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【キャリアコンサルタント試験】育休中の国家資格取得のリアル 1.必要時間と育児両立

私は産休中にキャリアコンサルタントの養成講座に申込みましたが、その際、心配だったのは、出産後、養成講座と試験対策をこなせるのかどうかという点でした。

自分自身&子どもがどんな様子だったのか、体験談を書いてみようと思います。

尚、出産後の母体の回復・お子さんの状態は千差万別です。
私は第3子であり、母体と育児に慣れがあった部分もあったので、学びへのチャレンジに踏み切っていますが、育休中の資格取得を後押ししたい意図ではありません。
一例として読んでいただけたら幸いです。

私の場合は、全部で約250時間/9ヶ月1ヶ月に約30時間ほど時間を使っていました!
何にどれくらい時間がかかっていたのか、以下に項目別にまとめてみました。

1. 養成講座 基礎講座の座学(子ども生後1ヶ月〜3ヶ月)

基礎理論は通信のWeb動画視聴を選択しました。
計2〜3時間/回ほどの講義×全20回を視聴し、Webテストを全3回受験します。
こちらはちょうどまだ子どもが寝ている時間が多い時期だったので、時間は取りやすく、大きな問題なくこなすことができました。

詳しい内容はこちらの記事に書いています。

2. 養成講座 応用実習の座学(子ども生後4ヶ月〜6ヶ月)

応用実習は「通学」コースを選択しました。
10時〜18時の全10回の講義があり、毎週土曜日に通いました。
この時期はまだ子どもの離乳食も始まっていないこと、ずりずり動くくらいで人見知りもはじまっておらず、比較的落ち着いた時期であることから、夫もお世話がしやすい時期だったようです。

ちょうど私がいない日には、義両親が遊びに来て下さり、楽しんでもらえたこともよかったかなと思います。(嫁が不在だと孫にも気兼ねなく触れられるかなと…)

母乳しか受け付けないお子さんだと、これだけの長時間を離れるのは難しいですし、出席率80%が修了要件になるため、自分&子どもの体調不良のケースも想定し、通信を選ぶ方がリスクは少ないと思います。
でも週1の街中への外出が、息抜きにはなっていました。

夜泣きが激しいお子さんだと、毎週の7時間連続の講義は体が辛いかもしれません。

詳しい内容はこちらの記事に書いています。

3.試験対策(学科&論述)(子ども生後6ヶ月〜8ヶ月)

応用実習が終わってから、本格的に試験対策を始めました。
キャリコンの試験で大変なのは、学科&論述&実技を3ヶ月ほどで全て同時に対策しなければならない点です。
教育給付金を受けている場合、試験合格後の追加の20%支給は一発合格が要件になっているため、これを狙うには、試験ごとに時期をずらすことが難しいんですね。

キャリコンの学科試験には100時間〜の勉強時間が必要と一般的に言われています。
この3ヶ月は毎日1〜2時間は座学の勉強に使っていました。
子どもがまだ朝寝をする時期だったので、朝に1時間&昼寝タイムにも1時間と比較的、日中にも時間が取りやすかったです。

ただしこの頃、布団に置くとすぐ起きてしまう子だったので、おろすことができず、ほとんどの時間、抱っこ紐の中で寝かせながら、勉強していました。
(肩と腰が辛い…)

月齢が上がり動き出すとしっかりまとまって昼寝はしてくれるのですが、朝寝がなくなり起きている時間が長いので、逆に日中の時間確保は難しくなると思います。

土日は上の子どももいること、ロープレにも時間を割く必要があったので、勉強は平日のお昼寝の合間or子どもの就寝後21時頃からがメインでした。

4.試験対策(面接)(子ども生後7ヶ月〜9ヶ月)


応用実習終了後、まずは学科対策を優先していたので、面接試験2ヶ月前から本格的に準備を始めました。

面接は受講生同士で練習する場合は相互セッションになります。
15分面談+5分フィードバックを相互で2回で最低40分。
オブザーバーありで3人なら1.5時間ほど。
支援団体で企画いただいているロープレ会も、1回1.5時間が基本かなと思います。

私は家族と調整して、平日1日の夜に1回、土日のどちらか1回(試験直前は両方)はロープレ会に参加していました。

試験直前には、抱っこ紐の中で子どもを寝かせたまま、平日日中に養成講座のクラスメイト(先輩ママ)と週1回練習させてもらっていました。

対面の練習に参加する余裕がなかったので、練習はオンラインのみでやりました。

練習は計35回程度やったので、ざっと50時間ほど面接練習に使っています。

1回の拘束時間が長いこと、また相手が必要になるので、ロープレの数をこなすのは、子育て中の身には正直、負担です。
早朝や夜間(寝かしつけ後)の練習場所があるといいのですが、座学の勉強っもしながら、自分で主催するほどの余力が子どもを抱えながらだと難しいんですね。

私は面接の練習については、Twitterでの縁にとっても恵まれました。
詳しい内容はこちらの記事に書いています。

まとめ

・全部で約250時間/9ヶ月1ヶ月に約30時間ほどの時間の確保が必要。
・お子さんがいらっしゃる場合、ご家族の理解とサポートが必須。
・出産後の母体&お子さんの状況はなかなか出産前に予想が難しい
・お子さんの月齢・タイプでどれだけ時間が取れるかは変わる。
・教育訓練給付金を活用したい場合、申込後に講座や試験の時期の変更が難しい。

育休中にこれだけの時間を作っても、いま学びたいことなのか、申込前の検討が大事だと思います。
(私は試験対策の所まで検討ができておらず、事前の想定が甘かった…)

ひとつ言えることは、復職後の最初の数年は本当に仕事と家庭のことで余裕がなくなると思うので、その時期と比較すれば、育休中は時間は作りやすいのかなと思います。

子育てをしながら、資格取得を目指される皆さま、心より応援しております。
(まずは勉強より母体の回復と子育てのペースを掴むことが最優先!)

次は、金銭面のリアルについて書いてみようと思います。→ こちら
最後までお読みいただきありがとうございました。





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