【発見!】親が全然英語できない場合の、子供への英語教育戦略。
最近、3歳弱の長女への英語教育がいきずまりだしていた。
これまで、0歳から始めた英語教育は順調に進んできていて、3歳弱の時点で
・Do you like ~?
・Where are you
・How many ~?
・How are you ~?
などの基本的なやり取りはできる状態にある。
また、自然に口ずさむ歌の半分以上は英語の歌である。
これらを考えると今のところ、独自の教育法としては間違ってはいなかったのではないかと感じている。
3歳弱なので、日本語自体まだまだこれからである。
コミュニケーションとしての完成度は英語というよりも、言語全般として未発達であるため、できるようになっているといってもたかがしれているし、このまま同じことをしていても、「英語で会話ができる」という十分な状態には決してならないだろう。
そんなこんなのここ最近、3歳~5歳の急激なコミュニケーション力の向上期が迫ってきている中で、「このままではいけない!」と強く感じるようになってきた。
そう、僕は壁にぶち当たっている。
どういう壁かというと、「アウトプット機会の欠如」である。
大人でも子供でも、学びというのは、インプットとアウトプットを繰り返していくうちに、ものごとを学び、自分のものにしていくものだ。
片道通行ではなく、双方向で言語コミュニケーションを活発に取る時期に入ると、その反応によって自分の情報が正しいかどうかを自ら判断・評価できるようになる。
だからこそ、正しいアウトプットとその量の担保が必要だ。
インプット方法については、いろいろな教材やスクール、情報が溢れていることからまだ課題に感じることはないが、これらインプットしたものをアウトプットする場がまったく足りていないのだ。
ちなみに、ネイティブ講師と遊ぶような英語スクールは週1回(50分クラス)通わせているが、はっきりいってあまり効果的に働いてはいないだろう。
週1通って英語ができるようになるのなら、そんなに楽なことはない。
週1では全然アウトプット量が足りないんだ。
スクール通うなら、週3は最低でも欲しいところだと感じる。
もし仮に僕か、僕の妻が英語ペラペラなら何も心配はしていない。
家の中で、適度にコミュニケーションしながらアウトプットさせればよいんだから、今の僕のような壁にぶち当たることもないだろう。
ちなみになぜか、英語スクールには英語ペラペラの親子の子供をよく目にする。
僕は、英語ができるんなら高い受講料なんて払わずに、自分達でやれば良いのに。って思ってしまうが、きっとネイティブに触れさせるということを重視しているんだろう。
僕は中学も高校も英語の評価は「1」だった。
英語は好きだけど、授業がよく分からなかったから、できなかったし、今も全然できない。
さて、僕自身のことはどうでもいい。
そんな僕でも英語ペラペラの娘にしたい。そしてどうすれば良いかっていうそういう話。
僕はいろいろ考えた。
大事なのはアウトプット。英語を学ぶこと自体が目的ではなく、英語というツールを活かしてコミュニケーションを取れるようになることが目的。
「大人になったら」ではなく、「子供のうちから」その素養を身につけ、国内外関係なく、友達をつくり、自分の意見をお互い話合い、刺激しあえるような環境をつくれるようになること。
それが目的だ。
アウトプットの場の創造方法をいろいろ考えた。
が、結論として、「この考え方は間違っている」と判断。
・金銭的な理由から、スクールに週3程度通わせることは不可能。
・僕や妻がそのアウトプット量を担保させることも不可能。
・浅草や渋谷で訪日外国人へアプローチするか?とも考えたが、年齢的にまだそこまでのコミュニケーション力がないから不可能。
方法論がない。。
そして、時間が消費されていく。
娘の英語脳の成長が止まる。
だから、基本的な方法論の模索ではなく、
僕は、そもそも論としての方針を転換させることにした。
具体的には、
「英語が話せるようになること」というゴール設定を止めた。
そもそも、僕が英語話せないんだから、自分の子供を話せるようになんて、できないよね。(今は)
正確に表現すると、長期的な最終ゴールは同じでも、短期~中期計画としてその考えを捨てることにした。
その代わりに設定した目標は、
「英語を読める」ようにすること。
これは日本語と同じ。
絵本や図鑑、簡単な本を沢山読む子は、日本語表現も豊かになるし、その後の国語・算数・理科・社会の勉強に役立つ。
判断の仕方はちょっと粗いかもしれないけど、英語もきっと同じ。
小さい頃から英語の本を沢山読めるようにしておけば、何もしていないネイティブの子たちよりも、英語脳で考える知識自体は豊かになってくるはず。
ー この考えは意外とスっと僕の中に腹落ちした。 -
絵本などは、もともと書いてある知識は言語関係なく同じだから、日本語のみでアプローチするか、英語も含めたアプローチするかだけの違いだろう。
英語評価「1」の僕だって、さすがに絵本なら英語でも読める。
英語のできない親はあまり直接的に子供に教えない方が良いと一般的によく言われているが、僕も概ねその意見に賛成だ。
しかしながら、よくよく考えるとそれを言っている人達は、平均以上には英語ができる人達もしくは、ある程度お金に余裕があり、外部に教育依頼ができる人達、もしくはそうでなくても特段子供に英語を学ばせたいという思いの強くない人達。であると個人的に感じる。
それらをほとんど持っていない僕らのような人達は、上記の人達とは前提が異なる。
だから、自分達で考えて何とかするしかないから、他者に依存するような思考環境に自分を置いてはいけない。
英語ができない親は世の中でいう「BEST」なんて狙ってはいけない。今よりも「BETTER」を狙う。
それを積み上げれば、理想的な状態に近づけられる。
そして問題は時間。
時間が無い。
3歳には3歳なりの教育法があり、2歳のものとは異なるし、5歳のものとも異なる。そして、そのさまざまな視点で「BETTER」な方法論が存在している。
誰か教えてくれる人いないかなー?なんて悠長に考えて行動を何もせずに、時間だけが経過してしまえば、3歳の時に教育できたことができなくなるし、その後も同じ。
過ぎた時間は返ってこない。
その分だけ、僕自身が娘のポテンシャルを剥ぎ取ってしまっているようなもんだ。
ということで、娘の英語教育の教育方針としては、小学校に入る前くらいまでは、「英語が話せるようになる」ではなく、
「英語が読めるようになる。」
とすることにした。
娘の3歳と4歳時期はここに集中しよう。
やり方はいろいろ工夫しないとね。
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