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【読書ログ】あたらしいお金の教科書〜ありがとうを運ぶお金、優しさがめぐる社会〜

社会人になってから、財形貯蓄・投資・確定拠出年金など、
「どうお金を貯めるのか、増やすのか」は情報を見聞きする機会は何度かあり、
貯蓄と投資のバランスも意識しながら資産形成してきました。

じゃあ「お金はどう使うと、しあわせになれるのか?」

こちらのトークで共感資本社会の考え方を知り、とても内容が良かったことから、新井和宏さんの著書「あたらしいお金の教科書」を手に取りました。
(以下リンクからトークの動画も無料で見れるようです!)

1.学び3選



2022年から高校で投資信託の授業が始まることから、子供たちにお金の本質を知ってほしいという思いからこの本を書かれたということで、全編フリガナやイラストも入っており、非常に読みやすい本でした。

「お金はそもそも何なのか」「幸せな活かし方、使い方は?」などの考え方から、クレジットカードの注意点のような具体的なポイントまで書かれているので、働き始める前の10代にぜひ手に取ってもらいたい内容です。

私個人が印象に残った箇所をまとめてみます。

関係性を重視したお金の使い方を増やす

将来に向けた関係性を築けるお金の使い方は、循環するお金、つまり自分に戻ってくるお金になります。

関係性を重視したお金の使い方を増やし、損得だけを重視したお金の使い方を減らすだけでいい循環を産むことができます。

あたらしいお金の教科書 P.102

世の中や誰かの役に立つ、自分の将来に役に立つ、浪費ではなくハッピーになる、そんな「自分らしい」使い方が「活きたお金の使い方」になるそうです。

応援したいと思える投資、自分への投資

そもそも投資はなんのためにするのか、ということを考えなければなりません。「応援をしたい」のか。「もうけたい」のか。

「活きたお金の使い方」にしたいのであれば、応援したいと思える投資を目指して下さい。

あたらしいお金の教科書 P.115

投資で一番確実なのは、自分への投資です。

なぜなら、頑張る自分はきっと結果が出せるとわかりますが、応援はただ信じるしかありませんから。

あたらしいお金の教科書 P.118

正直、投資はバランスや長期運用などリスクは考えていましたが、「応援したい」かどうかという視点はこれまで勘案していませんでした。

他の方への投資も自分への投資も、「共感できるか」「応援したいか」
目先の損得だけで判断しないようにしたい。

ありがとうの循環

「いい循環」とは関係性をつくる循環であり、そこには必ず「(わたしの代わりにやってくれて)ありがとう」があります。
これを「ありがとうの循環」と呼びます。

お金を「ありがとうの循環」にしていくためには、まずは自分から「ありがとう」といえる循環の中に入っていくことが大切です。

あたらしいお金の教科書 P.145


「安ければ安いほど良い」は誰かの労働力や環境の犠牲のもと成り立っているかもしれません。
「わたしの代わりに」という視点で「共感」ができるかどうかを、お金を払う先を選ぶ判断基準にしたい。

2.次にやること

これまでふるさと納税はやっていましたが、返礼品や還元率に目がいっており、
その地域や用途を応援したいかという点での選択が十分にできていませんでした。

まずとても小さなことですが、納税先を選択する際に「共感」「応援したい気持ち」を重視することから始めようと思います。

自然と、「お得」ではなく「共感」にアンテナが立つように、意識を変えていきたい。


あらためてお金の使い方を考えさせてくれる本でした。
いま一度、お金について立ち止まって考えたいなという方は、ぜひ手に取ってみて下さい!






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