三家です。


私は父にそのテレビを見ながら,素朴な質問をして見たのです。

これ,本当に昔にあったお話?

つまり,歴史として実際に行われた話なのかということを聞いたわけです。


父親が出した答え。

まんが日本昔話と似た感じなんだよ、伝説だよ。

今思えば時代劇の主人公はお上なお神な,女将ばかりな登場人物でした。


その時代劇を見終わって夜。
坊や〜ねんねしな〜
と母の布団でわたしは父の隣で眠りにつかされるのでした。

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