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第19回キャリアコンサルタント試験 実技(面接)対策 わたしの場合

第19回キャリアコンサルタント試験、ようやく4/18に合否が出まして、
学科&実技(論述・面接)とも無事一発合格できました。

今日は面接試験の対策を振り返ります。
面接試験は時間を作るのは悩ましかったものの、もっともやっていて為になり、
また新たな人との出会いが毎回楽しみでもある時間でした。

こんな方に読んでほしい!
✔︎キャリアコンサルタント試験をこれから受験される方
✔︎キャリアコンサルタント試験に興味がある方

尚、キャリアコンサルタント試験には2団体あり、私は「キャリアコンサルティング協議会(通称:キャリ協)」で受験したため、その前提での対策になります。

1.面接試験の内容

<出題形式>
・ロールプレイ
(受験者がキャリアコンサルタント役となり、キャリアコンサルティングを行う)
・口頭試問
(自らのキャリアコンサルティングについて試験官からの質問に答える)

<試験時間>
20分(ロールプレイ15分、口頭試問5分)

15分間のロールプレイは、養成講座の中でも何度か体感する機会はありましたが、口頭試問は養成講座ではあまり機会がなかった方が多いのではないでしょうか。

私も最初は答え方がわからず、また自分のロープレを即座に思い出して振り返ることができず、戸惑ってしまい、これは相当練習が必要と感じた部分でした。

2.どこでロープレの練習をした?

面接対策でまず何よりオススメしたいのが、『Twitterで受験生&キャリアコンサルタントの方とつながること』です!

Twitter上で「○月にキャリアコンサルタント試験を受験します」と呟くと、たくさんのキャリコン関係の方がいいね!やリツイートを下さり、あっという間にたくさんのキャリコンを目指す&支援して下さる方とつながることができます。

そうすることで、Twitter上でたくさんの勉強会や受験生同士の自主的な練習会の情報が得られました。
資格をお持ちの方が無償でオブザーバーに入って下さる練習会もあります。

私は子どもが複数いてなかなか周囲の方と予定を合わせづらい&自分がホストをするのもハードルが高いのですが、「この日のこの時間なら練習を入れられる!」というピンポイントな自分の都合に合う練習会を探すことができるので、とっても助かりました。

養成講座の仲間と練習をされる方も多いと思いますが、私は初対面の方との練習を重視しました。

養成講座の仲間とは、多かれ少なかれすでに顔馴染みでラポールが形成されていること、また大体この方はこんな感じの事例で相談だなっというのもわかってしまうと思ったからです。

試験また実戦の場では、全く初対面の方との対話になるので、練習でも初対面の方と出会える環境を求めました。

またそれぞれの養成講座で教わっていることも、少しずつ違いがあるので、他の養成校出身の方から話が聞くのも新たな発見が多く勉強になりました。

特に日本マンパワー出身の方は、相談者の方のお気持ちを聞くことを、とても重視されており、その姿勢から影響を受けたことも多くありました。
いろんな考えがありますが、私はいろんな養成校出身や受験団体が異なる方に出会える場に顔を出していました。

まず試験対策として、自分にあう練習の場を複数確保されるのがオススメです。

3.どんな対策をした?

面接の対策としてやってよかったことは、2つあります。

1点目は『毎回許可を取り録音させてもらい、逐語録での振り返りを必ずやったこと』です。

はじめの方はPCでワードに一言一句文字起こしをしましたが、これ何時間もかかります。。
追いつかないので途中からワードで書き起こすことは諦めて、15分間の録音を聞きながらノートにキーワードだけでも書けるだけ手書きで文字を起こしました。

文字で読み返すと、自分が相談者さんがおっしゃった言葉を少し言い換えてニュアンスを変えてしまったところ、キーワードを見逃し深く聞かなかったところが必ず見つかりました。

「どう違った質問ができるか?」をその文字起こしに書き足す、録音を聞きながらその箇所で実際に考えた質問を口に出してみることを繰り返しました。

そうすることで癖を認識できたり、質問のバリエーションを少しずつ増やすことができたのではと思っています。


2点目は『論述問題を読んでひとりで口頭諮問を口に出して練習したこと』です。

論述の問いと口頭諮問で聞かれることはつながっています。
「相談者さんの訴えていた主訴は何か?キャリアコンサルタントからみた相談者さんの問題点は何なのか?」
「どう支援していく方針なのか?」

面接のロープレが終わって即座にこのような点に答えることは、はじめ非常に難しく感じ、特に実際のロープレ内の具体的な事例(発言や表情などの情報)を盛り込んで答えることができませんでした。

過去問の論述問題であれば、模範解答もありそちらも参考にできるので、
「ひとりで論述問題を読んで、その後すぐに自分に質問して、口に出して回答する練習」をしました。
そうすることで、自分の型が身につき、段々落ち着いて回答できるようになってきました。

また口頭諮問では全ての問に対し、「ロープレの中での具体的な事例(発言や表情などの情報)を必ず盛り込むこと」を意識しました。

これも録音を聞き返し、「さらに具体的にはどう答えられたか?」を改めて口に出す練習をしました。自分の口頭諮問も録音をして振り返るのがおすすめです。

闇雲に回数を重ねるのではなく、時間を取って毎回振り返りをしたことが対策としてはよかった点だと感じています。

4.当日の試験の出来は?

試験に臨む上で意識したことは2点あります。
まず1点目は『相談者の方が話をされていることに対し決してそらさない』という点です。

これまでのロープレでうまくいかなかったと思った時は、必ず少し私の方でそらしてしまったところがあると認識していたからです。

話されたいと思っておられることに、深く関わっていく。
おっしゃる言葉を変えて解釈しない。
このことは最低限意識して臨もうと考えていました。

もう1点目は『オープンクエッションの質問を多く心がけること』です。

試験の相談者役の方は「聞かれたことにしか答えない」と過去に試験を受けた方から聞いていました。
こちらがクローズドクエッションで聞くと、相手からは「はい・いいえ」のみの回答が多くなり、情報が十分に得られません。

日頃の練習では相談者役の方が質問していないこともついつい追加で話して下さることもあるのですが、ロープレを文字に起こした時に「オープンクエッションとクローズドクエッションの割合はどうだったか」を確認するようにしていました。

試験では、この2点だけは忠実に守り臨みました。

結果、意識して展開に持っていくことはできませんでしたが、私としては目の前の方の話されたいことに精一杯向かい合ったという気持ちで試験を終えることができました。

その気持ちは口頭諮問の「できたこと・できなかったこと」を答える場面でも、本心で答えることができたと思っています。


試験結果としては、面接78点、態度・展開・自己評価全てオールAでした。

試験までに練習したロープレ回数は35回。
ロープレは一人ではできないので、これだけ多くの回数に、お付き合いいただいた支援者の方、受験生仲間に本当に感謝しています!

以上、実技試験(面接)の振り返りでした。

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練習相手をお探しの方がおられたらご検討下さい。


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