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二句だけ、七七だけの言葉をストックしておこう

こんにちは、匡成です。
皆さん、ツィッターで #付句 #付け句 という言葉を聞いたことはありますか?

1. 未完成でも捨てない

誰かが冒頭二句、後ろの七七だけを思いついたまでは良いけど、後が続かない。上の句が出来ないときにこのハッシュタグを付けて投稿すると、それを見た違う人が上の句や下の句を付けてくれるのです。

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付け句の広場は、「うたの日」の姉妹コミュニティで、付け句の面白さを広めよう、というものです。もちろん、付け句を頼んだ人も付け句した人も、出来た短歌を自分の作品として発表してはいけないという暗黙のルールがあります。正式な短歌賞に出さないで下さい。

付け句が流行しているときの呼び名は、付け句祭りと呼ばれています。ここで言いたいのは、ワンフレーズ浮かんだけど短歌にならないからと言って、捨てしまうのはもったいない。ということです。

例えば、音楽は小節の連続から成り立っています、大体、4小節や8小節の繰り返しや変化を付けたものではないでしょうか。

「ロマンスの神様」がヒットした広瀬香美さんは、恩師の教えもあって、「できたメロディはたとえ4小節でも書いておく」ということでした。ロマンスの神様のサビも小学校4年のときに作ったメロディが採用されているようです。その言葉がいつ芽を出すかわかりませんから、まずはノートや思い出せる所に置いておきましょう。

2. 七七を磨く 

短歌における下の句は、上の句を受けて足されることが多いですよね。物語を完結させるために欠かせません。七七は、もう少し斜め上にあります。俳句のような余情をいかに出せるか、七七だけで充分に物語となる場面を切り取れるかの緊迫性、重要度が違います。七七だけでストーリーなのです。

こうして分解してみると、いろいろな組み合わせがあることに気付くでしょう。短歌は特に、2つの世界を繋げて詩情を演出することも多い。ですから七七を練習するのは、短歌が上達する良いステップだと思います。匡成でした。


#tanka  #jtanka   #短歌 #現代短歌 #七七






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