あなたがいる新しい日常

あなたの優しさに　
触れるたびに涙が出る

あなたの些細な言動で
不安になったり
嬉しくなったり

今まで私はモノクロな世界で
生きてきた
自分の気持ちを押し殺して
笑顔を見せながら
他人が望む人間を
演じて生きることしか出来なかった

でも、あなたと出会ったことで　
運命のドアが突然開いた
吸い込まれるように
新しい運命の道に一歩踏み入れると
まるで魔法をかけたみたいに
今まで見えていたものが
カラフルな世界へと変わっていった

今までとは違う
あなたがいる新しい日常は
ただ目を合わせて挨拶するだけで
私の知らない心の一部が
すごく喜んでいるのに気づいて
動揺したり

あなたが私を気遣ってくれる
嬉しい思いやりの言葉が
苦しい現実を忘れさせてくれたり

不安で眠れなかった夜に
ふかふかの毛布に包まれて
ホットココアをゆっくり飲んだ時みたいに
あなたがこの世界にいると思うだけで
温かい気持ちに包まれて
安心していられる

時にはあなたが眩しすぎて
手が届かないような気がして
胸がギューっと締め付けられる

でも悲しみに押しつぶされて
動けなくなりそうな時
あなたとの数々の思い出のシーンを
思い浮かべるだけで
這いつくばってだけど
ほんの少ししか進めないけど
動こうと思えるようになる

いつの日か2人で手を繋いで
お互いの弱さを強さに変えられる日が
訪れますように