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ピーキング@レース2週間前

皆さんこんにちは!
日本選手権まで秒読みとなりました古山大です。

はい。日本選手権前ということで、もうほとんど練習しかしない生活をさせてもらっています。
寝てるか、ご飯食べてるか、練習してるか、気付けば一日のイベントがこの3つのみになっていました…。
選手としてはとてもとても有難い状況。しかし、ネタが出てこない…(泣)

まあ、泣き言はこの程度にして、実際レース前のこの時期は一番練習内容に気を使う時期でして…。

レース前の調整は、頼れるものが殆ど無いかなり孤独な戦いなんです!(泣)

信じられるものは自分のみ!とまでは言いませんが、それに近いものはあります。

と、何で急にこんな事いいだしたかって、今週のスケジュールを一度書き出してみたら、明らかに強度や量が当初想定していたものよりも高くなっていて、思わず笑ってしまったからでした。
緊張してんなぁ、俺~。笑笑

1週間前を切ってしまえば、後は調整のみでレースに向けて疲労抜きと準備がメインの練習となります。
ですが2週間前となると話は変わってきまして…。
ガッツリ調整に割いて練習量を落としすぎてしまうと、レース前に体調のピークが来てしまいます。
で、逆に練習を詰めすぎると今度はレースまでに抜けきらないほど疲労が溜まってしまいます。

「じゃあ、早めにピークまで持ってって後はそれをキープすればいいじゃん」
と思われる方も多いかもしれません。
ですが、人間の体って面白いもんで、一度極限まで調子が高まると、後は落ちていくことしかできなくなってしまうんですよね…。
体調っていうのは常に上下していて、昨日良かったものが今日は悪くなってるなんて当たり前の世界です。
みなさんも感覚的に何となく分かるんじゃないでしょうか?
その一瞬の最高点をぴったりレースに合わせるのがピーキングというもので、ある意味勝負強さの一種かもしれません。

しかも、面倒くさいのがただ練習をストップすれば上がるものでも無いということ、更には気候、気圧、気温、心理状態、季節、日照時間、睡眠時間、食事内容、ストレス、年齢、、、etc。
と、何がポイントとなって好転するか悪くなるかが殆どわからないんです。
しかも人それぞれ、その時々でまた違うっていう…。

と、何がきっかけで調子が上向きになるかは、個人で違い、しかもそれは殆どの場合経験によってしか得られない情報であるということ、しかも!前回こうだったからと言って、今回もそうだとは限らないということ!!!(泣)
あ゛ああ゛ーーーーーーー!!!
と頭を抱える選手が多いとかなんとか。笑

ほんとにこれは難しいです。
難しく考えていろんなデータを取って、そこに持っていくのも正解かもしれないし、完全に自分の感覚に委ねて日々を過ごすのもありかもしれないし。
ただ、自分のことですが人に見てもらったほうが良い選手もいるかもしれないし。
ピーキングについては、私は詳しい研究や実験を見たことはないのですが、多分未だに「正解」にたどり着いていない課題の一つだと思います。

ただ、一つだけ確実言えることがあります。
緊張で落ち着かないからといって練習するのは良くないということです。
自分自身含め過去にこれで失敗した選手は文字通り星の数ほどいると思います。
しかも、日本人は特にこの傾向が強いとかなんとか…。
はい。今日練習スケジュール書き出したタイミングの私が正にそうでした。
今までこれで何回失敗したと思ってるんだか…。
まあ、自分で気づけて修正できるようになっただけでも進歩だと思って、気を張りすぎず練習していこうと思います。

というわけでここまで!
それでは!


トライアスロンーーー!!!🏊‍♂️🚴‍♂️🏃‍♂️🥇