真珠の首飾りの悩み

冠婚葬祭、少し前は結婚式がほとんどだった。
しかし最近は葬儀が増えている。
結婚式は参列だいたい一回だけど、葬儀は何度か法事があるので多く感じる(宗派などによって異なるのかもしれない)。

葬儀でずっと引っかかっているのが、真珠のネックレス問題。

私は肩が凝りやすくアクセサリーが不得意なので、ずっしりした真珠のネックレスはどうも苦手でいままで持っていなかった。そして、葬儀で着飾る為に前もって用意するというのもなんだか気が引けていた。

でもやっぱり、参列者全員がやっていると、むむ…これは買うべきなのか…と思ってしまう。マナーについて調べてみたけれど、予想通り、やるべき説と、やらなくて良い説が発見された。出たよこういう暗黙のマナー。

まあでもこれから一生使いそうだから買うか、と見に行くと、本真珠はなかなかのお値段。しかしフェイクパールという年齢でもないし、また悩ましい。

そして、こういう謎に決められた服装問題を私は苦痛に感じるタイプだったと思い出した。

中学の制服が嫌過ぎて、制服のない(そして校則もほとんどない)高校を選んだ。
リクルートスーツは仕方なく着ていたけど、全員同じにしなければならない意味が本当に分からなかった。
そして現在も服装ゆるゆるの職場で働いている。

私自身おしゃれに敏感なわけではないし、バリバリに自意識を外見に発露させたいわけでもない。他人を嫌な気持ちにさせないよう、マナーは守りたい。
ただ窮屈なのが嫌なだけ。

だから、 #KuToo が叫ばれはじめたとき、ほんとに大賛成だった。

この前上司が「革靴が苦手で、足にタコができて毎日辛い。スニーカーで通勤したいが役職についている立場上難しい」とぼやいていて可哀想だった。
男性も声を上げたらいいけど、きっと女性とはまた別に難しい問題がありそうだ。

さて件の真珠のネックレス、可愛いものが発見されたのだが、価格が可愛くない…しばらく悩みは続きそうだ。

#ファッション #マナー #冠婚葬祭