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【風水体験記#36】吉の方位内ではなく、吉の位置まで絞る

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こんにちは。常見多聞です。

風水を取り入れる時、
吉方位や凶方位などがあるので

どの方位を使ったら良いか?
に捉われやすいのですが

中国伝統風水では、
ポイントとなるものは「位置」まで絞ります。

つまり、吉方位の範囲内でも
位置がズレていれば、効果が出にくいことや
吉方位でも凶となることもあります。

一見矛盾しているようですが
そうではありません。


今回はその体験談を書いていきます。


風水で吉方位といわれた範囲を使っていた人


あるご自宅へ風水鑑定に訪問した時です、

その方は、以前他の風水師に鑑定をしてもらい
吉方位と言われたところで寝ることにしました。

そして、しばらくしてからなんとなく体調に異変を感じ、次の年には入院する事態にまでなってしまいました。

そこで、たまたま私に声がかかったというわけです。

まずこの方の寝ている位置を確認しました。

寝る位置の重要さはここでも書きました。


一応、この方の寝ている位置は
ある流派では、きちんと吉が取れていました。

しかし、それだけで済ませていた、という問題が見えてきました。

風水にはいくつも流派があり、それぞれ有効であるということ


中国伝統風水の知識がなくとも、寝る位置の良い場所を見つけようとするアプローチをすることは、まず難しいです。

無意識や身体感覚を使っても、普通は無理です。

まず「風水」と一括りに行ってしまいますが
中国伝統風水にはいくもの流派があり、それぞれの観点から風水を見て判断して、それぞれの手法で結果を出すのに有効です。

つまり、仮に「風水で吉」と言ったとしても
どの風水?ということになります。

また、完璧ということはないので、それらを個別に総合的にまとめる必要があるため、どのリスクは残すか?の判断も必要です。

以前私は自身の身体感覚を駆使して、部屋の風水を整えようとして、部屋がとても心地よくはなったけど、風水としては凶だった、と書きました。

居心地が良い、リラックス出来る、ストレスがない、イコール吉ではないということです。

なぜなら、個人レベルのたった1つの方法だけのアプローチからでは、風水という混沌とした世界の吉凶はわからないからです。

それはここでも書きました。


同じように、風水のたった1つの流派程度で
その人にとっての寝る位置の吉を判断しようとすること自体がおかしいのです。

この方は、確かにある流派の吉方位をとって寝ていましたが、別の流派では凶でした。

これに似た例は以前書きました。


家の中心(太極)はいくつも存在する


中国伝統風水では、中心を太極と言いますが、

風水は通常、家の中心(太極)から各方位に線を引いてエリアが分かれると思われています。

もちろんそれも1つの方法なのですが
流派や手法によっては、この太極が他にもいくつも存在します。

人が太極になることもあれは、ある特徴によって太極とすることもありますし、
大太極、中太極、小太極など他にもあります。

この複数の太極から見て、それぞれの流派や手法の吉を重ねるためには、
つまりある流派や手法でも、他の流派や手法で凶であることを避けるには、

ベッド1つ分だけ、横に移動する必要がありました。

この移動によって、この方の課題は改善されました。

吉方位では、最初ストレスを感じる人もいる


寝る位置の吉をとると、
想像以上に睡眠の質が上がることはよくあります

しかし、一定期間馴染まない人もたまにおられます。

これは風水の問題でなく、その人の無意識の問題です。

これは、急に豪華なホテルの高級のお部屋で寝ても、最初は戸惑って馴染まずに、、、みたいなことに少し似ています。

しかし、その場の良さにだんだん馴染んで、その高水準がだんだん当たり前になってきます。
(馴染まないケースも一部あります)

セルフイメージというやつですね。

最終的には、自分サイズのことが起きる、ということを風水の寝る位置から見出すことが出来るのですが、こういう時、人の運命について考えさせられます。


ては、また🫡


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