シーツそのものがよほど海(日記)

 寝坊したからというわけではないが今日は日記を書く。

 普段、なにかを書くときは自室のデスクトップPCを用いている。
 タイピングは速い人に比べたらずっと遅いが、苦手を自称する人よりは速いと思う。一度、就職面接を受けに行った先でタイピングの簡単なテストを受けたが、面接を担当していた人事の方には「速いですね」と言われた。ちなみにその会社はたぶんもっと別の理由で落ちた。
 たまに出かけた先で書いているとき、電車で移動の最中、職場での昼休みなどにはスマホで書いている。基本的に、家で勉強ができない学生だったので(家庭環境がどうこうではなく単純に自宅だと寝たり漫画を読んだりするサボリ魔だった)、いまも外のほうが捗るケースはあり、いっそノートPCかポメラを導入すべきじゃないかと思うときもある。移動中は無理でも、カフェで作業するのにはそのほうがいいだろう。スマホ作業は一度に画面におさめられる文の量が限られるし、キーボードでのタイピングのほうが、……個人の心持ちの問題なのだろうが、執筆に身の入る感じがする。

 しかしこの日記はスマホから書いている。布団から出られないからである。日記だからいいという話ではないが、もっというと、布団から出られないために日記を書いている。
 寒くて本当に困る。
 寒いと腹痛もいっそう神経に刺さる苦痛である、気のせいかもしれないが。寒さは思考力を奪うのでなにが事実でなにが錯覚かはあやふや。
 重篤な病気とかではなく、痛み止めを飲んだらおさまる見込みで、いまは痛み止めが効くのを待っているのだが、待っているうちに書いてしまわないと寒さと眠気に耐えかねて本日の更新ができなくなりかねないので必死に書く。

 そうまでして毎日更新をするのかと言われると、自分でも、腹痛のひどい朝はやめていいのかなと思うけれど、例外は作った瞬間から増え続けていくのが通例だ。0と1の間に断絶があって、1から100になるのはあっという間。
 なんでもいいから更新のクセをつけなければ。痛みが引いてきたので、今日も出勤して働こうと思う。

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