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上に積む、下に伸ばす

皆さんこんにちは!
酷暑の夏場に活動できていなかった蚊が我が家にも出没し始め、臨戦態勢な古山大です!
俺の血はやらん!!!笑

というわけで、日本選手権についてリリースされて最初の週末。
別に練習である以上、いつも気合い入れて望むべきなんですが、やはり目標となるレースが明確にあると気持ちの入り具合はどうしても変わってきますね。
チームメイト達といつも以上にガッツリ追い込みました。

で、今年私がトレーニング方針として一つ掲げているものが「有酸素トレーニングメインのスケジュール」です。
私が考えているトレーニングの形はこんなイメージ。

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真ん中のレースペースがだいたい「キツイけど続けられる強度」で、
その下の有酸素は「楽で続けられる強度」、
一番上の全力は「キツくて(1分以上)続けられない強度」です。
この3つの要素が絡み合ってトレーニング効果は得られると思っています。

で、そんな中でも今年は一番下の「有酸素」を重点的に強化していこうと言うことにしていました。
と、言うのも。
この三角形は上に積み上げるイメージで、頂点が高い位置にあればあるほど「実力が高い」という評価になります。
赤の全力の部分は鍛えれば鍛えるほど(面積を増やせば)頂点を上に押し上げやすい要素です。真ん中のレースペースもそう。
ですが、下の有酸素は面積を増やすと、横に広くなっていくイメージです。つまり、実力は伸びない。

ここで、「だったら上2つだけ鍛えればいいじゃん」と思ったのが去年の私です。
実際間違いじゃないのでやってみた結果、ある仮説に辿り着きました。

先ず一つは「種目(競技時間)によって最適な三角形の形は違うのではないか。」
もう一つが「持久種目(40秒以上の競技時間がある)の場合この三角形は正三角形以上(底辺が最も長い)べきなのではないか。」
最後が「トライアスロン(ショート)は限りなく正三角形に近い方が良いのではないか」ということです。


実際去年は、ほとんど怪我しないはずの私が何度か肉離れを経験しましたし、疲労がたまりすぎて目的の練習強度まで上げられない日がかなりありました。
なんというか、高さだけを求めた三角形だと足元が疎かになるというか、文字通り「折れやすい」くらい細くなっちゃうんだと思うんです。

話は変わりますが、私はツールドフランスを始めとするサイクルロードレースを観るのが好きです。選手たちは毎日100km以上のレースを連日走ります。
自転車が衝撃の少ないスポーツであることもそうなのですが、私は彼らの持つ圧倒的な有酸素能力にあの毎日レースが出来るタフさの秘密があるのではないかと考えました。

で、昨今不要論が出るほどの有酸素(持久的)トレーニングですが、実はそれが重要なのではないかと。
有酸素能力(持久力?)は、身に着きにくく衰えにくいです。
つまり、有酸素トレーニングが不要な人というのは過去に圧倒的なベースが出来上がっているか、先天的にそういう能力がある人なのでは?と考え、じゃあそのどちらもない私は、今からやるしかないなと言うことになりました。

もちろん!私は、生理学や遺伝子、トレーニング論などの専門家ではないので、あくまで自分の感覚・経験とトップ選手を観察して得た仮設から立てた方法なので、まあ、正解ではないと思いますが。でも、当たらずも遠からずなのではないか、とも考えています。

というわけである程度続けてきたこの方針もレースに向けて次のフェーズに映る時が来た、という話です。
なんというか、もうちょっとちゃんと書けばわかりやすいんでしょうけど、わかりにくいっすね。
まあ、その、「正三角形のまま頂点の高さを出したい」って考え方のもとやってます。って話です。

はい。日本選手権まで1ヶ月とちょっと。
がんばります!!

それでは!

トライアスロンーーー!!!🏊‍♂️🚴‍♂️🏃‍♂️🥇