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原稿嫌いが最近は毎日原稿描けてるって話

泣くほど原稿が嫌いでした。
ネームまでは描けるけど、作画に入るともう毎回キツくってキツくって。
冗談抜きで泣きながら作画をしていました。

そんな私でしたが、ここ最近ほぼ毎日原稿が描けています。
しかもあまり苦しくなく。

どうしてそんな変化をしたのか?今回はそんな話を書いていきます。


スケジュール管理編

まず、スケジュール管理をするようになりました。
スケジュール管理も色々な方法を試しました。
結論から言うと「確実なタスクにする」。これが大事です。
詳細な方法を書いていきます。

締切とノルマの設定をした

今描いている原稿は締切があります。
しかしそれがプレッシャーでした。
なのでまず、その締切の数日前を締切に設定しました。
こうすることで精神の余裕を持てるようになります。

そしてここからが大事です。
ノルマを設定します。
これは単純に締切から逆算してやらないといけない枚数を決めます。

ここで重要なのは、余裕を持った日数で逆算することです。
私の場合は20日ほど締切まであり、ページ数が16でした。
なので余裕を持って1日1枚をノルマにしました。

そして何があってもそれだけはやるように決めました。

タスクを時間じゃなく行動にした

以前からタスク管理はしていましたが、なかなか上手くいきませんでした。
理由は時間でタスクを設定していたからです。

これを「1日1枚」という行動にしました。
これにより、終わりが見えるようになって動けるようになりました。

また、タスクをやる時間帯を決めないようにしました。
こうすることで、いくら昼にサボってしまったりしても「夜にノルマだけでもやろう」という気持ちになれるようになりました。

作業時間を記録するようにした

作業時間が見えないとモチベが下がります。
なぜなら終わりが見えなくなるからです。

なので作業時間を測り、何時間で終わるのか見えるようにしました。
今回の原稿は下書きまで。1枚にかかる時間は1時間前後です。

これが把握できていると「あ、1時間ならこれからでもできるわ」みたいになります。
なので昼にできなくても夜に取り掛かる、などが安易にできます。
また「1時間だけなら…」とタスクに取り掛かるハードルも下がりました。

漫画テクニック編

漫画を描く上でも色々な工夫をするようにしました。
目的は「時短」。苦手な作業なので早く終わるように工夫しました。

資料を見るようになった

まずわからなかったら、すぐ調べるクセをつけました。
私は調べるのが面倒で資料集めをサボりがちだったのですが、調べて描いた方が手早く描けると気付いてからあまり苦じゃなくなりました。

また資料を参考に描く際、クロッキーの感覚で描くようになりました。
これにより「まずは見えた通りに描く」ができるため、あたりを取る工程が短縮できます。
そうすると圧倒的に作業スピードが上がりました。

顔などに関しても、絵柄を参考にしている漫画家さんの単行本を手元に置き、角度などがわからなくなったらすぐ参照しています。
こちらもクロッキーの感覚でやることでアタリが短縮できます。

工程数を減らした

上でも書きましたが、アタリをガッツリ取らなくなりました。
また2回下書きをしていましたが、これも止めました。
デジタルなので納得いくまで描き直したり、変形したり、加筆したりすることで下書きの回数を減らしました。
これにより心理的な負担も減りました。

メンタル編

原稿ができるようになった理由は他にも。
特に心構えの変化も大きかったと思うのでそちらも描いていきます。

苦手なことを認めた

まず、苦手だから辛くてもしょうがないと割り切りました。
これも漠然と苦手、ではなく苦手な理由を言語化しました。
そうすると「じゃあ苦手でもしょうがないな!」となって逆にできるようになりました。
今まで、無理に好きになろうとしていたのが大分枷だったようです。

雑でもOKにした

次に、これは下書きなのもありますが、雑でも完成させれば良しとしました。
こうすることで、工程数を減らす決断などができました。
ちなみに、質は結果上がった気がします。

自分に合う作業環境を見つけた

これはおまけになりますが、作業環境も大事だなぁと。
私は適度に集中力の削がれる、でも集中できる環境が合っているようです。
なので「適度に喋る作業通話」「少し雑音のある場所」がめちゃ集中できました。
逆に「音楽を聴く」「完全無音」は集中しすぎて辛くなるので向いてません。(すごく進める際にはいいですが)
苦手な作業なので、ほどよく気が散る方が良いようです。

あと、タイマーをかけるようにしていました。
これは作業時間の記録の意味もありますが、タイマーをかけると作業モードに入るので。
適度な義務感はあった方が良さげです。

まとめ

今回は原稿をやるために工夫した諸々をお話ししました。
何かのお役に立てれば幸いです。ではでは。

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