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トルストイ『人生論』

序盤はクールな分析が光りつつ、
もがきながら「愛」を説く、ウェットな後半。
トルストイの格闘の痕跡がみてとれます。

人間とはなにか?について、
トルストイは明確に3段階にわけています

(1)物体:重力にしたがう
 →寝っ転がってるのがしあわせ
(2)動物:本能にしたがう
 →食欲と性欲を満たせばOK
(3)人間:利他精神をもつ
 →「愛」によって、周りを幸福にするのが至高

これを見ると「人間らしさ」のためにはある程度の
余裕が必要だなあ、と。
疲れ切っていると、「物体」になってしまうので...。
春眠不覚暁、と言い訳もできない季節になりましたね。

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